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サラダがメインの時代

空前のサラダブームですね。

東京都内ではサラダ専門店なんかがたくさんあります。

西新宿のサラダデリ マルゴ、茅場町のサラディッシュ、大手町のサラダイス、麻布十番のクリスプ・サラダワークスなどなど。

メインはサラダ

これらのお店は、提供するサラダがサイドメニューではなく、メインの料理。そう、サラダでお腹を満たしてもらおうというのだ。

背景に、健康志向や流行りの糖質制限ダイエットの影響もあるのだろう。サラダでお腹を満たせれば摂取カロリーは抑えられるし、それが美味しくて栄養バランスもよければ、言うことはない。

中でも屈指の人気を誇る店が、先にも挙げたうちのひとつ、「クリスプ・サラダワークス」だ。この店の特徴は“チョップドサラダ”を提供すること。それは、サラダの具材を同じサイズに小さくカットしてドレッシングで和えたもので、ニューヨーク発祥の新しいサラダのスタイルである。材料をチョップすることでドレッシングが少量でも馴染みやすくカロリーを抑えられる上、ボールに盛ってスプーンで手軽に食べられる。

クリスプ・サラダワークスでは一食の値段が1000円をゆうに超える。「サラダに1000円以上も!?」と驚かれるかもしれないが、食べ終わる頃には誰もが満足して、また訪れたいと思うそう。だから連日行列が絶えない。

人気の秘密は、注文の際に20を超える豊富なサラダの具材を自在にカスタマイズできる上に、調理の様子を目の前で見られることだ。

ここで活躍するのが、「メッザルーナ」なるイタリア生まれの調理器具である。それは、持ち手が二つあって、半月型の刃を持つ包丁。イタリアでは、パスタ料理でバジルを刻んだり、ニンニクをみじん切りする際に使うらしいが、日本人にはあまり馴染みがない。だが、これが見ていてすこぶる楽しいのだ。

使い方はユニークで、持ち手を両手で持って、ゆりかごのように左右にゆらしながら、ひたすら具材をカットするというもの。大きさも形も様々な具材が、まるで魔法のように同じサイズになる様子は、見ていて飽きない。

そう、世に新商品がヒットする際に大事なのは、一目で「新しい」と思わせるビジュアルである。中身がいくら目新しくても、それを説明するビジュアルが伴わなければお客に響かない。百聞は一見に如かず。

僕も今実家で農業にいそしんでいる訳だが、この農業が何か新しいムーブメントを巻き起こせないかと考えている。

正直、うまさに自信はある。

あとはどうやってブランドをつけていくか、が鍵だ。

農業をもっとライトに見せ、かつセンセーショナルなビジュアルで彩りたい。


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