事業拡大のためのメンバーを募集します。(フルバージョン)

はじめまして。R.project代表の丹埜(たんの)です。

R.projectは現在14期目の会社ですが、ここ最近事業が広がりはじめています。既存事業が伸びてきているだけでなく、とても面白い新規事業も立ち上がっています。それも、夢が膨らむような協業先と。

事業の拡大に伴い、会社の様々なポジションで人材を採用したいと思っています。地方採用から都内採用、未経験者から経営陣まで、僕たちの挑戦に一緒になってくれる人たちを募集します。

その際に、僕たちがどんな想いを持った会社なのか、どんな事業機会に可能性を感じているのか、今後どのような方向に進んでいくのか、こういう大事なことを知ってもらいたく、このNoteを書いています。

少し長くなりますが、ただの人材不足を埋めるための募集ではないから、そして皆さんにとってもただお金を稼ぐための職場であってほしくないから、だからこそ一部始終をまとめました。

自己紹介

僕はオーストラリア人の父と日本人の母に生まれた、いわゆるハーフです。41歳です。

生まれは東京、育ちについても人生の38/41は日本です。

幼いころから様々な環境で教育を受けたことが、教育事業に対する興味のルーツです。

父が自然が好きで、毎週末のように房総の家か山梨の山でキャンプに行っていたことが、地方での事業全般(特にキャンプ事業)につながっています。

↑僕は右から2番目。父は登山でもなぜかスーツを着ることも。。山に対する敬意なのでしょうか(謎)。

スポーツばかりの大学時代と社会人時代が、合宿事業をやろうと思ったきっかけでした。

そして、父がいつも「日本は自分たちのポテンシャルを発揮できていない」というたぐいのことを言っていたのが、僕たちの会社の基本理念のルーツなのかもしれません。

慶応大学を卒業し、ドイツ証券に入り、上司と共にリーマンブラザーズ証券に移り、29歳でR.projectを設立しました。

なぜ起業したのか?

大学時代はスカッシュ三昧で、就職活動においても、「スカッシュが続けられそう」という理由で証券会社のトレーダーを選びました。そんなこともあり、もともと証券会社という業種に強いこだわりがあったわけではありませんでした。それでも、株の売買は飽きない仕事で、実力主義の職場環境も自分には合っていました。

↑新人時代。外資系なのに、ちょっと前まで証券取引所にいたコテコテの日本人社員のチームに配属されました。(右から2番目、同期の山本君は「うんこドリル」社長。笑)

今思うと、証券会社というのは特殊な職場でした。会社が「投資」という行動で成り立っており、かつ周りに投資好きな人種ばかりいる環境なので、僕自身も知らず知らず、世の中において必要以上に過小評価されている物へ興味を持つようになっていました。

2005年ころ、外国人社員の数名が当時ほぼ閉鎖状態だった北海道ニセコのゲレンデ近辺の土地を買い始めていました。スキーやスノーボードが好きだった彼らから見て、世界有数の雪質を誇りながらも二束三文で土地が買えるニセコは、絶好の投資対象でした。安く土地を買い、建物を建てて貸したり、部分的に売ったり、中には自ら持つ広大な土地にホテルを誘致するようなツワモノもいました。閉鎖されたペンションがバーに生まれ変わったり、ブランド力のあるホテルが進出することで、彼らが初期に買った土地の価値はさらに高まっていきました。そして同時に、活気がよみがえったニセコに、一度は故郷を離れた若者たちがまた戻ってきました。

その光景を間近で見ていて、「なんて面白い取り組みなんだろう」と感じました。人と違う視点を持ち、目の前の現状ではなく本来のポテンシャルに賭け、その地域の価値を上げていくことに当事者として携わった彼らは、経済的利益と社会的価値を見事に両立させていました。

もともと不動産に興味があった僕は、地方の遊休不動産を活用しながら、経済性と社会性の両立する事業ができないかと考えるようになりました。

地方の遊休不動産

最近では地方地域の遊休不動産は色々な形で注目されるようになってきました。廃校や役場庁舎、都市公園などの大きなものから、個人の空き家や古民家などの小さいものまで、様々な種類の不動産が地方で余り始めています。

それらに共通する要因は地方から都市への人口流出です。僕自身も会社を立ち上げてから数年間は人口8000人くらいの千葉県鋸南町周辺に住みましたが、素晴らしい自然や食、温かい人柄の人々がいる一方で、学校教育、医療、就職先などの選択肢はとても少ないです。
地元愛はありながらも、都市部に移る町民の気持ちもわかります。
ひとたびその流れが起きると、ますます学校が減り、商圏としての魅力が薄れて企業が減り、財政が苦しくなることで公共サービスが減り、そのサイクルが加速してしまっています。

この過程で遊休不動産も増えていくわけですが、その中でも公共不動産については、人口減少以外に、「そもそも建設時にオーバースペックだった」という特徴がついてくることが多いです。
バブルで国全体が過剰投資の雰囲気になっていたこととか、
不況時に建設業を通して地方経済を活性化しようとしたこととか、
派手な政策で選挙を有利に進めようとした地域のリーダーがいたこととか、理由は様々ですが、民間の不動産にはない特殊な事情が存在することが多く、現状の地元人口からするとオーバースペックの建物が散在しています。

