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コロナ感染の記録、感染経路判明から自宅療養7日目まで

コロナ禍になり、病気らしい病気もせず元気に過ごしていた私。
東北の小さな町に住んでおり、感染者も少なめだったのでどこか他人事のように思っていた。

反ワクではないが、私は訳あって未接種を選択。
ちなみに同居家族の娘(中学生)も未接種、次男(成人)は2回接種済。
関東に住む長男も未接種。
家族全員で感染したので、接種者と未接種者の症状の違いもお伝えしたい。

この記事を書き始めたのが自宅療養7日目。
体調もだいぶ回復し時間を持て余しているので、この時間を活用してnoteに残していくことに決めた。
布団の中で、手帳やスマホにメモしてきた事をつらつらとまとめていく。

あくまでも私と家族のコロナ奮闘記で、同じ家族でも症状の出方などは異なるので参考程度にして欲しい。
長くなり読みづらさがあるかもしれないが、必要な誰かに届くといいなと思う。

なお、ちゃんと元気になってから見直して編集する予定ではある。

感染1日目、感染経路はすぐに分かった

お盆に関東から長男が帰省した。
帰省前には必ずPCR検査を受け、陰性を確認してから来てもらっていたので、安心して過ごし数日後自宅へ帰っていった。
内2日は次男が旅行へ出かけたので留守だったが、長男とは初日と最終日に接触があった。

長男が自宅へ戻った翌日、私はくしゃみと鼻水が止まらなくなる。
加えて少しの倦怠感と喉のイガイガ。
私はアレルギー性の鼻炎があるので、たまに鼻水が止まらないことはある。
エアコン付けっぱなしなので喉も違和感が出ることがある。
長男が来ていたので疲れが出たのだろう。
体のことはあまり気にせず、夜遅くまでたまった仕事をこなしていた。

長男から
「少し頭痛がする」
「頭痛薬飲んでも治らない」
とLINEでメッセージが届く。

長男は頭痛持ちで常に薬は持ち歩いている。
いつもの薬が効かないらしい。

この時点ではまだコロナとは全く思っていない。
他の家族も元気だったからだ。

翌日になり、また長男から
「コロナ持って帰ったかもしれない。多分新幹線だ」
とcocoaのスクショが添付されたメッセージが届いた。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) から届いた通知

他の画像で接触日時の記載もあったが、帰省した日の新幹線に乗っている時間だった。
新幹線の中でもらってしまっていたとは…
感染予防のため、車内では飲食はしていないそう。
申し訳なさそうにしていたが、誰のせいでもない。

感染経路が分かっただけで私は良かったと思う。
分からなければモヤモヤしていたかもしれない。

感染2日目、娘にも症状が現れる

前日の鼻水はピタリと止まる。
アレルギーは2~3日症状が残ることがあるので、急に止まって驚く。
喉のイガイガとだるさは続いており、ひたすらのど飴をなめ続けた。
加えて軽めの頭痛と咳が出始める。

娘も軽い咳が出始め、喉が痛いと言い始める。
どう痛いか聞くと、やはり「痛いというよりイガイガ」だと。
夜になり高熱と関節痛が出る。
脚が痛すぎて辛いと泣く…熱より辛いと。
これはもうコロナだと確信。
明日は病院へ連れていこうと決めた。

次男は元気そうだが、お腹の調子がいまひとつのよう。
お腹が緩く、胃もたれするらしい。
市販の胃腸薬を飲んでいた。

長男は頭痛のみ(LINEで確認)
PCR検査を申し込んだらしい。

感染3日目、娘を小児科へ連れていく

この日はお盆明け初日。
病院は激混みするだろう。

14歳の娘はまだ小児科を受診するよう言われていたので、かかりつけ医をネット予約。
コロナ疑いの場合は事前に電話を入れるよう記載されていたので、これまでの経緯を伝えた。

私が住む地域では子供の場合小児科で検査してくれる。
かかりつけ医では、疑いのある患者を同じ時間に集めてまとめて検査すると知った。
先生と看護師さんが「完全防備」で診てくれるので、その準備のためだと思う。

時間を指定され車でいざ小児科へ。
駐車場に着いたら自宅から持参した体温計で熱をはかる。
病院とのやり取りは車から降りず全て電話。
疑いのある患者がみんな揃ったら先生と看護師さんが完全防備で現れた。
「この光景、テレビで見たことある」
と心の中で思った。

まずはすぐに結果が判明する「抗原検査」を受ける。
綿棒のオバケで鼻の中をグリグリされるやつ…
娘は苦しくて逃げそうになるが、目に涙をいっぱい浮かべて耐えていた。

簡易検査を受けた数名のうち、娘だけ陽性だったらしくPCR検査を受けることになった。
唾液を容器に採るのだが、娘の唾液が出ない出ない。
熱もある中、かなり時間をかけて少しずつ集めていた。

