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記念日とは、出費である。

明日は記念日だね!

ん、なんのだっけ。

と言えるはずもなく、あぁそうだねーと感慨深げな返事をしつつ過去を遡る。

そうか、妻と付き合い始めてちょうど6年だ。

思い返せば高校生の頃の恋人とは、付き合って◯ヶ月記念日を毎月開催していたのだから、我ながら末恐ろしい。

世の中には〇〇の日が多すぎる。

私は4/1に入籍して、11/3に挙式をした。

結婚記念日は「決め」の問題で11/3となっていて、2人でお祝いする日だ(今年からは娘も含め3人)。

が、なんだかんだで、4/1もそれなりに食事に出かけたりするので、年に2回は結婚記念を祝っている。

(きっと読者の皆さんの中には、もっとたくさんの行事に参加している方も多いことでしょう。心中お察しします。)

そして更なる記念日を主張されてしまった以上、何らかの対応が迫られる。

育児で忙しく、滅私奉娘している妻に、少しでもリラックスできる時間と肌のツヤを与えよう。と仕事終わりにデパートに寄った。

数ヶ月前まで、今回訪れたデパートの目の前にあるビルで働いていた。出勤時間の8時には、訪日外国人が列をなしている光景が日常だった。

最近は少し減りましたねー。

訪日外国人の爆買い一服の記事。ロイター通信より。

デパートの行列は、資生堂などメイドインジャパンの化粧品を買い集めて、母国へ持ち帰りECサイトなどで販売するための人の列だったのだ。

実際はこの人達が販売するのではなく、仕入担当のアルバイト?のようだが。

今回接客してくれた美容部員さんが曰く、開店と同時に数量限定の化粧品めがけて駆け込んできたという。最近は少し落ち着いた様子。

美容のためにそこまでせんでも、、、とズボラ男子は思うが、やはり女性をはじめ、気にする人は気にするもんですな。そして高かろう良かろうという思い込み(ある種のコミットメント)もあり、高額商品も売れる売れる。

そんなことを考えながら、私も自分の顔に使うローションの10倍の価格のマッサージクリームを買うのだった。

4/1の入籍が「嘘」だったということにならぬように。


また気が向いたらお越しやすー