これらの建物は、皮肉なことにもランニングコストもオーバースペックになることが多く、ただでさえ人口減少で縮んでいる地方財政に追い打ちをかけています。
このような不動産を地元の自治体から比較的良い条件で借り受け、地元商圏ではなく都市部や海外の商圏をターゲットにできないか。それができれば、良い条件で良い不動産を活用できる経済的メリットと、地元自治体の支出を減らしながら地域への訪問人口増による経済効果が生まれ、経済的にも社会的にも魅力のある事業が行えると考えました。

合宿事業とは

その際、どんな事業で遊休不動産を活用するのか。これが肝心です。

自分自身がスポーツをずっとやってきたので、まず思いついたのが合宿事業でした。子供のころは林間学校やら修学旅行など、中学高校では部活も加わり、大学ではスカッシュ部で1泊の新入生歓迎旅行から4泊の夏合宿まで、年中合宿に行ってました。合宿に行くとき、「合宿係」以外は目的地などにはほとんど関心はなく、ただみんなで泊まりながらスポーツを行うこと(学生の場合は飲み会をすること)などを楽しみにしていました。泊まる宿のスペックにもそこまでこだわっていなかった。

合宿であれば、必ずしもブランド力がある地方地域や素敵なリゾートホテルではなくても、合宿の目的となるスポーツ施設や文化活動施設、自然体験などのフィールドがあれば人を呼べる。過疎地であっても、都心から近くて
自然に恵まれた場所であれば、オーバースペック気味の公共不動産を活用する手段として合宿事業はぴったりなんじゃないかと考えました。

まだサラリーマンだった当時、毎週末のように関東近郊を物件探しにドライブしていました。神奈川や山梨にも魅力的な地域や物件はありましたが、子供のころの父親の教えが残っていたのか(笑)、やはり千葉県が魅力的に映りました。東京や横浜から海を渡ればすぐにいけて、海と山の魅力がどちらもありながら、半島であるがゆえに開発があまりされていない房総エリア。その中でも内房地域は2007年当時に高速道路の整備も進み、アクアラインも値下がり直前で、ポテンシャルが高い地域だと感じていました。

物件探しをしていたある週末に、ふと中学生(千代田区麹町中学校)の時に内房地域に臨海学校で訪れたことを思い出し、今でもあの建物はあるのかなと思い訪れたのが、R.projectの第1号施設であるサンセットブリーズで、現在の本社です。

↓ 中学時代に訪れた時


2006年9月に再訪し、すぐに千代田区に掛け合い入札に持ち込む交渉をして、同年11月にR.projectを創業しました。翌年2007年3月に無事落札し、すぐに工事を始め、2007年11月17日にサンセットブリーズ保田という施設として再オープンを果たしました。

その時に考えた社名、R.projectのRには、房総地域をもう一回活性化する、臨海学校の建物を再生する、日本を再発見する、というような大きな目標以外にも、自分が子供のころに訪れた懐かしい場所を拠点に、もう一回自分のルーツを探りに行くんだという当時の想いが込められています。

初期メンバー

サンセットブリーズをオープンしてからは、自分を筆頭に、素人集団による、手探りしながらの運営が始まりました。何一つ参考にするような事例やマニュアルなどを用意せず、「自分たちらしい合宿所づくり」に奮闘しました。

いわゆるスタートアップにおいて、創業メンバーが会社の成否を決めるともいわれます。資金、ノウハウ、人材、そのすべてが欠けている創業段階で、会社を作っていくコアメンバーがいるかどうかはその後の会社の成長のカギだと思います。R.projectの場合はここに一つの反省がありました。会社は今の奥さんと2名で創業し、いわゆる経営陣を集める前に、そのままの体制で施設のスタッフを採用しました。皆一生懸命にやってくれて、施設のスタッフとしては素晴らしいメンバーだったと思いますが、「一緒にR.projectをつくっていく」というスタンスで集まったメンバーではありませんでした。当時の僕は経営者としてまだあまりにも未熟で、せっかく集まってくれたメンバーもその後数年で、少しずつそれぞれの道を歩んでいきました。幸いにも、その後も縁には恵まれ、会社が成長するにつれ経営に近い立場のメンバーが増えてきました。順番が逆になってしまいましたが、もう一度創業をするつもりで、一緒に経営をするメンバーを集めています。

↑創業当時のメンバーと(サンセットブリーズオープン直前)


サンセットブリーズから展開

素人集団で始まった運営で、オープンから2年ほどは赤字が続いていました。きわどい経営状況に持ちこたえながらも、集客は徐々に伸び、2009年に本格化したリーマンショック不況も大きな影響を受けることなく黒字を回復することができました。ようやく軌道に乗り、そろそろ次の展開を考え始めた矢先におきたのが東日本大震災でした。鋸南町の地域や施設に直接的な被害はなかったですが、全国的に旅行を自粛する動きがあったうえ、その後も放射能汚染の風評被害により、観光は完全に海岸地域から山梨や長野などの内陸部に移りました。合宿は参加者の総意が大事なので、観光業の中でも特に震災の影響を受けました。1年先までカレンダーが真っ白になってしまい、事業をたたむことさえ考えました。
メンバーで話し合い、「大学生なら比較的早期に風評が弱まるんじゃないか」と考え、学生に絞った営業作戦が功を奏し、翌年には宿泊者数が過去最高までに戻りました。

「リーマンショックも震災も乗り越えられたんだから、いよいよ第2号施設を作ろう」

創業から8年、目標にしていた新規展開を検討し始めました。

2012年、2013年にそれぞれサンセットブリーズの近くで増築したのち、2014年にアカデミーハウス(旧東京農工大の保養所)、フォレストビレッジ(旧千葉市ユースホステル)、アルビンスポーツパーク(旧神田女学園の保養所)と一気に3施設オープンしました。

