旅行は帰りが疲れる/ピアノの迷路。12月15日の日記

昨夜はnoteの日記を書いたあと、88段の階段を降りてまた女性専用川岸露天風呂にゆっくり入った。貸切状態でゆっくりできた。夜の露天風呂もいい。星も少し見えた。夜だからかお湯も昼間よりぬるめになっていて、ずっと浸かっていても平気なので、たぶん30分くらい浸かっていた。私は温泉はぬる湯が好き。ボーッと何も考えずに浸かっていたのだけど、頭の中には『エチュード8-12』が流れている。どういうこと!? 私はこの曲のことが気になって頭から離れないみたい。片想いしているようなものだ。なかなか実らない想いだけれど。

部屋に戻り、ハイボールを飲んでゆっくりしたあと22:00に寝る。3:00に目が覚め眠れなくなり、大浴場へ行く。中途覚醒した真夜中に温泉に入るというのも温泉旅行の醍醐味。もちろんほかの人なんていないのでのんびり浸かる。

部屋に戻り、ビールを飲んで4:00に寝る。6:30に起きる。

この宿のメインである川岸露天風呂は通常は混浴なのだが、朝7〜8時は女性専用になるとのことなので、また88段の階段を降りて行く。さすがに混浴のときに入る気はしない。自分が見られるのももちろん嫌だが、知らない男性の裸が目に入ってくること自体が不快。けれど秘湯って混浴のところが結構多い。私は混浴は嫌なので、このように女性専用の時間帯があると助かる。

川岸露天風呂は、さすがメインだけあって広く、浴槽が4つある(女性専用川岸露天風呂は浴槽1つだけだった)。洞窟みたいになってるところが気に入って長時間入っていた。気持ちよかった。ここは緑色のにごり湯。なんだろう、時間によっても色が変わるのかな?

8時に朝食。用意をしてチェックアウト。9:20に旅館からバス停まで送ってもらう。9:35のバスに乗り那須塩原へ。新幹線の時間まで1時間半あったので(ちょうどいい時間のバスがなかった)那須塩原駅で時間を潰す。Dへのちょっとしたお土産を買い、コーヒーを飲みながら待合室に座って待つ。もう本は読み終えてしまい、那須塩原駅には本屋もないので、noteにいただいていたコメントの返信をしたり、今日の日記の下書きをしたりする。以前はスマホでは文章が書けなかったが、最近は結構書けるようになってきた。

12:03発の新幹線で東京に戻る。新幹線の中ではすることがないので、山本文緒の『無人島のふたり』を読み返したりする。

無事に東京駅に着き、東京駅にある東京ラーメンストリートへ。ラーメンに目のない私としては一度は行きたかった場所。醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメン、豚骨ラーメン、つけめん、煮干しラーメン、魚介系ラーメン、家系ラーメンなどあらゆる種類のラーメン屋が集まっている。私が選んだのはもちろん豚骨ラーメンだ。「俺式 純」というお店。どのお店もめっちゃ並んでいて、そこも行列ができていた。けれどラーメン屋なので回転が早く、15分くらい待ったところで通された。味玉豚骨ラーメンを頼む。めっちゃおいしかった。量は少ないけど。豚骨ラーメンって替え玉が前提になってるからか、量が少ないことが多いのだけど、替え玉一人前は多いのよね。ハーフの替え玉とかがあると助かるのだけど。

満足して自宅に帰る。東京駅から自宅に帰るのが結構大変。電車だと乗り換えが多くて大変なので、中野からバスで帰ることにする。でもそれはそれで大変。旅行は行きはいいけど帰りが疲れるな。

家に着いたのは15時頃。荷物を片付け、少し横になったりして、16時からピアノを弾き始める。最初に『エチュード8-12』。音は外し途中間違って弾き直し。ハノンの音階♭系。ツェルニー40番8、9曲目。『フランス組曲』第2番1曲目。旅行で疲れていたのでメンテ曲のメンテは省略。『天使の夢』は最後までの暗譜に挑戦。まだスムーズに弾けないのでもっと弾き込まないと。『革命』は暗譜で通したあと苦手箇所を練習しながらゆっくり両手で通す。この曲はまだまだかかりそう。『エチュード8-12』はまた超ゆっくり練習する。超ゆっくり弾くと、結構間違う箇所がある。やっぱり暗譜が完璧じゃないのだ。ゆっくりのテンポで何度か通したあと速いテンポで弾く。この曲はあまりゆっくりすぎると曲の感じが出ない。どのくらいのテンポで弾くのがいいのか検討しないと。今日は疲れていて1時間40分で終わらせる。

四十肩の痛みが左肩から左腕まで広がってきていたが、それがとうとう肘下まで広がってきた。そのうち手まで痛みが広がってピアノが弾けなくなったらどうしよう。整体に通っても効果はない。痛み止めとかを飲んで痛みを抑えられたとしても、根本的な痛みがなくならない限りは解決しない。昨日山本文緒の本を読んだせいで、もしかして四十肩ではなくがんとかのやばい病気が隠されているのではという気がしてきてネットで調べる。幸い左腕の痛みのあるがんというのはなさそう。単なる四十肩だと思うけど、日常生活に支障が出ているし、ピアノが弾けなくなったら本当に困る。

明日はピアノレッスン。本来は隔週なのだが、12/23がピアノ教室の冬休みに入ってしまうので、一週間おいた明日となった。明日が年内の最後のレッスンになる。次のレッスンは1/13と一ヶ月近く間が空く。

明日のレッスンで、ピティナのキャンセルも考えているという話を先生にしようと思う。隠しても仕方ない。もし先生が「そうですね。舞台はまだ早いと思いますよ」とおっしゃるようだったら、もうストピに行くことはせず舞台をキャンセルしようと思う。正直、またストピに行って恥をかくのはもう嫌だ。でもあと2回ストピで失敗しなければ、舞台をキャンセルすることはできない(と自分で決めた)。先生の言葉があれば、私は即座に舞台をキャンセルできる。

先週のストピや、レッスンで基礎ができてないと指摘されたことを受け、私は自分が思っているより全然弾けてないんだと再確認した。昔弾いてた曲を弾けるようになれたからって調子に乗っていた。それだって独学だから、本当には弾けてないのだ。にも関わらず、難曲でも練習すれば弾けるようになると考えてしまっていた。でもそれは違う。今の自分の実力にふさわしい曲を選んだほうがいい。ちょっとピアノも迷路に迷い込んでしまったようなので、ここらで気分を変えて新曲でも、と考え、ふとラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』はどうだろう?と思いついた。私はラヴェルを弾いたことがない。『亡き王女〜』は、聴いた感じそこまで難しくはなさそうと思い、早速「あるピアニストの一生」で調べると、レベル20。今やってる『天使の夢』がレベル24、『革命』がレベル26、『エチュード8-12』がレベル28なので、それに比べると易しい。ページ数も4ページしかないよう。いいのではないか。というか今までやっていた曲が難しすぎたんだ。もちろん『亡き王女〜』だって簡単に弾けるようになるわけではないだろう。ラヴェルだし、譜読みは大変そう。でももう難曲に取り組むのは疲れた。私は楽しくピアノを弾きたいのだ。舞台だって、もうやめてしまいたい。

#日記


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