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紙の編集者が地方でできること~いすみ通信始めます~

「そうなんですよね。あの機会をもっと広げられていないのがなんとも情けなくて」
高橋さんのそのひと言から、すべては始まりました。

千葉県いすみ市。
首都圏エリアからの移住希望者がもっとも多いといわれるいすみ市で、ビジネススクールが営まれています。
その名も「いすみラーニングセンター」。
僕はスクールを運営している創造系不動産の高橋寿太郎さんにお声がけいただき、その情報発信をお手伝いする(かも)ことに。

というよりも、より正確には自分からやらせてくれと売り込みをかけたと言ったほうが正確でしょう。
だって、あまりにもったいないと感じたから。
いすみラーニングセンターが、創造系不動産があの場所でチャレンジしていることを、どこにも発信せず、彼らだけの経験にとどめてしまうなんて。
メディアにかかわる人間として、放っては置けませんでした。

いすみラーニングセンターがどんな活動なのかというと、

東京駅から特急わかしおで70分、外房の人口3.7万人ののどかな町で繰り広げられる、田舎の町ごとキャンパスで学び放題。地方ビジネス開発×二拠点ワーク×空き家活用 を学ぶ、リアルプラットフォームです。

地方が抱えている問題は、それぞれの地域によって現れ方は異なるものの、根底に抱えている要因は似通っています。
ラーニングセンターでは、いすみ市をケーススタディとして、地方ビジネスを考える活動に取り組んでいます。
メンバーは30~50代の建築をはじめとするクリエイターの方々。
不動産のプロである創造系不動産が、いすみで(そして成功すれば全国を見据えて)持続可能なビジネスを展開していくうえでの足がかりとしてこのスクールを立ち上げました。

創造系不動産がなにやら面白そうなことを始めたぞ、というのは高橋さんのTwitter等で傍目で見ていたのですが、正直あまりに情報がなく、よくわかっていませんでした。
先日、高橋さんにお誘いいただいていすみ市を回るツアーに参加したところどハマり。
東京から近い田舎であることとか、自然豊かで食べ物がおいしいだとか、互換可能な地方の魅力とは違う、いすみにしかない魅力や可能性をとことん見せつけられました。

具体的にどんなかかわり方をしていくのか、それはまだわかりません。
僕自身はnoteを書いたり、webメディアで連載をもたせていただいたりはしているものの、本職は紙媒体の編集職ですから、ラーニングセンターの抱えている課題にどこまで適任であるかはなんとも言えないところです。
また東京で生活しているため、自分で取材・執筆をやり切るほどコミットもできません。
ラーニングセンターのメンバーでもない僕が外部からあれこれ口を出すのも、歓迎されることばかりではないと思います。
検討の結果、僕がかかわる必然性がないと感じれば、遠くから応援するだけになるかもしれません。

それでもいすみ市のために、また僕自身のチャレンジとして、どんなかたちで貢献できるか模索していきたいと思います。
このマガジンではその過程を綴っていきたいと思っています。
手始めに6月下旬に、ラーニングセンターの会議に参加させていただく予定です。
主要メンバーへのインタビューもこちらで配信する予定ですので、ぜひお楽しみに。

まさか趣味として書き始めたnoteがご縁となり、このような展開につながるとは思ってもいませんでした。
noteというサービスと、高橋さんへの感謝を込めて。


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