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「フードシューティング」【ゲームアツマールプレイ日誌-gm25950】

ゲームアツマールに投稿されているゲームをプレイし、その感想等を記していきます。
今回プレイしたのは、一般人様のフードシューティングです。

食べ物をシューティングゲームの弾として発射し、モンスターを満腹にしていくオープンワールド風のシューティングゲームです。
特にストーリーのような物はありません。敵を満腹にすると手に入る素材を使って新しい装備を作り、更なる強敵に挑む、という事を繰り返して強くなっていきます。
特にこの順番で回らないと駄目だとか、このボスを倒さないと先に進めないといった事も無いので自由に冒険しましょう。

粗削りな部分も多いですが、ゲームとしてしっかり楽しめる作りになっています。良い所も改善したら良くなりそうな所もじっくり書いていきたいと思います。
まず設定が良いですね!「敵を攻撃して倒す」という表現を使わずに戦闘のあるゲームが作れています。これが出来るとゲームの幅は大きく広がります。

【プレイ時間】
装備を揃えながらじっくり遊んでいくと結構なプレイ時間になります。私は13時間半程遊びました。個人でこれだけの時間遊べるものが作れれば立派なものです。

【操作方法】
操作方法はしっかり読んでから遊びましょう。
・Cキー 向き固定状態のオンオフ切り替え
・1~6キー スロットに登録したアイテムの使用
ゲーム内では説明されない為、この辺りは説明文を読んでいないと戸惑ってしまいます。Cキーを無意識に押してしまってキャラの向きが変わらずに、バグかと勘違いしてしまいました。
ゲーム内でもこの辺りのチュートリアルがあると直良いですね。

【戦闘について】
戦闘のバランスはかなり大味と言えるでしょう。
まず序盤が非常にキツいです。最初の村にいる鳥は無害で一方的に倒せるのですが、その次に戦うカモやらリスやらが普通に強く、ゴリゴリにHPを削られてしまいます。相手も弾を打ち出して攻撃してくるので、移動パターンや射程を良く見て攻撃を避けながら立ち回る事が重要になります。Cキーの向き固定も上手く使いこなしていきたい所です。

また、雑魚敵であってもHPのかなり高い敵も多く、装備が整うまでは撃ち続けて敵が倒れるまで待つ時間が結構長いです。大量の敵を一層する!といった無双タイプのゲームでは無く、1体1体に向き合って戦うタイプのシューティングゲームです。

ボスの行動パターンもワンパターンです。この手のゲームであれば雑魚敵はそれで良いのですが、ラスボスまで1~2パターン程しか行動パターンが無いので物足りなさは感じました。序盤は倒すのが非常にキツイ半面、終盤装備が整ってくると作業感が出てきてしまいます。

【装備について】
前述したように、満腹にした敵の素材を使って新しい装備を作る事ができます。これはかなりぶっ飛んだものが多くてかなり面白かったです。
例えば、正面にしか打ち出せない弾が3方向になる靴があります。これと同じ素材から作った服や帽子を合わせて装備すると4方向、5方向と弾を同時に打ち出せる方向が増えていきます。強化されていっている感覚が凄くあって、序盤の激アツポイントでした。
最後までこの装備で良いじゃん!となるかと思いきや、ゲームを進めていくと打ち出す方向を増やすより攻撃力が上がる装備の方が良いな、毒にならない装備の方が良いな、と色々な素材で作った装備を組み合わせて戦っていく事になります。この要素は非常に楽しいです。

特にヤバいと感じたのは、経験値が増える装備。獲得経験値が1.5倍になる服と2倍になる装飾品を合わせると獲得経験値は3倍に。フル装備にすると13.5倍にまで跳ね上がります。ぶっ壊れだろ!と思ったのですが、ちゃんとレベルは爆速で上がりつつも、HPが少しずつ増えていく程度なので破綻しない良い調整になっているのに驚きました。
こうしたヤバい装備に出会えるのが魅力的です。

【回復アイテム・お金】
被弾するダメージが大きいので、よほど上手い人以外は回復アイテムをまとまった数持っておく事が必要になってきます。
最初の村の近くに大きな畑があるので、序盤はそこで植物のタネを買って植えて育てる事で回復アイテムを蓄えていく事になります。これを面白い要素と捉えるか、面倒な要素と捉えるかは人それぞれですが、回復アイテムはたくさん必要な為、面倒に感じる人の方が多いような気はします。

しかしこれがグッと楽になる手段があります。転売(現実ではやっちゃダメだぞ)です。「アイテムを売る時に2倍の価格で売れる」といったヤバい効果の装飾品があるので、これを付けてアイテムを売ります。何を売るかというと、加工したものです。装備でも回復アイテムでも、何故か鍛冶屋で全ての加工が行えるのでぶどう等を使って上位の回復アイテムを作ります。加工したアイテムは素材のままより高く売れるので、装飾品の効果と合わせると、店で買う→鍛冶屋で加工する→売るを繰り返すだけで無限にお金が貯まっていきます。個人的におススメなのは終盤の村でワインを作りまくって売る事です。材料を買えるお店と鍛冶屋との距離が近く、絶好の転売スポットになっています。
回復アイテムを全種類99個揃える事も容易いです。これを良いとするかどうかは人それぞれですが、装備品の所でも挙げたようにこうしたぶっ壊れを楽しむゲームだと思うので、個人的には大アリです。

【タイムアタック】
私はこのゲームを数日かけて遊んだのですが、途中でタイムアタックという要素が追加されました。マップに配置された6体の敵を倒すまでのタイムを競います。装備品やアイテム等は本編で作成・入手したものが使えます。ここでスコアが出てランキングも競えるので、ストーリーの無い本編をやり込む目的として良い要素だなと思いました。私は97,241ptで2位だったので、やり込んだ方は是非これを超えて欲しいです。(1位になりたかった...!)

【問題点等】
作りが荒けずりな為、こうして欲しいという改善点はいくつか出てきます。
まずは話しかける度に主人公がご飯を発射する事です。話しかけるボタンと弾を発射するボタンが同じである為、村で人に話しかける度にご飯を飛ばしまくります。弾数に制限がある訳でも無いので見た目上の問題だけですが、中々シュールです。

また、フィールドマップの敵の数が偏っています。
ダンジョンや村だけで無くフィールドマップにも敵がいるのですが、序盤と終盤はそれなりの数の敵が配置されているのに、その間は敵が1匹もいない広大なマップが広がっています。恐らく画面切り替えが無い為、処理が重くなる等の問題があったのだと思われます。フィールドマップをいくつかに分割するか、プレイヤーの遠くにいる敵は出現しないようにする等の工夫が必要そうです。

マップが広大なので、町の行き来にはかなり時間がかかります。
初期状態から最初の村に戻るアイテムは持っているのですが、これだけだと限界があるので各町やダンジョン事に飛べるアイテムが欲しいです。

鍛冶屋で加工できるアイテムがたくさんあるのですが、素材を1つも持っていないと加工できる品も表示されないようになっています。これは非常に面白いのですが、1度表示させた装備も素材が無くなるとお店のラインナップから消えてしまうので、そこは不便さを感じました。

と、このように改善して欲しい場所も多いですが、粗削りなのが良い方向にも出ているのが本作です。ゲームとしては面白い楽しめるゲームになっているので是非遊んでみてください。



下記のコミュニティにてゲームを作る・遊ぶ配信をしています。

https://com.nicovideo.jp/community/co3480630

ゲームアツマール日誌では、この記事の他にもゲームアツマールに関する記事を投稿しています。

https://note.com/ring_doranekoam/m/ma72091947735


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