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【PHI】 最近の動きのまとめとその傾向に対する雑感、あと開幕28人ロースター予想

愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」みたいな長いタイトルになってしまいました。
どうも、フィリーズ担当のペンです。
というわけで、今回はタイトルの通りの内容のnoteを書いていきます。
タイトルの中でも書いていますが、MLB機構と選手会はロックアウトによりスプリング・トレーニングや開幕が遅れたため選手の調整期間に時間がかかることを考慮し5/2までロースターの人数を26名から28名に拡大することに合意しています。

開幕から7シリーズ、23試合分で投手陣を2人増やせるわけで今のフィリーズにとってはシーズン中に若手投手陣のテストもできるなと思っています。
今日、同じようなツイートもしました。

というわけで、最近のロースターの動きとまとめてここら辺の開幕ロースターの予想もしてみたいと思います。
それでは、noteスタートです。

■ 最近の動きまとめ(大型補強に伴うDFA祭り開催)

フィリーズは40人ロースター満杯の状況でOdubel Herreraの再契約に始まりJeurys FamiliaBrad HandKyle SchwarberNick Castellanosと計5名のFA選手と契約したためそれに伴い多くのDFA祭りが発生したのでそこを軽くまとめていきます。

1. JoJo RomeroとKent Emanuelが60日IL行き

まずは昨年トミー・ジョン手術を受けた筆者の一押しJoJo Romeroとロックアウト前にウェイバー経由でアストロズから獲得したKent Emanuel(肘の故障で昨年から戦線離脱中)の2名が無事60日IL入り。
この2人は復帰まで気長に見守りましょう。

2. Adonis MedinaとYoan Lopezがクレームされて他チームに移籍

以前はSixto Sanchezとも比較されるレベルのプロスペクトでしたがまったく伸びなかったAdonis MedinaをDFA、パイレーツがクレームしてついにフィリーズから移籍することになりました。

マイナーでも三振の取れないグラウンドボーラーになってますが、この先メジャーで活躍する可能性はあるのでしょうか?期待せずに見守っていきたいと思います。

次にロックアウト前にウェイバー経由でブレーブスから獲得していたYoan Lopezを再びウェイバーにかけ、こちらはマーリンズにクレームされました。ナショナル・リーグ東地区たらい回しかな?

あと、こちらもロックアウト前にウェイバー経由でガーディアンス(まだこのチーム名慣れない)から獲得したScott Mossも再度ウェイバーにかけましたが、こちらはクレームされることなくフィリーズに残留しています。

3. Luke WilliamsとAdam Haseleyをトレードでマイナー選手と交換

昨年デビューしたユーティリティのLuke WilliamsがDFAされウェイバー経由でジャイアンツにトレード。交換相手は27歳の三塁手Will Toffey。この方すでにA's → メッツ → ジャイアンツ → フィリーズと3回トレードされています。A's、メッツの頃は割と四球も選べる良さそうなプロスペクトでしたけど、ここ数年は打撃低迷でもう年齢も27歳といろいろと厳しい感じになってますね。

次に本日2017年のドラフト1位指名選手Adam Haseleyをホワイトソックスにトレード。交換相手はMLB.comでホワイトソックスのプロスペクトランク27位評価のリリーフMcKinley Moore。与四球数も奪三振数も多いタイプのリリーフですね。最近のフィリーズこういうタイプばかり獲得してません?

■ Luke WilliamsとAdam Haseleyのトレードに対しての雑感

フィリーズに対して皆さんが抱いている不安要素って守備力だと思うんですよ。それは私も同じなのですが、それより私が抱いている不安要素はこのnoteでも何度も書いていますが控えの打撃力の弱さなんですよね。特に長打力のなさはとても不安要素に感じています。
そういう意味でOdubelの再契約やJohan Camargoの獲得、Matt VierlingBryson Stottの成長は控えの打撃力をかなり厚くしてくれそうでとても好意的に受け取っています。
逆に言えば、上記の彼らよりユーティリティ性はあるもののパワーレスだったWilliamsとHaseleyがトレードされたというのは自然な流れに感じています。そのタイプのユーティリティはNick Matonだけでいいという考えでWilliamsとHaseleyを切ったという結論は妥当な判断だったのではないかというのが私の意見です。
ついでの与太話…そのWilliams, Haseley, Matonらと控え枠を争っていたであろう悩める全体1位指名選手Mickey Moniakが3試合連続HRと爆発しています。(去年もSTで爆発していましたが…)