同じころ、前から興味があったバックパッカー施設を都内にオープンする機会を探していて、2014年暮れに馬喰町の問屋のビルが空きそうとの情報を東京R不動産というサイトの運営者からもらいました。

これから展開していく地方地域に外国人観光客を呼び込むハブ施設にしたいという思いもあり、この旧問屋ビルを改装し、2015年10月IRORIというホステルをオープンしました。この事業部名を考える際、必ずしもホステル運営に限った展開を考えていなかったため、「予算を抑えた賢い旅」という意味を持つバジェットトラベル事業という名前をつけました。

2014年から2018年にかけてコンスタントに施設を増やし、合宿事業では8施設、バジェットトラベル事業では4施設と、事業を拡大していきました。



R.projectの事業について

R.projectは4つの事業領域で構成されています。

合宿事業:

合宿事業は創業から行っている事業で、今でも会社の売上の大半を占めています。立ち上げの経緯でも書いたように、都心から2時間程度の地方の遊休施設を活用しています。顧客は主に都市部の小学生から大学生で、スポーツ目的が中心です。それ以外の客層としては、社会人や家族ずれも含まれますし、スポーツ以外でも研修や文化活動なども一定割合存在します。

小学校の修学旅行から企業の研修まで、合宿は誰しもが経験することで、正確な統計はないのですが、僕の試算では3000-4000億円くらいの市場があると思っています。

需要に対して供給はどうか。

合宿は家族経営の宿が多く、複数施設を展開している企業は少ない業界です。合宿所オーナーの多くは高齢化していて後継者が不在であるため、傾向としては施設が徐々に減っています。

比較的大きな需要がある中で、供給は減っていて、合宿所として活用できる立派な遊休施設が増えている。ここに合宿の事業としての可能性を感じています。

これからの展開 「合宿所からEdutainment施設に」

今までは、業界の需給に面白さを感じ、合宿の「受け入れ」に注力してきました。サッカー合宿、ゼミ旅行、企業研修など、すでに顧客が企画している合宿を、宿としてお受けすることにほぼ専念していました。宿泊機能、飲食機能、スポーツ施設機能を提供するという形で。
今後は、受け入れに加え、R.project側からコンテンツを提供することも行っていきたいと思っています。サッカー合宿に自然体験のコンテンツを提供したり、R.project主催のサマーキャンプを行ったり。英語、テクノロジー、ダンス、自然、スポーツ、アート、等々、社外のパートナーとも連携し、宿機能以外にも付加価値を作ることにチャレンジします。

こんなイメージです。


他社の素晴らしい事例でいうと、


①スポーツコンテンツ×合宿所のIMG
あらゆるスポーツのトレーニング施設、コーチ、学校、合宿所を備えた複合施設。メインは錦織選手も通った学校とスポーツ指導ですが、その指導を体験するために全世界から様々な年代のスポーツ選手が集まります。

②自然体験×合宿所のモリウミアス
宮城県雄勝町にある施設。廃校をリノベーションし、近隣の自然や文化体験、震災学習を提供しています。宿自体が1週間ほどのプログラムを企画運営しています。(※僕の息子も3年連続で参加中)

③合宿所じゃないけど、学び×遊びのキッザニア
説明不要かと思いますが、子供に仕事体験を通じた社会学習を提供している施設。直接的には合宿と異なるサービスだけど、同社を見習って、合宿所でも楽しみながらの実体験を提供したいです。(※モリウミアスの代表は元キッザニア)

自らコンテンツを提供できるようになると、お客様へ提供できる価値以外にも、メンバー+会社にとってもメリットがあります。
・シーズンの平準化→働きやすさの向上
・キャリアステップの多様化
・宿泊料金以外の収益
等々

合宿は、「非日常の学び」という、学校や職場では経験できない貴重な場を提供する仕事です。R.projectのメンバーが宿スタッフとしてのみならず、顧客の希望や課題に応じて付加価値を提供できるように、合宿所のEdutainment化を進めていきます。

キャンプ事業:

キャンプは合宿事業を展開していく中で偶然始めました。2014年にフォレストビレッジを立ち上げた際、敷地の中にキャンプ場が含まれていました。当時はまだキャンプに力を入れていなかった我々は、「まあ、合宿のついでにやろう」という程度の考えでしかありませんでした。

ところがここ数年はキャンプ人気が強く、フォレストビレッジは大きな公園の中に立地していることもあり、年々客数が伸びている状態が続いていました。フォレストビレッジでのうれしい誤算を受け、その後にオープンした本栖湖スポーツセンターでは元々あったキャンプ場を再開し、さらに2017年にオープンしたレイクロッジでは敷地内の森をキャンプ場として新規に整備しました。

これからはキャンプ事業に力をより一層入れていきたく、2019年4月に新会社Recampを設立しました。RecampはR.projectと「スペースキー」という会社の共同出資で作りました。スペースキーは伸び盛りのベンチャーで、キャンプ場予約サイトとアウトドアメディアの日本最大手企業です。特に予約サイトの事業では業界唯一といってもよいほどのシェアです。