その間、先生が私もPCRを受けさせてくれるというのでお願いした。
実は朝に電話を入れた際、私も症状があるから診てもらえないかとは伝えていたが、一度断られていたのでちょっと驚く。
高熱の娘を置いて病院へ行くわけにもいかないので、とても有難かった。

しかもお薬まで一緒に処方してくれた。
というのも、この小児科には私の古いカルテ(8年前)が残っていたので診てくれることになったのだ。
カルテが無かったら診てもらえなかったかもしれない。

何もかもが順調でラッキーだなと思った。

薬局にはデータを送ってくれていて、私たちは外で受け取るだけだった。
指定の場所に置いてある薬を取って車へ戻り、電話で説明を聞いた。

小児科と薬局の会計は子供無料(うちの市は無料)
私の分は治ってからの支払いということを伝えられた。

すべて終わるまで2時間。
とっても疲れてしまった…

その夜、とうとう私も39度近い熱が出る。
熱だけではない。
これでもか!というぐらい次々といろんな症状が現れて、もう死ぬんじゃないかと思った。

新たに出た症状をメモしておく。
・腰痛(筋肉痛のような痛み)
・熱がこもっているように体が熱い。
・指がピリピリして物をつかめなくなる。
・食欲全くない。
・動悸がひどい。

インフルエンザに近い熱と痛み。
処方された「カロナール」が全く効いてない。
熱よりも体の痛みで一睡もできず、もだえ苦しみながら一晩過ごした。

娘も熱と関節痛がひどいが、全く看病できず。
この時点でまだ元気だった次男が、ちょくちょく見に来てくれて助かった。

息子もいつ発症してもおかしくないので、元気なうちに必要な買い物をお願いした。

感染4日目、コロナになんて負けるか!

熱は37度後半。
熱が体にこもっていて外に出てこない感覚。
私は熱が出ても寝汗を全くかかなかった。

喉はまだ少しイガイガしている。
腰が苦しすぎて寝返りも辛い…

少しだけ食欲が出て食べたかった「いなり寿司」を買ってきてもらう。
娘も食べたいというので一緒に食べた。
美味しかったー!

普段は甘い物が好きだが、コロナになって甘い物は一切いらないと思うようになった。
全く食べたいと思わない。
好きなプリンもたくさん買ってきてもらい冷蔵庫に入れてあったが、食べたいと思わないのだ。

それよりも味が濃くてハッキリしているものが食べたい。
この時は「いなり寿司」だった(東北なので味が濃い)

夜になり淡が出るようになる。
咳はほとんど出ない。

娘は夜になると熱が上がる。
不安そうなので一緒に「コロナなんかに負けないぞ!」と気合いを入れた。

長男はずっと下痢しているそう。
その他の症状なし(LINEで確認)

感染5日目、トイレで意識が飛んだ

熱が37度前半になったので、山は越えたと思っていた。
だが、熱っぽく倦怠感が強い。
横になっていないと目まいがする。
お腹がすごく空いているが、食べたいと思わないのだ。

朝、洗面所で自分の顔を見て病人みたいな顔で驚いてしまった。
まぁ病人なんだけど(笑)
顔が「土気色」で両目が赤い、とても健康体には見えない。
髪もボサボサで一気に10歳ぐらい老けた感じがした。

この2日間、お風呂に入っていない。
今日は大好きなお風呂に入ってさっぱりしたいと思った。

薬を飲むために何か口にしないとと思ったので、お昼ご飯にカロリーメイトを食べてみた。
食欲がわかないけれど、無理やり食べる。

食べるとお腹がゴロゴロするようになる。
気持ち悪さはないが、ずっとゴロゴロしているので眠れない。

しばらくすると急な腹痛でトイレへ駆け込んだ。
下痢になってしまった。
お腹が痛くてなかなかトイレから出られない…
そんなに暑い日ではなかったが、顔も体も汗でぐっしょりになる。
そのうち、急に目まいがして気づいたらトイレの床に座っていた。
少しの間、意識が飛んでいたのだ。

また下痢になるのが怖くて食べられなくなってしまった。
夜はゼリー飲料のみで済ます。
私たち家族はこのゼリー飲料に大変助けられた。
食欲がなくてもあっさりして飲みやすく、鉄分やビタミンDも含まれている子供用のゼリー飲料。
どうしても食べられないとき、1日に2回ずつ飲んでいた。

娘の熱は36度台まで下がったので一安心。
解熱したら今度は咳き込みがひどくなり心配になる。

長男は下痢が続いているのをLINEで確認。

とうとう次男も喉のイガイガと倦怠感が現れてきたようだ…。
県から無料でいただいた検査キットでは「陰性」(はぁ?)
でも同日病院で検査したら夕方には「陽性」との連絡がきた。

