東京V ー新潟戦、インテルの複数システムを考えながらプレビュー?ー

素人のつまらない考えですが、楽しんでいただければ幸いです。

仙台戦の後は見苦しいところをお見せしまして申し訳ありませんでした。もう明日は新潟戦ですか、早いですね。

新潟は強いですね。守備が堅く、攻撃もバリエーションがある。

守備にはあまり、「今のところは」、隙が見られず、攻撃は前線にパスが入った後が速いですね。ポストに当ててから細かいパスを交換したり、両サイドの大外のスペースへロングフィード、浮き球を出して、それをウィングが拾ってから大外を崩してくる攻め方があるようです。

守備のシーズン通して11失点は今のところ徳島に次ぐ2位ですが、徳島の7点いうのもすごい数字だと思いますが、新潟の11失点いうのも立派だと思います。

新潟の守備が堅い理由として、主たる攻撃として後ろから縦へとつながるのが速い。①ロングフィードで両サイドのウィングに背後へ出るパスを通す、②ポストに当てる。②については、通常はワントップではあるが、イッペイ・シノズカなど身長のある選手が出てきた時には、2ポストになって中央のバイタルに潜り込んで、パス交換をしてくる、パターンがあると思います。あ、前に書きましたか。

CB、ボランチからのフィードや縦パスから一気にスイッチを入れてくるので、長いパスを出させない、出されて走られた後の対応、2つを用意しておいた方がいいかもしれません。

ではどのような対応をすればいいのでしょう。

ユベントス、ジェノバに負けたんですよね、参考にしようと思ったのですが、今回はちょっともう少し後まで分析を控える予定です。そして代わりにイタリアカップ?、コパ・イタリア?の対戦相手であるインテルをサンプルとして、攻撃、守備をみてみることにしました。インテルとウディネーゼがやった試合の前半を参考にしています。

ユベントス、インテルと当たるんですよね、今シーズンは対戦成績はどうなのでしょう?勝ったことあるのでしょうか?

インテルは複数のシステムを1つの試合中、場面、場面で使っているようです。攻撃でも、守備でも、局面によって整理されたディシプリンに則って動いてくる。組織的な守備、組織的な攻撃をおこなってくるので強いのでは?

そのディシプリンを一つずつ見ていくとともに、それらのいいとこは東京Vとしても、ユベントスとしても盗ませて、もとい「学ばせて」もらい、悪いところは…、まあ、自分ごときには見つけられないでしょう。

インテルのシステムは相手の動きによって変わります。まず守備から見ます。

守備では、5−1−1ー3のシステムを取り、前後に幅というか深さを取ります。前線の3枚のFWは相手のパス回しにプレッシャーをかけ、なるべく深い位置から攻撃をスタートさせることを狙います。

ん、余談です。新潟も前にある程度選手は置きますが、あまり激しいプレスがあるようではありませんでした。新潟は4−2−3−1です。前線の4枚は浮かんでパスを引っ掛けにきますが、それよりも、バイタルのディフェンスの連携がいい、DHが左右、前後のポジションがよく、奪ってから速くフィードが出てくる時は怖い攻めになっています。その辺はよく訓練されていました。

新潟のCB2枚は強いので、その前のDH二人と併せ、ボックスは強いな、と思って見ていました。サイドからの崩しで失点はしていますけど、中心線が安定していることが新潟の守備の強さかもしれません。

さてインテルに戻ると、FWが相手CBに圧力をかけて低い位置で抑えますが、相手がそこを抜けてくると中盤の守備システムへと変形する。ボールホルダーを3枚で囲むような形になり、特にサイドチェンジを入念に消す守備システムに変ります。ウディネーゼ戦では散々相手のサイドチェンジを引っ掛けて攻撃を消していました。

ユベントスとしては、コパ・イタリアではこのパスコースを消す守備を崩したいですね、パスを展開したい。一人ずらせば長いパスが通るかもしれませんが、最終ラインの5枚は連動しており、一人が出て他4枚は固まったりして、背後に強固な守備陣を作っていました。