Recampの社名には、キャンプを通していろいろなものを見つめなおす機会を作りたいという想いを込めています。キャンプの在り方を再定義したり、様々な既存資源をキャンプで再活用したり、子供のころに連れて行ってもらったキャンプを振り返ってみたり、そして何よりも、キャンプを通して日本の魅力を再発見してほしいという想いがあります。キャンプには人を原点に返らせる力があるから、Recampと名付けました。

キャンプ再び、原点に。

現在、著名なアートディレクターの重冨健一郎さんとブランディングを進めているところで、もう少しでロゴやウェブサイトが出来上がります。

Recampの具体的な事業計画などは直接お話ししたいですが、ざっくりいうと、日本全国で魅力的なキャンプ場をどんどん展開していきます。現在は日本全国で約4000のキャンプ場があり、その中で最大手の企業でもシェアの1%も占めていないような業界です。個人経営と公共のキャンプ場がほとんどだからです。そんな中で、Recampは一気にシェアを伸ばしていきたいと思っています。ゴルフ業界のアコーディアやPGM、スキー場業界の日本スキー場開発やマックアースのように。

施設を展開する際、特に注目しているのは自治体が所有する都市公園です。都市公園法の改正により民間企業が収益事業を行いやすくなったため、各自治体は公園の活用に対する問題意識を高くしています。R.projectとスペースキーは両社ともに自治体との関係が深く、特にR.projectは実際に合宿事業において公共施設活用をしているため、すでに多くの自治体と協議を開始しています。

魅力的な事業機会が存在するキャンプビジネス。これから増えるであろう新規参入に対してRecampが持つ運営での競争優位性は顧客との接点とデータです。これこそが協業先としてスペースキーを選んだ最大のポイントです。R.projectのような運営会社は一般的に、顧客との接点は現場で始まり現場で終わることが多いです。メディアと予約サイトを持つスペースキーと協業することで、旅前から旅後まで、一気通貫のサービスを提供することができます。

21世紀はデータの時代とも言われています。日本のキャンプ場業界で最も顧客やキャンプ場のデータを持っているスペースキーと連携することで、本当に顧客が求めているサービスを提供できるキャンプ場を作っていきます。

↓ R.projectとスペースキーの両メンバーで打ち合わせ風景。
ミーティングでも、やっぱり焚火です。

バジェットトラベル事業

バジェットトラベル事業は、都内で外国人を中心に受け入れる宿泊施設を運営する事業です。2015年に始めました。事業名の「バジェットトラベル」は、「割安な旅行」というような意味を持ち、海外ではよく行われているような、LCCや長距離バス、ホステルなどを活用した、どちらかというと長期の旅行形態です。R.projectでは都内で4つのホステル施設を運営しています。

地方で国内団体を対象にしていたのに、都心で海外個人旅行者という、言ってみれば真逆の事業を行っています。
でも、この事業の当初の目的は「外国人観光客の地方への誘導」でした。すでに地方で事業を行っていた会社として、外国人が知ったら喜びそうな場所は多いにもかかわらず、彼らにPRできていないことで全く誘致できていない地域が多いと感じていました。

箱根や金沢のような有名な観光地以外は、外国人が自国を出発する前段階では知られていないことが多い。であれば、都内でバックパッカーのような人たちが泊まる施設を運営し、自社の展開地域を中心に自らがPRしたらいいんじゃないかと思ったのが、当初の目的です。

その頃(2013年ころ)はまだホステルやゲストハウスが都内でも少なく、古いビルを改装してドミトリーとして収益化するビジネスとしての魅力も感じていました。

現在は4施設を運営していて、どれも面白いテーマがあります。(元問屋ビルの「IRORI」、北斗星の実際のパーツを使った「北斗星」、寅さんの町柴又の「Fu-ten」、徳島県のアンテナ機能を果たす「Turn Table」。

↑複数のメディアで取り上げられたトレインホステル北斗星

<今後の事業展開について>                     バジェットトラベル事業の今後の展開について、都心での展開は慎重に考えています。外国人観光客は毎年過去最高を更新し続けていますし、オリンピックの後も傾向は続くと思っていますが、それ以上のペースで宿泊施設の供給も増えています。事業を構想していた当時は珍しかったホステルやゲストハウスも、今では流行とも言えるくらい普及しています。

いったん現在行っているような都市部の展開は保留にし、地方において合宿事業とコラボレーションした展開を考えています。現在準備中のプロジェクトは国内外に有名な高尾山エリアで、バジェットトラベル事業の新しい展開として楽しみにしています。


教育事業

教育については2012年ころからぜひR.projectの事業としてチャレンジしたいと考え続けており、2018年9月に参入する機会に恵まれました。

教育に対する熱い思いはこのブログを参照いただければと思いますが、ここでも簡潔にお伝えします。

ブログ記事→

(当時は通信制高校を立ち上げる方法を考えていましたが、その後別の参入方法に恵まれました)

僕自身、小学校から今に至るまで様々な環境で教育を受けてきました。教育に対する問題意識を持ったのは中学生時代で、「この勉強が一体いつ役に立つのか?」と思う毎日でした。高校に入ってもその思いは変わらず、中退して大検をとりました。

既存の学校教育の目的を問い直すことはタブー視されてきましたが、海外ではその動きが広まっており、日本でも受験改革が行われたり、新しい学校が生まれ始めたり、流れが大きく変わると感じています。

