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有賀啓雄氏を悼む。

昨日、偶然CDの整理をしていて、ACRIのCDが出てきたのも何かの偶然でしょうか。

今朝、Twitterを開いたところに目に飛び込んできたのは、奥さんによる有賀さんの訃報でした。

彼の一枚目(だと思う)のアルバム、SHERBETは、僕らが大学生だった1987年にリリースされました。

今思えば、「楽しくなければテレビじゃない」がイコール世の中に反映されていたバブル時代ですから、なかなか「距離感」のちょっとある感じ…それが僕と君であっても、僕が見た風景でもーーのものは「まどろっこしい」的に言われることが多い時代でした。

そんな時代において出てきたこのアルバム、僕はなんか音楽雑誌のレビューで知って買いに行ったんだったと思います。演奏やその音色は間違いなく今聴いても80年代ど真ん中ですけど、歌詞で音楽を聴いていた自分にとっては、とても心地よかったというか、あの頃流行っていた誰でもない感じというか、歌の世界の感じがとても好きになって、この時期のお気に入りアルバムでした。こういう音楽好きな人いるんじゃん!まあ距離感も中身も少し違うけど、マッキーが出てくる90年代より前にポップスでこういう風景を歌っていた人はいなかったと思う。

ベースを弾く人というのを知っていたかどうかもう記憶が定かでないですが、次に「おっ!」と思ったのが、冒頭のACRI。90年代半ばに、石井竜也、Char、そして有賀さんの3人で結成されたユニットです。このときほんとに嬉しかった記憶がありますね^ ^。ほら、やっぱりすごい人同士は引き寄せるんだなぁ、なんて。映画のあとはなかなか見かける機会がなくて残念でしたが、その後、小田さんのコンサートで「!有賀さん⁉︎」みたいな。またもや、ほら〜やっぱりホンモノは引き寄せるんだって^ ^

去年だったか、病気の治療のために、というツイートを見て、回復されるのを祈っていましたが、残念です。ご冥福をお祈りします。

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