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マーティンの魅力①。

アコースティックギターブックの最新号。

マーティン好きとしては…昔はマーティン「党」なんて言ってましたけど、もう死語なんですかね。党の印象が悪いからかな(笑)…ついつい手を出してしまいました。

この号は比較的健全^ ^藤原さくら&尾崎裕哉という若手がインタビューに登場…まあ読者層と合ってるかはわかりませんが、でも若手を出すのは健全だと思う。その後には小倉博和ページになるんですけど^ ^。とはいえマーティンは値段が高いから、語る人が年長者中心になっても仕方ない気がします。若手で複数持ってるって滅多にないでしょう。今日の本題とはズレるけど、この特集の前にメイトンの特集ページがあって、ここで若手アーティストがかなり熱くメイトンを語っていてとても印象に残りました^ ^

で。今日はマーティン。マーティンギターに関する自分の話。まあ、別マガジンで単体の話はしているんですが、まとめて何が気に入っているのか書いておこうと。

初めてマーティンを手に入れたのは25歳のとき、000-28が最初でした。その2年後にD-45、その3年後にD-18、その24年後にD-28。都合4本持っています。コレクターじゃないですよとか言っても、もはや誰にも信じてもらえないですけど、いちおうちゃんと言い分があるんです。言い訳じゃないですよ。いいぶん。

マーティンを複数買ってしまうのは、他の人は分かりませんけど、とにかく見た目は似ていても、音わけがはっきりなされていること。これに尽きます。僕は。それはもう感心します。日本製でここまできっちり音わけをしているブランドを知りません。たとえばヤマハの音、モーリスの音、ヤイリの音…日本製はいわゆるブランドの音というのははっきりしていると思います。日本製ももしかしたらモデルごとに音が極端に違うものがあるのかもしれないけど、それに気づいたことがありません。それに対してマーティンは面白いくらいモデルごとに音が違います。

レコードではマーティンの音をたくさん聴いていると思うんですけど、その頃は「これマーティンじゃん」なんて思って聴いていなかった。だからライナーノーツや音楽雑誌に使用機材のページがあればわかる程度。ただ、この積み重ね?はその四半世紀後に威力を発揮します^ ^。

初めてマーティンを生で見たのはHD-28のリイシュー。その頃は見た目的にモーリスとの差がわかっていなかったし、客席から見ているだけでは音の大きさとかはわからなかった。ただ、リードギターの時に音抜けが良いなーと思ったのを覚えている。これはその人のコピーをしたら僕のモーリスでは同じ感じにならなかったんです。なんで?と思ったのがたぶんマーティンというか違うギターに興味を持ったきっかけですね。それまでは見た目しか目に入っていなかったから。

その次はD-35。これはほんとうにいい音だと思った。学生時代の友だちが持っていたんだけど、遠くでストロークしている音がものすごくまとまっていて聴きやすくて。ハッとするくらいだった。だから最初は35が欲しかったんです。結局持ってないんですけどね。実際、70年代の35を探していたんです。45を買って「しまう」前、3年くらい探していた。

で、結局最初に手を出したのは、35でも28でも45でもない000でした(笑)。000はもう事故というか(笑)、アメリカで60年代の35に出会ったんだけど、ものすごく高くて買えなかった。その頃まだビンテージっていうのがよくわかってなかったんですね。中古なのに全然安くないじゃんとか思って(笑)。その隣にあった6年落ち中古の000が相対的に安く見えてしまい(笑)買ってしまった。15万くらいだったかな。今思えばその35も40万くらいでそんな高くなかった(完全に感覚が狂っています)んだけど、当時の自分には信じられない値段だった。その000でさえ即決出来ず。けっこう清水の舞台に時間かけて登った記憶があります^ ^。Unplugged以前、日本で000見るのなんて珍しかったのもあって。アメリカで弾くと綺麗な鈴鳴りに聞こえたのも買った原因。持って帰って来たらあっという間に鳴らなくなってびっくりしました。今はちゃんと鳴りますけど。

うわー長くなったのでつづく^ ^

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