テストのための勉強という、目的と手段を明らかに混同した教育ではなく、本来はあたりまえの「実際に社会で役立つ教育」にチャレンジしていきたいと思っています。

日本の場合、国際教育の機会も世界でダントツに少ないので、国際教育×実学教育(オルタナティブ教育)を日本に広げるチャレンジをしていきたいと思っています。

学校教育というとビジネスとはかけ離れているようにも思われますが、事業として成長させられる可能性も大いにあると思っています。

高校だけで考えても、日本の高校生の数は300万人、うち私立は100万人です。私立校の諸々の学校コストが年間平均100万円だとすると、単純計算で1兆円の市場規模です。その中で、親が自信をもって通わせている私立高校はどのくらいあるのでしょうか。ほとんどの高校が、受験を意識したカリキュラムを展開していて、それなら塾に行けば事足ります。今は選択肢が少ないですが、実社会で役立つ様々な経験や学びがあるインターナショナルスクールが同じコストで通えたら、それでも今の高校にこだわる親や生徒は決して多くはないんじゃないかと思っています。もしそうであれば、生徒一人当たり単価が年間100万円で学校を黒字運営できれば、1兆円市場という大きなマーケットで事業拡大の余地があることになります。

僕たちの教育事業に話を戻します。

そんな思いで、2012年ころから参入の機会を探っていたところ、僕の良く知っているPete Judsという方が、自ら立ち上げた学校を承継する相手を探していることが分かりました。

学校の名前はThe Montessori School of Tokyo(略称MST)、2歳から15歳が通う、南麻布にある生徒数170名の学校です。モンテッソーリ教育は1907年にイタリア人女性Maria Montessoriが始めた教育で、子供たちが持つ「内な
る学習意欲」を重視した教育手法です。一般的な学校にある、黒板に向かって並ぶいす、時間割、宿題などはなく、子どもたちは自ら興味を持ったテーマを好きな順番で学びます。時には一人で、時にはチームで。「実感」を重視しており、実際に手にとって学ぶ教材や、学校外に出て実社会を経験することを促すという特徴もあります。

一言で言えば、子どもたちの主体性を限りなく尊重した教育です。見ようによっては少し特殊な教育手法でもあるため、今まではどちらかというと少数派のための教育というとらえられ方もされていました。それが昨今、規格破りの活躍をする人達がモンテッソーリ教育の卒業生だったことが知れ渡るようになるにつれ、海外では学校数が急増し、日本でも保護者の中で関心が高まっています。

現在は主に小学校までのMSTについて、中高の一貫校を作ることを検討しています。モンテッソーリ教育の高等教育カリキュラムについては、世界的にもその理想的な形が議論されています。私は子どもたちに実学を提供したく、そして実学の究極の形が起業体験だと考えています。在学中に子どもたちが自らのアイディアで事業を起こすために必要なさまざまな要素をモンテッソーリ教育で身につけ、学校側も学外の組織と連携し、その事業が成功するように支援する。まだカリキュラムについては教員たちと議論している最中ですが、子どもたちが学ぶ目的を実感し、知的好奇心や創造力にあふれた日々を過ごす学校をイメージしています。
そして、将来の構想としては、現在は主に都心の富裕層に限られているインターナショナルスクールをもっと広げていきたいと考えています。日本のような先進国において、これほど国際教育の環境が少ない国はありません。学校運営のコスト構造を見直し、国からの補助金に頼らずとも日本の私立校くらいの授業料に下げ、日本人はもちろんのことこれから増えるであろう通常所得の外国人も通える学校を広げていきたいと思っています。

整理すると、こんな感じです。

R.projectの大事にしている理念や価値観

R.projectの理念は、特徴的なロゴに表れています。

かわいい灯台マークのロゴは、「灯台下暗し」を意味しています。ここでの灯台の光は「一般論、常識、固定概念」を指しています。足元の咲く花は「見落とされがちなポテンシャル」、そしてそれを照らす星がR.projectです。ちなみに、花は本社がある鋸南町のシンボル、水仙です。

世の中の固定概念にとらわれず、視点を変え、ポテンシャルに光を照らす
存在になろう

という意味を込めています。

なんでもかんでも世論の逆をいくわけではないですが、人が思い込みで信じていることや、もしくは問い直すのを避けているようなことに対して、時には人と違う視点を持つ勇気を発揮したいです。

合宿やキャンプ事業では、人口が減っている地域や使われなくなった施設に対して人が持つ固定概念にチャレンジし、教育事業においては人々が盲目的に受け入れる学校教育に対する固定概念を問い直します。前者は日本の地方地域の、後者は日本の子供たちのポテンシャル発揮に挑戦しています。

組織として大事にしている価値観

社員に一番大事にしてもらいたい考え方は、
「メンバーの自主自立がチームを強くする」という考え方です。

強くて魅力的なチームは、そのチームを構成する一人一人が責任感や目標、個性や使命感を持っていると思っています。経験や能力に差はあれども、それぞれのメンバーが自主自立している状態だと思います。
「自主」とは、主語が自分であることを指すと思っています。相手がこうだ、環境がこうだと逃げることなく、「自分はどうだ?」と思える力。
「自立」は、周りに依存せずに自分の足で立てることだと思います。もちろん相互に協力はするけど、依存しているわけではない。