無料の検査キット、こんなものを配って大丈夫?
完全に症状出てるのに陰性なんて。
感染者なのに「陰性か」と思って外出していたらと思うと怖い。

これでもう買い物へ出られる人がいなくなった。

感染6日目、急に体が軽くなる

朝目覚めると、なんだか世界が変わったような感覚があった。
体がとても軽く気分が良い。
熱をはかってみると、やっと熱が平熱近くまで下がっていて、
「勝った!」と自然に声が出た。

だが、完全勝利とは言えない。
昨日までイガイガだった喉が、痛いに変わっていた。
何か食べたり飲んだりするとお腹がゴロゴロし、水下痢になった。

おでこに何か痛い発疹ができている。
「もしや帯状疱疹ではないだろうね??」
ネットで調べまくるが、いまひとつ確信を得られない。
そういえば、高熱の時に皮膚がピリピリしていた。
不安でたまらない…

まだいろいろと不安は残るが、私より娘だ。
咳がひどいので電話で先生に相談し、吸入する薬を出してもらえることに。
(娘は小さい頃よく咳が止まらなくなり使ったことがあった)
追加で以前処方してもらった私と娘の薬をあと一週間分追加していただき、車で薬局へ受け取りに行った(受け取り方法は前回同様)

動けるようになったので久しぶりに掃除をしたり洗濯物を干したりした。
(洗濯は今まで息子が干してくれていた)

動きすぎたせいか、夜に微熱が出てしまう。
不思議だが、朝すごく痛かった喉の痛みがきれいに消えていた。

長男は相変わらずの下痢、そして頭痛の再発とLINEで確認。
数日前に受けたPCRの結果「陽性」だったとの連絡がきた。

次男は熱が出て寝込んでいる(38度ぐらい)
唯一接種している人なので軽く済むといいのだが。
熱があっても食欲はあるようで、それだけが救い。

感染7日目、とうとう噂のあの症状が!

昨日の軽快さはどこへ?
朝から倦怠感あり、微熱。
痰と鼻水が少し出る。

起きた時から甘い桃のような匂いがかすかにしている。
これが「嗅覚異常」なのか?

緑茶が大好きで、抹茶入りの濃い緑茶を飲んでいたが、お茶がとても薄く感じる。
しかも「甘い」
砂糖でも入れたのかと思うほど甘いのだ。
これが「味覚異常」なのか?

でも味はするので久しぶりに料理をしてみることにした。
冷蔵庫の中に卵が1パックある。
このままでは捨てることになるので、簡単な卵料理を作ろう。
味が濃い「たまご丼」の具を作る。

微妙な味付けがわからなくなっているので、レシピを探してレシピに忠実に作る。
それならたぶん美味しくできるはず?

ちょっとしょっぱかったけれど、口が甘い私には逆に良かった。
娘も同じような症状が出ていたので、美味しかったよう。

喉が急にイガイガしてくることがあり、昨日までなめていたのど飴を口に運んだが、すぐに出してしまった。
甘すぎるのだ。
信じられないぐらい甘い。
もう食べることができなくなった…

歯磨き粉も甘い。
こどもの歯磨き粉か!というぐらい甘い。

食べると胃もたれするようになったし、もう何なの?コロナくん。
早く出ていってくれない?

コロナ前まで毎日ずっと飲んでいた「エビオス錠」をまた飲み始めた。
胃もたれにはこれ。
私にはすごく効く。
薬じゃないので気軽に飲めるし、ビタミンやミネラルなどの栄養も含まれているので、栄養不足な今の私にはぴったり。
飲んで1時間後には胃もたれがおさまっていた。
ありがとう、エビオス錠。

胃腸・栄養補給薬「エビオス錠」

長男は下痢がおさまり、咳が出てきたそう(LINEで確認)

次男は喉の痛みと咳、頭痛、関節痛がひどく、インフルエンザに酷似。
熱は私たちほど上がらないので、注射の効果があるのか?
6時間おきに鎮痛剤を飲まないと無理なぐらい、痛みと戦っている。
検査のみで薬を出してもらえなかったため、市販薬と私がもらった薬で対処。

娘はすっかり平熱になったが食欲があまりない。
私と同じように異臭と味覚の症状があるので、食べたくないそうだ。
うん、その気持ち分かる。
それでも何か食べられそうなものを考えて、頑張って食べていた。

ここまでのまとめ

接種の有無に関係なく家族間では感染を避けるのがとても難しい。
ここまでの症状を見ると接種した人の方が症状が強く出ていた。
年齢や性別、体力や免疫力でも異なるだろうし、結局人によるのだと思う。

あとは重症化しないか、後遺症が残らないかだ。

私は自分の免疫力を信じている。
昭和の人間だもの。
今の時代のように消毒や除菌の中で生きてきたわけではない。
野山を駆け回り、畑や田んぼで遊んだ幼少期。
和食中心の食生活。
体はとても強いはず。

明日はごはんを美味しく食べられるといいなぁ…
続きはまた後日。





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