いきなり冒頭から結論から書きますが、詐欺師が狙いやすいとする格好の的は詐欺被害者です
それは「１度騙された人間は何度でも騙される」と詐欺師は考えているからです
さて今回はまさにその詐欺に遭遇したとある被害者に対して、「被害にあったお金を取り返してあげます」と持ち掛けた人物にフォーカスをあてた記事となります

ただ今回の記事を書いて少し思った事があります
上記の冒頭の説明を書いてて思いましたが、私も同じような事をやってますので自分の言動には十分注意し、慎重に対応しなければならないと改めて意識しました
（私はお金はとったりせず自ら接触を試みたりはしませんが、被害者の方と被害にあった件で踏み込んだ話をしているのも事実です）

■実際に詐欺にあった被害者

今回の登場人物の１人でもある、競馬関連で実際に詐欺に合った方です
事象と注意喚起の意味も含めてそちらの方のTwitterアカウントをお知らせします
こちらの「かみな」さんという方です

https://twitter.com/myuutom1012

これはご存じの方も多いと思います
以前にZ李さんが、この被害者の被害の訴え・拡散を引用リツイートで取り上げた事があります

詐欺の内容は以下です

・馬券を買えない関係者から馬券購入を頼まれている
・馬券購入金額を自分で出して代わりに購入してほしい
・当たれば購入金額を引いた利益の半分をあげる
・外れた場合は馬券購入金額を保証（返金保証）
・馬券購入は確実に購入する必要があるため、振り込んでほしい

所謂、返金保証の詐欺というか振り込め詐欺です
こちらの被害者の方は現金を振り込んでその後、相手からは音沙汰が無くなりました
詐欺を行った人間は「絆」というアカウント名でTwitterをやっており、今回の話の持ちかけもＤＭで行っております
そのアカウントは以下です

https://twitter.com/bakensi7010

なお、この件は現在既に警察に被害届が受理され、警察が捜査を行っていますので犯人逮捕は時間の問題だと思います

■詐欺被害者に近づく人物

この事件後、かみなさんに本当に様々な人が近づいてきます
競馬のプロ、競輪のプロ、競艇のプロ、投資のプロ、経営のオンラインサロンの勧誘、そして「今回騙されたお金を取り返してあげます」と言った類を持ち掛けてくる人間です
この殆どの人間が「こんな詐欺被害にあった人間なら更に騙せそう」と考えているのでしょう
かみなさんは以下のようなＤＭを受ける事になります（ご提供頂いたＤＭのスクショを修正なしにそのまま掲載します）

このやりとりの後、かみなさんから「どう思いますか？」と上記のＤＭのスクショを頂きました
その時のやりとりが以下です

更に、その翌日の金曜日と更に翌日の土曜日にもＤＭが送られてきます
その内容のスクショも公開しておきます
何をもって「沖縄に心当たりがある」と言っているのか不明ですが、よほど会話に自信があるのでしょうか、電話で話せないか打診してきます

詐欺とは断定しませんが、このような会話を持ち掛けてきた「トラブル解決」という名前のTwitterアカウントも公開します
以下のアカウントです

https://twitter.com/nMitVPTsY7l78Nq

あまりにも「しつこい」「被害者に提案を持ち掛けてお金の話をする」「情報が曖昧」等、詐欺師の可能性が非常に高いと私は考えます
そもそも被害額なんて聞かなくても、かみなさんのツイートを見ればその内容は固定ツイートしているのですぐ解かる事であり、あまりにも確認不足が過ぎます

また、私が過去にこの絆というアカウントのIPアドレスを入手した際に、そのホスト名から活動拠点が「滋賀県」である可能性が高い事は解っており、それも上述のツイートにリプライしていますので、それを置いて沖縄と言いだすのも完全に確認不足であり、とても調査能力があるとは思えません