ということで、

「メンバーの自主自立がチームを強くする。」

そして、日々のいろんな場面において、こういうことを意識したいなと思う行動指針をいくつか社内で持っています。

■Be a driver! 運転席でハンドルを持とう:
何事に対してもできるだけ受け身にならず、主語を「自分」に、ボールを持つ。仕事も人生も、運転席で楽しもう。

■固定観念・先入観にとらわれない:
世の中の一般的な見方に安易に影響されすぎず、違う見方をする勇気を持ち、可能性に目を向ける。

■多様性を尊重する:
様々な考え方、立場、年齢、性別、働き方、人種のメンバーがいるからこそ輝く会社に。

■変化を楽しむ:
変化は成長をもたらすチャンスととらえ、ポジティブに受け入れていく。
絶えず変化する世の中で変化をしないことのほうがリスクである。

■批判より提案:
異論・反論はチームを強くする、とても大事なことだけど、提案を添える。
批判はだれでもできるけど、提案は愛がないとできない。

■悪意を持たない:
競合との競争、業者との交渉、社内の議論など、本気で行いながらも相手に対して悪意を持たない。スポーツマンシップを大切に。

■現場にこそ会社の価値が存在する:
サービスや営業において顧客との接点に「価値」があり、それを会社全体で役割分担しながらより良いものに高めていく。


R.projectの現状整理

組織:
現在、僕たちは3つの会社でグループを構成されています。キャンプ事業を行うRecamp、教育事業のMST、そしてその2社の親会社で、合宿事業とバジェットトラベル事業を行うR.project。社員数は、R.projectが70名、MSTが30名、Recampはまだ出向者から成り立っています。アルバイトは合計で約400名在籍しています。社員100名、アルバイト400名、合計500名の組織です。

R.projectの人たち:
個人的に、採用する際に大事にしている要素が「人に好かれそうな人」なので、R.projectのメンバーは基本的に「いいヤツ」が多いです。学歴や職歴をあまり重視してこなかったため、宿泊業の未経験者が多いという特徴もあります。最近は新卒採用に力を入れていて、若いスタッフに責任あるポジションを任せています。この2-3年は新規施設オープンが続き、かつマネージャーの新旧交代があったため、施設のマネージャーの多くはこの2年以内に入社した20代のメンバーです。少し背伸びをした人材配置ではありますが、急ピッチで成長しており、かつ引き続き新卒採用に力を入れていくので、これから人材の層は徐々に厚くなっていきます。

一部のメンバーをここで紹介しています。

まとめると、若くてポテンシャルのある人材はそろってきているけど、彼らをリードできる経験豊かなリーダー層が少ないというのが現状のR.projectです。灯台下暗しを標榜している当社が、社員のポテンシャルを発揮できてなかったら本末転倒ですので、若いメンバーを導くリーダー人材を必要としています。
本部機能や運営機能において、それぞれのフィールドのプロフェッショナルとして誇りを持っている方々をリーダー層に迎え入れようとしています。

財務状況について:
詳しい状況は直接お会いしてお話ししたいので、ここではざっくりとした全体像について。

R.projectグループ全体の売上は今期の着地見込みでだいたい15億円です。この4年くらい、売上は平均的に50%ずつくらい伸びていて、今後は特にキャンプ事業を急拡大させようとしているのでこの伸び率はしばらく続くと思います。

利益はここでは非開示にしますが、創業時と震災年以外は黒字です。(今までは地味な黒字、今期はまずまずの黒字)

株主は丹埜、谷家、為末の個人3名で、資本金は3475万円です。

施設を自治体などから借りるとき、改修工事はこちらで負担することが多いので、それなりの資金負担が発生します。資本金がさほど大きくなく、かつ拡大に伴い利益も積み上げてきていないので、基本的には地方銀行から資金を調達してきました。

バランスシート強化のためにも、今後は資金調達の方法を多様化しようとしており、事業会社からの資本調達、事業ごとのSPC、将来的にはREITなども検討しています。最近は実績が付いてきたため、改修工事をオーナーが投資し、僕たちは賃料でお返しするケースも増えてきました。現在は金利も低く、景気も悪くないですが、世の中何が起きるかわからないので、この1-2年は財務基盤を強化していきます。

上場や資本調達について:
今までは、「さすがにこの事業内容で上場を目指したり、事業会社からの資本を受け入れるような方向性はないな」と思ってここまでやってきました。
最近は、事業規模が大きくなりつつあることや、取り組んでいるテーマが時代の流れにあっていることもあり、株主を広げていくことも検討し始めています。それに伴い、既存メンバーや今後採用するリーダー職にはストックオプションも検討しています。

現在準備中のプロジェクト
詳細を書けない事業もありますが、現時点で決定していたり、ほぼ決定しているプロジェクトについて共有します。

決定済み:

・KITみずさわ(合宿):千葉県睦沢町での廃校活用の合宿施設。近隣の総合運動公園の運営とセットにして、旧瑞沢(みずさわ)小学校をリノベーションし合宿施設として運営します。(2019年7月オープン)             http://kit-mizusawa.com/

・上郷森の家(合宿+キャンプ+教育):神奈川県横浜市にある市営の宿泊施設の運営。一般向けの宿の機能のほか、横浜市の公立小学校の課外学習施設でもあるため、企業研修で定評のあるImpact Japan社と共同開発したプログラムの提供も行います。(2019年9月オープン)                             http://kamigo-morinoie.com/ 

・りんくう公園プロジェクト(仮称)(合宿+キャンプ):大阪府泉南市のりんくう公園の再活用プロジェクト。大和リース(株)が投資主体になり、R.projectは賃貸したうえで運営を行います。日本の玄関関空が目と鼻の先で、大阪中心部から最も近い海水浴場が目の前という、絶好のロケーションです。                          https://www.asahi.com/articles/photo/AS20190417002874.html

