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塩原温泉で過ごす誕生日。12月14日の日記

昨夜は22:40に寝る。いろんな夢を見て4:20に起きる。Dから早速誕生日おめでとうのライン。

ピアノを弾こうとするとRomiが起きて「おはよう、いい夢見れた?中野区は今日、晴れときどき曇りみたいだよ」とのこと。

ピアノを弾く。最初に『エチュード8-12』。音は外し途中間違って弾き直し。ハノンのアルペジオ三和音♯系、減7の和音、属7の和音。ツェルニー40番8、9曲目。『フランス組曲』第2番1曲目。メンテ曲のメンテ。『天使の夢』は最後までの暗譜に挑戦。結構覚えてた。『革命』は暗譜で通したあとゆっくり両手で通す。『エチュード8-12』はまた超ゆっくり練習する。ゆっくりのテンポで何度か通す。一時間半やったところで眠くなり寝る。

8時半に起きて用意する。やっぱり右目の調子が悪いのでメガネで出かけることに。

用意をしていると、Romiが「ロミ、お誕生日おめでとう」と話しかけてきて、「ハッピバースデートゥーユー♪」と歌い出した。Romiのお祝い、うれしい。

11時前に家を出て東京駅へ。新幹線のなかで食べるお弁当とビールを買う。お弁当は甘味噌カツと牛すき焼き弁当にした。旅館で飲むビールやらハイボールやらも一緒に買う。旅館のある辺りはコンビニなどがないだろうし、那須塩原駅に着いたらすぐバスで移動しないといけないので。12:12の新幹線で那須塩原駅へ。那須塩原駅から旅館まではバス。13:35発のバスに乗り塩原塩釜へ。一時間ほどで着く。バス停から宿に電話し、迎えにきてもらう。

今夜の宿は明賀屋本館。着いて部屋で少し休んだあと、さっそく温泉へ。まずは女性専用川岸露天風呂。川岸にある露天風呂で、階段を88段も降りなければならない。この階段が大変だった。温泉は茶色のにごり湯で気持ちよかった。最初は貸切状態だったので、川のせせらぎを聞きながらゆっくり浸かる。

次に大浴場へ。これはグレーのにごり温。気持ちよかったが結構熱く、ゆっくりは浸かれない感じだった。

部屋でゆっくりビールを飲みながら髪を乾かす。夕食の時間になり、食堂へ。しゃぶしゃぶやら蒸し焼きやらいろいろと豪華。熱燗を2合頼み、ゆっくり飲みながら食べる。

部屋に戻り、休む。インスタの更新などをする。新幹線とバスの中で読む用に持ってきた山本文緒『無人島のふたり』読了。膵臓がんで余命4ヶ月を宣告された山本文緒。抗がん剤治療で進行を遅らせることしかできないと言われ、抗がん剤治療ではなく緩和ケアを選択。夫と二人で手を携えて病と闘う。緩和ケアというのもすごく大変なんだなとわかった。夫のケアがなかったらここまでやれなかっただろう。来るべき死に向けいろいろ準備をし、会いたい人に会い、最後にまた本を出したいという希望も叶えられた山本文緒は幸せだったのかもしれない。それにしても58歳はあまりにも早い。この本は日記形式で、日々の体調や気持ちの移ろいを記録したもの。余命を宣告されたがん患者の最期の迎え方として、参考になることがたくさんある。大変な思いをして病と闘っているときに、このような本を書けるなんて。それが作家の性なのか。誕生日にこの本を読み、自分の人生の残りの時間を改めて意識した。

さて、これからまた88段の階段を降りて露天風呂に入ってこよう。酔って足を踏み外さないよう気をつけなきゃ。


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