制作者とドラマの関係

新年度がスタートし立ち上げの業務が積みあがるこの時期、なかなかビッグバンセオリーを見て、ネタを調べ上げて記事にまとめる時間がとれません。

その合間に、ちょっとした箸休め的な記事を投稿しておこうと思います。

ビッグバンセオリーの制作者=コメディの帝王

うちで最も多く取り上げているのは言うまでもなくビッグバンセオリーです。この企画はチャック・ロリー、製作総指揮はチャック・ロリー/ビル・プラディとなっています

チャック・ロリーは「King of Sitcom」とも呼ばれていて、他にも「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ(原題:Two and a Half Men)」、ビッグバンセオリーのスピンオフで、幼少期のシェルドンを描いた「ヤング・シェルドン(Young Sheldon)」も彼の手になる作品です。

チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズも12シーズンまで続きましたが、この制作の過程でチャックはチャーリー・シーンと仲が悪くなったともいわれていたので、ビッグバンセオリーでチャーリー・シーンが登場したことが話題になってました。

ダーマ&グレッグもチャック・ロリーの作品

「シットコムのキング」と呼ばれるほどですから、他にどんなものが?とリストを眺めてみますと、あの超絶有名作品、ダーマ&グレッグにも彼の名前がクレジットされてます。

ドラマ自体は最高なのに、なぜか主人公の一人、ジェナ・エルフマンが裁判しててシーズン3以降のDVD/ブルーレイが発売されないのは、なんとかしてほしいところ。日本語でのタイトルは「ふたりは最高!ダーマ&グレッグ」だったのですが、タイトル負けしない本当に最高な二人でした。

振り返ってみると、このダーマ&グレッグの舞台が大学になり、弁護士が物理学者になったような感じなので、こういうドラマが得意なんだと思いますね。チャック・ロリー。

エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYの制作者情報が少ない

最近、ビッグバンセオリーと並んでローテーションがかかっている「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」はロバート・ドハティという方がクレジットされているのですが、この方の情報が本当に少ない。

Wikipediaも特にページが作成されていないのは、英語版でも同じ。

最初、「メンタリスト」や「キャッスル」と同じかと思っていたのですが、どうもどちらも違います。

メンタリストはブルーノ・ヘラー。

最初に「エレメンタリー」と「メンタリスト」が似ていると思ったのは、男性が警察のコンサルタントとして登場。女性はそのサポートのような役割で、最初は合わないのに徐々に2人の間が縮まっていく描き方や、いかにもアメリカンドラマの45分で起承転結をきっちりつける描き方とかは、アメリカ版水戸黄門のような判で押したパターンを描いているように感じたからです。

他に、『ROME[ローマ]』、『GOTHAM/ゴッサム』などを作っているそうですね。

前者はあまり趣向があわなかったのですが、DCが趣味な私としては後者がまだシーズン1しか見れていないのは、恥ずべき。なんとかタイミングを見つけよう。

キャッスルはアンドリュー・W・マーロウ

A.W.マーロウはロバート・ドハーティーよりは作品リストなどが見つかりましたが、日本でも有名なのはキャッスルぐらいでしょうか。

マーベルのケヴィン・ファイギ、ルーカスのデイヴ・フィローニ

ツイッターでも度々つぶやいていますが、私が好きなDCをぶっちぎってヒーロー映画界を席巻するマーベルを率いるケヴィン・ファイギ。

アヴェンジャーズ/エンドゲームに連なる、ヒーロー個別の単品作品からアベンジャーズで取りまとめつつ、エンドゲームまで作り上げる手腕は、他の誰にもまねができない。

また、その力量を他の作品に横展開せずにマーベルに集中するのも、すごいことです。

マーベルもルーカスフィルムも今やディズニーの傘下にあるのですから、ケヴィン・ファイギがルーカスフィルムに関心を持てば、あまりハードルは高くないはず。

しかし、そんなことにはわき目もくれずにマーベルに集中するあたりはプロだなと思います。

私がいうのもおこがましいですが。

一方、そのルーカスフィルムでジョージ・ルーカスの後継者であり、クローン・ウォーズを大成功させた立役者デイヴ・フィローニも、ケヴィン・ファイギと同じく、素晴らしい制作者。

ケヴィン・ファイギがマーベルコミックの世界について百科事典並みの知識を誇ることで有名だったように、マンダロリアンの撮影に関してデイヴ・フィローニが果たした役割は同じように大きかったことがディズニープラスのドキュメンタリー動画でも語られていました。

ディズニーが打ち切ったクローンウォーズの製作を、「スターウォーズ 反乱者たち」でネタを小出しにしながら、視聴者からの「Save the Clone Wars」につなげて、「The Clone Wars Saved」にもっていったのは、単に絵がうまいプロのレベルを超えて、素晴らしい制作者としての才能にあふれた人物であることに異論はありません。

伝説の少年 アン

デイヴ・フィローニはニコロデオンにいたとき、「伝説の少年 アン」の監督を務めていて、その作品がジョージ・ルーカスの目にとまって抜擢されたそうですが、この「伝説の少年 アン」とその続編「コーラの伝説」も名作。

ちなみに、こちらの作品の制作者はマイケル・ダンテ・ディマーティノ、ブライアン・コニーツコの二人です。

今日は簡単な記事となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

不明な点やコメントなどいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。



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