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助けてを言うくらいなら、死にたい。そんな時代に感じること。

自死が増えています。
子どもや女性が増えてるそうですね。


助けてが言えない大人、子どもが多いのですよね。。

助けてが言えないのは、そのスキルを磨く場がなかったことが大きくあるだろうとは思う。

ただ、全く他人事に思えないのは、長男のことがあるから。

相談先の器が無いとか、相談先があっても言いにくい雰囲気があるとか、もあるだろうけど、そこだけではない。


長男は、歯科治療が何よりも苦手。

今年は悪化させて、鎮静させての治療(睡眠薬を点滴して眠らせながら治療する)を2度もやりました。


身体への負担が大きく、私や夫はそこを避けたくて必死に何軒も歯医者へ連れて行き、治療を受けさせようとしたが、病院にすら入らなかったり暴れたりで全て断られた。

長男、2年前までは治療できていたけど、あるトラウマを追ってしまってから一切受付なくなった。


なんでこのぐらい我慢できない?
一生のこと。今慣れて向き合わなくてどうする?
腫れて膿が出せず、このままだと骨が溶けたり目が見えなくなるかもしれないのに、いいの!?
こっちがどれだけ走り回ってると思ってるの!?

そんなような話はもう家族や見る人全てから浴びせ尽くした。
ご褒美で釣りまくった時期もあったけど、今は効かない。

疲れ果て、夫の怒りも強まる。長男は益々ストレスで悪化していく。
このままでは家族が崩壊すると思って救急車を呼んだこともある。

それでも彼は言うんだよね。


治療するぐらいなら、死んだ方がマシだ。

生きていても、何もいいことがない!


と…。


発達グレーゾーンではある。
固着した考え方、強すぎるこだわりや過敏さもある。
良いことより悪いことに強く意識がいく。
強制的に入院した時は暴れて逃げないように24時間付き添い、気を逸らすアイテムを与え続けた。

正直、いつまで続くか分からない。

それでも、思うのは


救いは、症状が目に見えていること。



目に見えて痛々しいから助けられてる。
まだ力では少し大人が上だから、助けられている。医師が、これまずいよと対応してくれる。

(本人の意志ではないかもしれないけど。でも、睡眠治療は受け入れたし、歯ブラシの時間めっちゃ長くなったし、やっと苦手な錠剤飲めるようになったし、彼は生きたいのだと思う。本当は私達親にも、迷惑かけたくないんだと思う。でも、現実を直視することがまだまだ苦しいのだと思う。)


これがもし、目に見えなかったら???


と思うと、ゾッとする。
そんなの、蓋を閉じ続けるに決まってるし、とっくに本人の心は壊れてるだろう。

治療されないように。現実を見ないように。
ずっと気づかれないように動いて、最後には消えたいと思うだろう。



甘く見てはいけないと思う。

見えない苦しみのこと。


実際ギリギリの大人、子どもが日本には多すぎるのが、ニュースからは伝わりすぎてくる。
本人のSOSを待つだけでは救えない証拠ですよね。


健全性を保つために、今思いつく限りいちばん必要なことは、、、

大人、子ども、どちらも、暇すぎるぐらいの時間と、気持ちのスペースを、まず作ること。


自分ではどうにもできないこと。
関心をよせて、考える余裕を作って、違和感を察知できる距離に誰かがいて。

そして周りが気付いてほしいって、私は思います。

自死も自己責任って言われる国って、、ただ他人事として責任転嫁してるようにしか思えないし、冷たいなぁと感じます。







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