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股関節の筋の繋がり

外旋六筋のうち、四つは腱が融合して一つの腱になります。ちょうどローテーターカフが腱を共有してるのと似た様な感じですね。その四つの筋は上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、外閉鎖筋です。この四つの筋は若干の動作の差はありますが、メインの役割は股関節の外旋です。四つの腱が一つになるということは、四つの筋のうちのどれかが固くなると、四つの筋の全てに影響が波及する事が考えられます。

 
閉鎖筋は閉鎖孔に付着していて骨盤内の組織とも関わりがある事から、泌尿器系や骨盤痛、柔軟性、腰痛にも関わりのある筋だと思っています。外旋六筋をわけて考えるよりも、一つの纏まったユニット(組織)として捉えるのも面白いかもしれませんね。写真は四つの筋が共有している、停止部の腱を切っているところです。

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