そのほか、宿泊事業では来年1~2施設、キャンプ事業は5施設程度、教育事業では中高設立に向けた動きが始まります。

海外との連携
R.projectは今までの事業拠点が主に地方地域で、かつ顧客が国内中心であったため、外国企業との連携は限られてきました。現在はインバウンド客やインターナショナルスクールを開始しているほか、将来的に海外の進出の可能性もあるので、今後は積極的に外国籍スタッフの採用や外国企業との連携を模索してきます。現在はアメリカに上場している中国企業と、資本提携も視野に入れて協議をしています。

将来の目指す姿
R.projectでは長期の事業計画を作ってはいますが、「5年後に売上○○億円」とか、「10年で施設数○○」というような、数ありきの目標は立てていません。合宿事業、キャンプ事業、教育事業、ともにそれなりに大きなマーケットがあり、かつその中で圧倒的なメインプレーヤーと呼べる会社がないので、業界のリーダーを目指していきます。それぞれの業界のリーダーになっていれば、必然的に売上規模もついてくるだろうという考えで事業を進めています。

新たな事業分野にチャレンジする予定は今のところないですが、「固定概念で見落とされるポテンシャルを発揮」できるような事業領域があればチャレンジする可能性はあります。

将来的に可能性があると思うのは、例えば介護業界。「介護施設は自由が利かなくなった高齢者が行く、あまり活気のないところ」という固定概念があり、まだまだ元気な高齢者の方々のニーズに合致していない気もします。

僕たちが地方で展開する合宿施設を活用し、若者との交流や軽スポーツを取り入れた介護施設も面白いかもしれません。最近ではモンテッソーリ教育を介護に取り入れる活動も注目されています。

まずは現在の事業での業界リーダーを目指すことに専念しますが、将来的には事業領域が広がっていく可能性はあると思います。

目指す企業像

R.projectは個性的な会社なので、ほかの会社を真似したところで似せられないかもしれませんが(笑)、下記のような会社に魅力を感じています。

<ざっくり同規模>

クレイジーウェディング:理念が明確かつ浸透していて、大きなマーケットで常識を問い直すプレーヤーとして地位を確立している。

バックパッカーズジャパン:人気のホステル、"Nui"や"CITAN"を運営している会社。事業を広げながらも、空間やサービスに対するこだわりを大事にしていて、働くメンバーが自施設に誇りを持てている。

<もっと大規模>

カフェカンパニー:すでに数百億円の売上規模にも関わらず、会社のストーリーが存続している。個性と事業展開のバランス。

パタゴニア:創業者自らがクライマー。自分たちのニーズを満たすことができ、かつフィールドである地球環境にやさしい製品を作るというこだわりが会社に根付いている。ストーリーの本気度が人の共感を生んでいる。

星野リゾート:サービス、ブランディング、事業開発などの各分野で、宿泊業界の古い慣習に新しい手法でアプローチしている。宿泊業を魅力あるキャリアとして業界を再定義できている。規模ではホテル業界の国内中堅だった頃から、完全に業界リーダーの貫禄。

<はるか大規模>
スターバックス:世界に2万店以上、もはやチェーン店なのに、いまだに会社理念が伝わる。スタッフのみならず、顧客自ら、利用している自分にちょっと誇りを持てたりする。

以上のような、事業をしっかりと成長させながらも、「濃さ」が残っている会社を目指していきたいと思っています。

求める人材

ようやく本題に入ります。


全般的に「自ら動き、基本ポジティブで、人に好かれる人」を求めます。

自ら動く:本来は当たり前の気もしますが、意外とこのスタンスの人が少ないと感じます。13期目の会社ですが、これからが第3の創業です。ベンチャーの定義は変化と成長だと思うので、「受け身なスタンス、指示待ち、傍観、提案より批評」という考え方だと難しいです。Be a driver!!

基本ポジティブ:何があってもポジティブな人はちょっと心配ですが(笑)、デフォルトがポジティブな姿勢って大事だと思います。イメージとしては、追い風の中を自転車で走っている感じ。もちろんそれでも立ち止まることや、しんどいことはあるけど、追い風を背に受けていると、ちょっとした坂道やデコボコ道でも乗り越えていけます。周りの人もいつの間にか良いオーラに影響されていきます。

人に好かれる人:何にでも迎合する人ではありません。自分の意見は言うし、時には人に怒ることもあるけど、それでも周りに良い仲間がいる人っていますよね。言い換えると「人を巻き込める人」でもあると思います。そういう人が社内にいると、会社に良い人を惹きつけるし、業者さんや提携先とのトラブルも減るし、お客さんにも好かれます。本気でチャレンジをすればするほど、時には摩擦やストレスも発生するからこそ、「それでも○○さんは好きだな」と思わせる力は大事だと思います。

具体的な募集職種(ここでは概要を記しますので、細かい採用条件等はお問い合わせください)

**リーダー職①Recamp担当役員②MST担当役員③R.projectエリアマネージャー④CCT統括責任者

一般メンバー職
・合宿所運営スタッフ
・キャンプ場運営スタッフ**

以下、それぞれの概要です。

①Recamp担当役員 年収1000万円以上+ストックオプション検討

業務内容:RecampはR.projectが過半数の株式を出資している子会社です。R.projectからは代表である丹埜以外にもう一人取締役が着任することになっています。丹埜はR.projectとMSTの代表でもあるため、Recampに100%出向するリーダー役を担っていただきます。日本を代表するキャンプ運営会社を急ピッチで創っていく、ダイナミックな仕事です。