詐欺被害者は狙われている

一旦総括です
このように詐欺被害者は、詐欺師たちから非常に狙われやすいです
詐欺師は一度騙された人間を「騙しやすい人間」と認識しているからです
私は詐欺被害にあった人が興信所に依頼した結果、その興信所の人間に金をむしり取られた人たちを何人も見てきました
詐欺自体が悪質ですが、これらは言ってみればセカンドレイプであり非常に悪質な行為です

この記事が詐欺等の被害に合われた方の目にとまり、２次被害の防止にほんの少しでも役に立つ事が出来ればと願う事にて、今回の記事の一旦の総括とさせていただきます

おまけ編（詐欺師を騙してみた）

ここからは完全におまけですので総括はありません
正確には「詐欺師疑惑の人間を騙してみた」となりますので、私も人を騙している点では褒められたものではありませんが、正直申し上げて少し今回の件で腹立たしいのと不信感が拭えませんでしたので、このトラブル解決さんを騙してみる事にしました

何をしたかと言いますと「競馬の返金保証詐欺にあった」と架空の詐欺事件の被害者を装い、Twitterアカウントを新規で作成した上で、このトラブル解決さんにコンタクトをとってみました
それでは、少し解説を踏まえながらその一部始終を公開いたします
（ＤＭの内容は本当に一部始終であり、意図的な改変、編集、会話の一部分を伏せるような事はしておりません）

別のアカウントを作成してＤＭでコンタクトをとってみました

夜中ですが応答がありました
まずは返金保証で被害にあい、その被害額は180万円という設定にしてみます
競馬系のTwitterユーザに紹介してもらった人に騙された形にします

簡単に「行けます」とならないよう住まいは山形にしました
ＤＭの送信時間にご注目ください
私が仕事している平日の間にも立て続けに質問をしてきます
「もう離さない」という気持ちをビンビンに感じます
これはもうフィッシュオンと言っていいでしょう

当然ながら詐欺師を紹介したTwitteアカウントを教えてくれと言います
誰か関係のない人のアカウントを言うわけにも行きませんので、自分のカウアントを伝えます
要するに私（漢の浪漫馬券）が詐欺師を紹介したという設定です
また１点だけこの場でお詫び申し上げます
相手は電話で話したがるのでそれを断る口実として、手話でしか話せないという事にしています
決して障碍をお持ちの方を冒涜、軽視、した訳ではございませんが、その身体的特徴を口実に使っている事は事実ですので深くお詫び申し上げます

ここに注目です
「どのように被害にあったお金を用意したか」を聞いてきます
これは相手の資産状況を確認する為の、興信所詐欺師たちが良く使う手口です
私はあえてお金を持ってると思わせるよう「貯金」と回答しました
こちらが山形県に在住と言っているのに合わせるかのように、相手は近め近隣の都心部でもある仙台に居ると言って何とか会おうと熱心です

この人はきっと会って話して相手を安心させる事に自信があるのでしょう
執拗に会おうとしてきます
ここで私は相手の反応を伺うべく「他の興信所にも相談をしている」と伝えてみる事にしました

次々に質問が来ます
まず支払った口座先は完全にデタラメを教えました
口座番号が使われてない事は確認済みです
口座名義は何となく「吉田」にしました
メールアドレスにも吉田風のスパイスを加えてみます
もちろんメールアドレスもデタラメです

金銭的な話になりました
（これは私から相談を持ち掛けているので当然です）
着手金は18万円、成功報酬型、全く手がかりが無かった場合は実費以外は返金だそうです
そしてお金の回収までやってくれるそうです

考えるとして返事は明日にすることにしました
「顔の解らない人に振り込みはしないように」とアドバイスを頂きました
そして回答期限を迫ってきます
ここで解説ですが「詐欺で騙される人は回答を迫られる」と「No」と言い辛い性格の方が多いです
そして詐欺師は期限を切る精神的に圧迫感を与え「自分のせいで待たせてしまっている」という罪悪感を植え付けるのです

