鈴木正朝

新潟大学 大学院現代社会文化研究科・法学部 教授、 理化学研究所 革新知能統合研究センター(AIP)情報法制チームリーダー(PI)兼任、 一般財団法人情報法制研究所 理事長 兼任、 個人HP:https://rompal.org/

『ニッポンの個人情報』の「あとがき」

この「あとがき」を下記の書籍に書いたのが、2015年1月下旬のことである。

「あとがき」鈴木正朝・高木浩光・山本一郎『ニッポンの個人情報』353〜362頁(翔泳社, 2015年)ISBN:4798139769、Kindle版 ISBN:9784798139760

それから約7ヶ月後の2015年10月6日に、いわゆるシュレムス(Schrems)判決が下される。欧州委員会が米国と締結していた「セー

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堀部 政男 先生 著作一覧

作成 鈴木 正朝
初版2000/09/15・改訂版:2008/08/25

趣 旨

「この文献一覧は、堀部政男先生が、東京大学社会科学研究所に助手として採用された1962年から、一橋大学に着任され、中央大学を定年退官されるまでの著作をとりまとめたものです。
 堀部先生の著作を時系列的に一覧することで「情報法学」の歴史の一端を伺い知ることができるように思い、勝手ながら、ここに掲載しています。
 こ

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Alan Westin先生に頂いたサイン:謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
2019年は「自分の好きな原稿を書く年」と決めましたので、ブログ(情報法 note)を本格的にはじめていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

ということで新年の情報法の話題を何からはじめようかと思いましたが、とりあえず(私が)めでたいものにしようということで、ちょっと最近某所で話題にあがったウェスティン先生のサイン本の話でも書こうということでこ

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ベンダからみたコンピュータ西暦2000年問題と1999年当時の企業法務

1999年といえば、コンピュータ西暦2000年対応のゴールも見えはじめて、今度は2000年問題の未対応や対応漏れによる誤処理が原因となって発生した損害をどこまで開発ベンダが負うべきなのか、法的問題やY2K訴訟への関心がにわかに高まってきた時期でした。
 当時は、誤解を怖れずに言えば、契約書を交わすより先に開発がはじまるようなことは日常茶飯事で口頭の契約が先行したりします。しかも、契約書の内容はいか

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コンピュータ西暦2000年問題の概要

昨今、東京五輪を前にサマータイム導入の議論がわき上がり、その経済効果をうたう論考が一部メディアにも載ったりしたが、今日の情報ネットワーク社会においてはその拙速な導入は大きな混乱をもたらすだけではなく、現実問題として不可能ですらあるという大きな批判を浴びた。

 各種コンピュータ、TVやAV機器など家電等に組み込まれたチップや電波時計、地震計などの測定機器など時計機能をもつあらゆるものがこれに対応し

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