空を泳ぐ鯉になりたい
なおとです。
「無色透明の旅路」というマガジンで、旅行の記事を書いている者です。
noteに記事を投稿して半年以上が経ちました。
今回は旅行の記事ではなく、自分の内面について書けたらなと思います。
文章オンチなので目を温めてから読んでください。
よろしくお願いします。
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ずっと溺れていた。
「何かを掴まなければ死んでしまう」
何度も何度もそういう気分になった。
不安の波が次から次へと押し寄せて、息継ぎが出来なかった。
何もしてないと溺れる。
僕とはつまりそういう人。
部屋に散らばった紙やインクのなくなったペン達は
乱暴に使われたことを怒るだろうか。
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世の中"もってる"やつがいて、
羨ましくてしょうがなかった。
お金とか才能とかではなくて、
センスや勘が妬ましかった。
いつだってそういうやつは、
誰よりも先を泳ぎ、誰もがそれに続く。
しかし先頭が見出す3cmと、
その後ろを続く3cmは、同じそれでも価値が違う。
先頭がいいと駄々をこね、
そこで跳ねるだけの往生際の悪い僕は、
まるで空を夢見る鯉だ。
空を泳げたらどんなに救われるか。
・
拍子抜けだろう。
アクティブ、アグレッシブと評価を受ける僕だが、
その内実、不安から逃れたい一心だった。
だけどポジティブが体を動かすのと同様に
ネガティブも体を動かす理由に足りるのだと思う。
2020年4月30日
なおと
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