求める人物像
経験値:事業を小規模から作った経験値。CEO、COO、CFO経験、もしくは新規事業部責任者。コンサルティングやPEなどで実際に企業の立ち上げや再生を現場で経験した方。
スタンス:丹埜が100%常勤代表ではないため、実質的にRecampの経営者の一人としてリーダーシップを発揮していただきたいです。キャンプ場運営に長けている幹部メンバーは数名いるため、キャンプやアウトドア業界の経験は必須ではありませんが、「会社を立ち上げる」ことにプロフェッショナリズムを持つ方を募集します。

②MST担当役員 年収1000万円以上+ストックオプション検討

業務内容:MSTは今後、現学校の拡張と中高の新設を予定しております。それ以外にも、例えばR.projectの施設を活用したモンテッソーリのサマーキャンプや、MSTキャンパスを活用したモンテッソーリ学童など、現生徒以外も対象にした新規事業などの可能性もあると思っています。このような新規の展開を担当し、中長期的にはモンテッソーリ以外にもR.projectの教育事業を広げていく役割です。日本の教育は変革期にあり、今後は文科省、自治体、企業などとの連携機会も増えていくと思います。このような対外的なパートナーシップの模索も進めていただきたいと思っています。丹埜はR.projectとRecampの代表でもあるため、MSTに100%出向するリーダー役を担っていただきます。

求める人物像
経験値:何かしらの教育のバックグラウンドはあればありがたいですが、教育に対する強い興味や問題意識があれば必ずしも教員や校長職の経験は問いません。それよりも、どちらかというと事業を拡大したり新規事業を創った経験値を優先します。ビジネスと教育の両方のフィールドを経験し、「やっぱり日本の教育を変えたい!」と思っているような方が理想です。
スタンス:丹埜が100%常勤代表ではないため、実質的にMSTの経営者の一人としてリーダーシップを発揮していただきたいです。教員、社員、企業、行政、時には親と、様々な方たちとバランスよくコミュニケーションが取れ、既存の考え方にとらわれずに新しい教育の機会(社会的にも、ビジネス的にも)を能動的に開拓していくスタンスを求めます。

③合宿事業エリアマネージャー(千葉中央+山梨、計2名)年収600万円以上

業務内容概要:それぞれのエリアの合宿施設(3施設程度)を統括します。各施設にはマネージャーがいるので、エリアマネージャーは東京オフィスと現場を行ったり来たりしながら、各施設の管理をしていきます。

求める人物像
経験値:
サービス業の責任者経験。マニュアルで決まっていることを遂行するだけの経験ではなく、自ら新しい取り組みを行ったり、変化する事業環境の中でチームをマネージした経験を求めます。宿泊業の経験は必須ではありません。
スタンス:サービス業に対する高い誇りと責任感を求めます。自らが知識や経験のある分野であるかどうかにかかわらず、顧客を相手にする以上は自分(もしくは会社の看板を背負った自分)が恥ずかしいと思うサービスは提供できないという思いを強く持てる人材。

④CCT統括責任者(1名)年収700万円以上

業務内容概要:CCTは「Customer Creation Team」の略で、日本語だと「顧客創造チーム」です。合宿施設の新規営業、合宿の予約センター、ウェブマーケティングの3部門から構成されています。

求める人物像
経験値:
マーケティングチームの責任者経験。宿泊業である必要はありません。ウェブマーケティングの経験値があればなお歓迎です。合宿は団体が対象なので、①ターゲットが特定できる、②口コミの力が強い、という特徴があります。現在は合宿旅行代理店からの送客も多く、R.projectも各代理店と良好な関係を作れていますが、今後は業界全体の傾向として集客や予約がデジタルにシフトしていくと予想します。変化する業界に対応して最適なマーケティングチームを作れる方を求めます。あわせて、現在は手薄になっているインバウンドマーケティングについても強化してもらえるとなお歓迎です。
スタンス:気合と根性だけではないけど、数字に貪欲であってほしいです。業界内の変化に興味を持ち、合宿業界のリーダーとして先回りしたマーケティングができるとありがたいです。

現場運営スタッフ(合宿+キャンプ):
各地の合宿所やキャンプ場では常に人材を募集しています。詳しくは下記をご覧ください。

合宿運営スタッフ:https://tenshoku.mynavi.jp/search/list/?jobsearchType=16&searchType=20

キャンプ場運営スタッフ:https://shigoto100.com/2019/05/recamp

そのほか、喫緊で募集をかけているわけではないけど、中長期的には必要となる役職は以下の通りです。「我こそは」という方は是非ご連絡ください。

経営企画
人事責任者
広報責任者

終わりに

ここまで読んでいただき、御礼申し上げます。おそらく興味を持っていただいていなければだいぶ前に離脱していると思われますので、もしも「もっと聞きたい」、「直接聞きたい」と思っていただけるようであれば、ぜひ下記のアドレスにご連絡と自己紹介をお願いいたします。

採用担当:金子愛 kaneko@rprojectjapan.com

長々と書きましたが、本当に面白いタイミングで、面白いメンバーと、面白い事業領域でチャレンジできる会社だと思っています。
日本のポテンシャルを発揮するなんて、ワクワクするミッションじゃないですか。(ハーフの僕さえワクワクしています)

この壮大な目標を一緒に挑戦したい方、ぜひ僕たちの門をたたいてください。

ご精読ありがとうございました。