明らかに体が一回りサイズアップしてスイングが鋭くなっているように見えます。ちょっと最後の最後にもう一度Moniakを信じてみてもいいのかなと思ってしまいます。

■ 開幕28人ロースター予想

というわけで上記の点も含めて開幕の28人のロースターを今の時点で考えてみましょう。

・ ローテーション

ローテーションメンバー
Aaron Nola
Kyle Gibson
Zach Eflin
Ranger Suarez L
Zack Wheeler(開幕ILの可能性あり)

開幕投手が決定したNola, 健康体のGibson, それに加え膝の故障で出遅れると言われていたEflinが順調にSTで投げているので開幕ローテから投げられるだろうと思います。ビザの問題でアメリカへの入国が遅れたSuarezもThe Athleticのフィリーズ番記者Matt Gelbが先ほど以下のようにツイートしており開幕から問題なく投げられそうです。

Wheelerに関しては肩の故障で調整遅れていましたが記事を見る限り順調にステップを踏んでいるので多くても1-2回先発をスキップするだけで戻ってこれるだろうと楽観的に見ています。代わりはBailey FalterCristopher Sanchezでしょう。

・ ブルペン

すでに問題が出てるのがブルペンです。
Jose Alvaradoが首、Sam Coonrodが肩の故障で開幕ILが濃厚です。

また、Connor BrogdonのSTでの登板時の球速が去年と比べ著しく減少しておりこちらにも故障の疑いがあります。
以上の点を考慮すると

ブルペンメンバー
Corey Knebel
Brad Hand L
Jeurys Familia
Seranthony Dominguez
Nick Nelson
Ryan Sherriff L
Damon Jones L
Bailey Falter L (先発の可能性もあり)
Cristopher Sanchez L (先発の可能性もあり)
Connor Brogdon (開幕ILの可能性あり)

こんな形でしょうか。左腕が多いですね。
上の筆者のツイートでも言及しているようにSTで好投している投手が多いので開幕から少しの間テストとしてこのようなブルペン構成も悪くはないと思います。

・ レギュラー野手

レギュラー
J.T. Realmuto C
Rhys Hoskins 1B
Jean Segura 2B
Bryson Stott 3B L
Didi Gregorius SS L
Nick Castellanos LF
Matt Vierling CF
Bryce Harper RF L
Kyle Schwarber DH L

Alec Bohmには期待していますし、スイングも昨年に比べコンパクトに修正されてきているとみていますが現状STでゴロを連発しているのを見るとまだ修正には時間かかるのかなと見ておりAAAからスタートさせるという選択肢もありだと思っています。
逆にBryson Stottはステージが上がるたびにバッティングで結果を残し続けていますし、守備面を考えてもサービスタイムを考慮して開幕ロースターから外すという選択肢は考えにくいかなと考えています。

・ 控え野手

Odubelが開幕ILすることが決まっています。

それも含めて考えると

控え野手
Garrett Stubbs C
Nick Maton IF
Johan Camargo UT
Alec Bohm 3B
Mickey Moniak OF

という形でしょうか。
今のところ控え捕手争いはSandsよりStubbsの方がリードしていると思います。
あと、Bohmは開幕AAAでもいいかもしれないと上で書いていますが実はWilliamsとHaseleyをトレードで放出した関係でOdubelをILに入れるとすでにマイナーに落とされたプロスペクトの選手たちを除くと40人ロースターに野手ってすでに14人しかいないんですよ。
なので、BohmをAAAにするとSandsを含めた捕手3人体制という形しか無くなるので結局はBohmやCamargo, Moniakも含めてかなりフレキシブルに野手を使っていくというのが現時点でのフィリーズの形になるかなと予想しています。

まとめ

今回は最近のフィリーズの動きのまとめとまたそれに付随して開幕の28人ロースターを予想してみました。
意外と現時点でケガ人が多いのが不安要素として1番大きいですかね。
個人的にロースターまとめてみて1番ポイントになりそうな選手はBohmですかね。Bohmの打撃が開花すればStottをフレキシブルな形で使えるようになり、レギュラー陣が休みの際の打線の力も落ちないんじゃないでしょうか。
ということで、いろいろ書いてきましたが結局のところ最後のまとめとしてはBohmどうにかしろというありがちな点にまとまってしまいました。

追伸

ブルペンにケガ人が増えているためか急遽パドレスからリリーフ右腕のJames Norwoodを獲得しましたね。Norwoodにはすでにオプションもないということで開幕ブルペン入りが濃厚そうですが、もしかしたらまだ開幕前に動きが起きる予感がします。

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