発表会、出ないかも。5月3日の日記

昨夜は21:10に寝る。何度か目を覚まし、2時半に目が覚め眠れなくなり3:10に起きる。

コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンの音階♯系全調。ツェルニー40番15曲目。『フランス組曲』第2番3曲目。メンテ曲のメンテ。『ロンド・ア・カプリッチョ』は一度通して9~12ページを練習。『悪魔的暗示』は5ページまで。4〜5ページを練習。『ノクターン13番』は一回通して5〜6ページを練習。5〜6ページを録音してみる。音が汚い。メロディもちゃんと聴こえない。ちゃんと聴こえるように弾くにはどうしたらいいのか。2時間弾く。

ご飯を炊き、小松菜と厚揚げの味噌汁を作って食べる。食べ終わったあと眠くなり寝る。3時間も寝て10時に起き、後片付けをする。

副業の文字起こしをして原稿を進める。今回のはすごくまとめづらい。一応終わったが、明日もう一度見直す必要がある。

連休だというのにどこにも出かけておらずお金も使っていないのだからと、宅配ピザをとって赤ワインとともに食べる。『95』を一気に4話まで観たが、これめっちゃ面白い。1995年当時のカルチャーとか歌とかが刺さる。ヤスケンが現在から当時を回想するという演出がすごくいい。1995年といえば、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件といった大事件が起こって社会的にも注目の年だが、個人的には上京してきた年なので、忘れられない年だ。自分の人生において、上京というものが間違いなく一番のターニングポイントだった。1995年はその年だ。もうすぐ、上京から30年も経とうとしていることに気づき、驚く。そして1995年。ポケベル、ミニスカ、キャミワンピ。自分も間違いなくその時代の若者だった。高校時代にこんな体験ができていたら!現代の謎も出てきて、ますます面白い。これは録画しておいてよかった。

YouTubeで今やっている『悪魔的暗示』とか『ノクターン13番』の映像をいろいろ観る。私には『悪魔的暗示』はもちろん、『ノクターン13番』を発表会で弾くことも無理だと思った。発表会で弾くくらいのクオリティに仕上げることはできない。というか、そこまで仕上げるのがだるい。私はそこまで仕上げなくてもいい。先生に合格をもらえて、収録できるレベルでいい。もちろんそのレベルに達するのも大変だけど、発表会で弾くにはそれ以上のレベルが要求される。私には無理だ。

発表会に出るとなったら、また嫌な緊張感に包まれるのはわかりきっている。しかも私は、これまで人前で弾いて上手くいったことが一度もない。2月に発表会に出たときも、完璧主義ゆえ練習しすぎて指を痛めてしまったりしたが、そこまでしてもいい演奏ができたわけではなかった。わざわざ大変な思いをすることもない、と思う。私は人前で弾くタイプではないんだよ。人前で弾きたくなったら、またストピでも弾きに行けばいい。発表会でホールで人前で弾くのは、私にはハードルが高い。このような緊張を強いるのは、病気にとっても良くないだろう。

ピアノにおいては、自分が何をしたいのかを考えるのが一番重要だと思う。私はただ、弾きたい曲を弾けるようになりたい。そこに「人前で弾きたい」などという欲はない。発表会に出るのは勉強になる、とはよく言われる。確かにその通りだが、無理をする必要はないとも思う。人それぞれでやりたいことは違う。人前で弾きたい人もいれば、私のように一人で弾けるようになればそれでいいという人もいる。私は、一人で弾きたい曲を弾けるようになり、先生から合格がもらえ、収録できればそれで満足だ。独学でやっていた頃は、この「先生から合格をもらう」という工程がなかった。だからそれが加わっただけでも満足している。私のピアノを聴いてくれるのは先生。その先生がOKをくれたらそれでいい。

発表会は10月なので、今すぐに結論を出さなくてもいい。私は気分が変わりやすいから、出たい気持ちになるかもしれない。そうなったらそうなったでいい。でも今は、ちょっと様子を見ようという感じ。

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