そして前線のパス封じ、中盤のサイドチェンジ封じの次は、バイタルから外へ押し出してサイドへ押し込め、クロス攻撃に持っていかせます。ただインテルの守備は、5枚がガッチリ横を守っている上に、前をDH2枚が固める5−2−3になっているので、攻撃が遅くなると、攻略が難しくなります。だから相手はカウンターを狙う。だからFW3枚でまずCBを抑え、中盤では速い攻めを止めるのに3枚で囲み速攻を封じるわけです。

学ぶ点から言えば、相手の攻撃によりシステムの動き・規律を変えること。まずプレス、ついで中盤消し、そして守備固め、と3パターンにシステムが変化し、守り方を変える点は見習うべきだと思います。東京V、ユベントスとしては、そのままのインテルのシステムを使う必要はありませんが、3分割して、それぞれの位置での守備の方法を変えることは有効だと思います。これはコンテが埋め込んでいったものなのでしょうか、自分にはわかりません。

新潟戦について言えば、相手のCB、DHからロングフィードが出る時はフィードを消し、消せなければドリブルとパス交換に網をかけ、時間をかけさせて強い守備をセットする。時間帯によって守備システムを変えるだけでなく、相手の攻撃の位置によっても守備を変える、ということになります。

ふう、長くなりましたね。当たり前のことかな。が、次、攻撃について。

インテルの攻撃は3パターンあります。①FWへのロングフィード、ジェコやラウタロへの一発パスをまず狙います。通って周りに選手がいれば、連携で攻めにかかってきます。②サイドの攻め上がり、サイドに縦に2枚が並んで、それらがインサイドのDH、MFと連携して3角形で前に進んでくる。この場合、縦に速く前進してくることが多いです。そして前線まで一気に持ち運び、パス交換から3人が連携して、背後へ抜けたり、クロスを上げてくる。他に③サイドやCBから真ん中のエリアのDH、MFを経由して前進するパターン、中盤を抜けてくるパターンがあります。この場合は攻め上がったSBを含む4枚の前線をDHなどが使って3枚の3角形の連携で崩しにかかってくる。

相手がプレスで押し込んできたら①ロングフィード、中盤にブロック作られたら②サイドを攻め上がる、サイドへ出てクローズしてきたら交わして③中盤で組み立てる、になります。

ユーベとしてはどれを使ってくるかを読んで、局面に応じて守りを変えるしかないかもしれません。

東京Vとしては、新潟を攻めるのに、多彩な攻めを局面に応じて使う、という考えとして応用してはいかがでしょうか?新潟のDFラインをはめるプレス、中盤が揃っていなければ速攻、サイドが空いていればサイド持ち上がり、などなど。

東京Vはポゼッションに長けたチームで、かつ、狭い地域でもボールを回す力があります。明日は東京Vが相手を食いつかせて他のエリアへ展開できるか、パス回しで相手のDFを破壊できるか、東京Vのパスでの攻撃と、新潟の特にサイド守備の攻防が一つの鍵になるかもしれません。また逆から言えば、東京Vが守備でプレスをどこで使うか、相手をはめ込んで、速い攻めを出し、相手のDHの背後へ突き抜けられるかも鍵になると見ますが、皆さんはどう思われますか?

これらは全て、自分の、素人考えです。データをとって、論理的、ロジカルに書いたものではありません。長く書いてしまいました、付き合ってくださったのなら、ありがとうございます。

ユーベについては、攻撃と同じく、相手のインテルの攻撃を、局面に応じて変化して守る事が大事かもしれません、と思いますが、詳しい方はどう思われるんでしょうか…、3人の連携とドリブルで攻めてくる事が多いので、そこの対応は大事かもしれませんが。

またいつものように、東京Vと、ユベントス、それに今回は新潟とインテルの入り混じった話になってしまいました。つまらない素人考えに付き合ってくださったのならありがとうございました。何かの役に立ちますように。

ありがとうございます、感謝します。

気軽に行きます、がんばります。