そして考えた結果「事前に相談してた興信所にお願いする事にした」として依頼を断ってみます
ここまではシナリオ通りです、さて相手はどう出るのでしょうか

どうやら「関東圏」に居る事は解っているようです
凄い調査能力ですが、興信所は真逆の事を言っていると伝えてみる事にしました

今度は興信所が怪しいと言ってきます
この段階まで「会った事はない」「メールやＤＭだけ」という条件で言うと、このトラブル解決さんも同じだと思うんですが、とにかく興信所が怪しいとの事だそうです

「関東圏」から「チームで存在しており、メインは関東圏」に広がりました
「人は関西人か関東人かはわかりません」と言って、しれっと居住地の話を出身地の話にすり替えてますね
そして私こと漢の浪漫馬券と、私が紹介したという設定の詐欺師は「同一人物」であると断言しています
ある意味大正解なのですが、ちなみに私の漢の浪漫馬券のアカウントに、こちらの方や他の方から何かこれらに関連するようなコンタクトは一切ありませんでした

段々と釣り臭さが増してきますが興信所が名前を突き止めたとして
「香田正樹」を彷彿とさせる伏字を使ってみました
流石にバレるかもしれないと思いましたが、気付いてないのか知らないのか特にツッコミは入りませんでした

今度は、漢の浪漫馬券＆詐欺師＆興信所の人間はグルだと言ってきます
そして何より「名前が違う」そうです
香● ●樹ではないと断言していますね、素晴らしい調査能力です
興信所の名前は隠しきれなかったので有名どころのガルエージェンシーの名前を使わせて頂きました

なんと炎上は時間の問題なんだそうです
そして香● ●樹はTwitterアカウントの取得に使った携帯電話の名義との事
もう何が何やら解りません
せめて私のツイートやYouTubeをよく調べれば吉田や、香● ●樹等の名前を出した時点で気付くと思うのですけどね…。
とにかく「依頼をこっちに決めろ」と訴えてきている事だけは解りました

私のTwitterのツイートの頻度が落ちたら飛ぶ兆候だそうです
すごく解りやすい兆候ですが気にしない事にします
とにかく「興信所はお金の回収はしない」「自分は回収をする」をアピールしてきます

この人は回収する自信があるようですが、「自分なら回収できる」と自信を持って言ってる人は信用してはいけません
相手が何者かも解ってない段階では、その自信自体に根拠がないからです
とにかくやりとりをして感じましたが「必死」だという事だけはかなり伝わりました

振込先を聞いたところ、本当に実在する振込先を書いてきました
そもそも「顔の解らない人に振り込みはしないように」とアドバイスを頂いたはずですが自分の場合は対象外という事でしょうか
契約や同意書を交わす前に銀行口座を提示する等、ネットリテラシーに少々疑問が残りますが、もう十分なのでここでネタバレをして最終通告をしたいと思います

沖縄に行った証拠だそうです
こんなものを写真に収めてる人って何が目的なんでしょうか
搭乗券だとバレるので「どこどこに行った」という証明の為にこのようなものを写真に撮ってずっと保存してるのでしょう

念のため、かみなさんとは接触しないようお願いしておきます
仮にこの人が詐欺師であってもそうでなかったとしても、かみなさんには何のプラスにならないからです

Twitter社にスパム扱いされてる証拠ですね
別のアカウントを使えば良いだけの話だと思いますが、そもそもこのストレートと言うよりも、物事の順序を一足飛びどころか二足飛びで話かけてます
同一人物と断定していたとしても、完全に確認のプロセスをすっ飛ばしてますね
これで「わああ、ごめんなさい示談に応じます」って人が存在するのかはどうかは私には解りません
では以降はもう蛇足ですので最後まで垂れ流します

以上です
この方が詐欺師なのかどうなのかは断定できません
皆様のご想像、ご判断に委ねます
しかしこちらの方のやり方等は詐欺被害者の方には決してプラスに作用するとは思えません
仮に詐欺師でなかったとしても、このような方も含め詐欺被害者には色々な人が近寄ってくるものだとお考えください

おまけが長くなりましたが、これで本当に今回の記事は終了です