アイキャッチ4

これから写真をはじめたい人のためのカメラの教科書【ISO編】

私がカメラ初心者のかたたちに、カメラを教えるようになって4年が過ぎました。年間250名ほどのかたたちが、一眼レフカメラ・ミラーレスカメラを持って講座を受講してくれています。

みなさんカメラを購入したときは、

『背景をボカした写真を撮れるようになりたい』
『子どもの成長を綺麗に残したい』

と、カメラに希望を抱いて購入されるかたがほとんどなのですが、いざカメラを購入してみると、使い方がイマイチわからずあまり使わなくなってしまったというかたもとても多いです。

『AUTOモードでも、写真は綺麗に撮れているのかもしれないけれど"自分が撮った"というより"カメラが撮った"写真になってしまっている気がして、なんだか勿体無いなと思うんです。』

ある受講生のかたは、カメラ講座に来た理由をそう話してくれました。

AUTOモードだと、シャッターボタンを押すだけでちょうど良い明るさをカメラが設定してくれて写真が撮れますが、私の講座ではM(マニュアル)モードという自分で全ての設定をするモードの使いかたをレクチャーしています。

それはなぜかというと

【カメラ自身は、今から何を撮るのか知らないから】


撮りたいものによって気を付けるポイントや、やってみたいことは様々です。

・子どもを撮りたい→動きが早いからブレないような設定にしたい
・カフェでおしゃれな写真を撮りたい→背景をボカしてみよう

でもAUTOモードの場合、カメラ自身は今から何を撮るか知りません。
その結果、(AUTOモードで撮影した場合)子どもの写真がブレていたり、あまり背景がボカせなかったり、思ったようにならなかったということもよくあります。

だから、このnoteではMモードで撮影するために「何を」「どう使うのか」をまとめました。

前置きがすっかり長くなってしまいましたが、Mモードで撮影するために必要なことは以下3点。

◾︎ISO
◾︎シャッタースピード
◾︎F値(絞り)

この3つが「どういうものなのか」、そして「どうやって数値を決めればいいのか」わかるようになると、一眼レフカメラでもミラーレスカメラでも自分が思った通りの写真が撮れるようになります。
今回はこの3つのうちの「ISOは何なのか」、そして「ISOを設定するときにはどのようなことに気を付けたらいいのか」についてお話していきます。

ここから先は

1,985字 / 1画像
この記事のみ ¥ 500

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!! お気持ちのかわりに下のツイートボタンから感想をシェアしていただけると嬉しいです♡