高萩洋次郎。連続アベックの陰で。 vsガンバ大阪
永井、永井、仕上げのディエゴ。
マリノス戦に続き2トップ揃い踏み(アベック)で連勝。 しかもまたまた逆転勝利。
しかし、今回注目するのは2枚看板でも、覚醒したナサンホでもない。
縁の下の司令塔 高萩洋次郎。
その人である。
東京ゴールシーン
1-1
38分、左敵陣で小川からナサンホへ。対面の高尾に1度は止められかけたがもう1度縦に勝負。高尾を弾き飛ばして切り込み、速いクロス。ディフレクションを永井左足!同点!(東がオフサイドと言う声も)
2-1
40分、中盤で東がボール奪取。それを高萩テクニカルに左のナサンホへ。帰陣されるが持ち運んで右足クロス。キムヨングンの前入り込んで永井バックヘッド! いいっきに逆てえん!!(cv野村 明弘)
3-1
60分、ガンバ陣のスローインを奪って右の高萩。裏に流れた永井にシンプルにスルーパスが出るとマイナスへ。待っていたディエゴ左足!!
目立つ選手・目立たない選手
この試合だけでなく、トーキョーで大きく目立つのは2トップ・SH、あるいは林。
でも、
絶対に忘れてはいけない。
そう高萩。
チームの中央に構え、全方位に指示を出す。また自身もロングフィードやスルーパスで3列目からも2列目からも攻撃のタクトを振るう。
守備でも貢献度は計り知れない。ガンバのパスワークを水際で何度もスライディングカット。また、この試合でのこぼれ球回収数はチームトップの6。走行距離もチームトップの11.3km。ありがとう。
↓トラッキングデータ一部抜粋(Jリーグ公式より)
目立つプレー・目立たないプレー
しかし、今シーズンここまででの高萩への評価を見てみると
「パスミス多い」
「去年よりミス目立つ」
という声が意外とあった気がした。(サッカーダイジェストなども含め)
活躍が目立った今節はさすがにそういう声はなかったが、
なぜそう見えるか??
答えは1つ。
チャレンジするプレー数が多いからだ。
体力的に途中交代することも多いが、
それでもチームでトップ2~3のプレー数を記録するのがアベレージになっている。(ガンバ戦はフル出場で106プレー。小川に継いで2位。)
これは単純なプレー数だが試合を見ていても
おおっ?!となるようなパスや
通ればチャンスだった...みたいなパスを多く出しているのが高萩なのだ。
それはミスも出るだろう。
でもそのリスキーなパスが無ければチャンスは減るかもしれない。
ただでさえ戦力が減っている状況で、求められるのは最低限のリスクマネジメントと共に五分五分のチャレンジに何度も勝負していくことだと。
彼は示しているのではないだろうか。
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