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勉強への足掛かりとポケモン⁉︎

おはこんばんちは。
学習コンサルタントのもふもこです。

今回も、ゲーム大好き不登校中学生さんとのオンライン家庭教師での出来事です。

今回は、「勉強」と「ポケモン」が題材です。
最後までお付き合い頂けたら幸いです。
コメントなども大歓迎です\(^ω^)/

冒頭から「やる気ないです」宣言

今回も少しお母さんとごねましたが、それでもいつもよりはすんなりとカメラの前に姿を見せてくれました。
ぼくは少し喜んでいた部分がありました。
内心では…
「おっ!今回はすんなりと授業に入れそうだな!」
とさえ期待していました。

そして、挨拶もそこそこに、生徒さんからの口から聞こえたのは…
「今日は、気が乗りません…」
という、ぼくの期待の甘さをスパーンと断ち切るような、そんな言葉でした 笑

少しびっくりしてしまいましたが、とりあえず話を聞こうと努めました。
・特に何があった訳でもない。
・この後に用事があるわけでもない。
・なんでかはわからない。
・睡眠はしっかり10時間とったけど、横になっていたい。
とのことでした。

普通の家庭教師の先生は、ここで怒るものなんでしょうか。
ぼくは、
「あー、そうゆうときあるよねー」
と、ある意味共感するような言葉を返していました 笑

でも時間になってしまってから授業のキャンセルを受けるわけにはいきません。
でも全く授業をしないで、お母さんに1回分の授業料を請求することもしたくありません。

困ったぼくが、生徒さんの勉強までの道のりの切り口に選んだ話題は「ポケモン」でした。

切り口はなんでもいい

ぼくと生徒さんの共通点は、「ゲーム好き」ということです。
ぼくもハマってしまうと、同じゲームをずっとやり続けるタイプです。
大学生のときには、ポケモンのハートゴールドとブラックにどハマりしました。
また、大学院生のときにはスプラトゥーンにどハマりしていました。
今はポケモンカードにどハマりしていて、静岡にチームまで作ってしまっています 笑

やっていたシリーズで年齢がバレてしまいそうですが…
ポケモンの2つのソフトを合わせたプレイ時間は2000時間を軽く超えていました。
ポケモンシリーズを少し知っているひとにはわかるかもしれませんが、いわゆる「ガチ勢」というやつで、個体値厳選や努力値振り、乱数調整なんかもやってました 笑
今でも、スプラトゥーンは時々ですが、『熱中』してプレイしてたりします。

ポケモンは今や世代を超えて人気なコンテンツです。
今回は、このポケモンを切り口に、勉強にまで話を進めました。
切り口は、
「今週何かゲームで面白いことあった?」
でした。
そこからなぜポケモンの話になったかは、正直覚えていません… 笑

ぼくが『熱中』したポケモンのハートゴールドとブラックは、生徒さんからしたら小学生の頃のポケモンのシリーズということもあり、いわゆる思い出のゲームです。
なかなか普段生活している中で、ここまでポケモンのゲームの詳しい話ができる機会はない、というくらいコアでマニアックな話までしてしまいました。

ポケモンのゲームの話を30分程した後に、
「そしたら、少し勉強もしてみっか?」とそれとなく提案すると、
生徒さんは、
「そうですね。わかりました。」
と答えてくれました。

おそらく、少し自分の興味のあることの話をできて、満足した部分があったのかもしれません。
そこから45分程ではありますが、数学の授業をすることができました。

このぼくの『熱中』がここで役に立つとは思ってもいませんでしたが、意外と大人になってからゲームに詳しかったり、うまかったりすると得をすることは多いと感じています。

少し話は外れてしまいますが、
子どもにゲームを止めさせたいなら、親も一緒にゲームをやるべきだと思っています。
同じゲームをすることで、子どもは少しずつ話を聞いてくれるようになると思います。
そして、なぜこんなにもゲームにハマってしまうのか、理解することができると思います。
もし、ゲームばっかりしているお子さんに困っている方がいらっしゃいましたら、是非試してみてください。
今回は、ぼくのその持論が現れた典型的なパターンであったと感じました。

ゲームに『熱中』することで得られるもの

これもあくまでぼくの持論なんですが…
ポケモンを『本気』でやることで学べることはたくさんあると思います。

ポケモンは対戦ゲームです。
ストーリーもありますが、本当に好きな人はオンラインでの対戦もポケモンの楽しいコンテンツのひとつです。
つまり対戦相手は、コンピュータやモブではなく、人間です。
実は、ポケモンのオンライン対戦で勝利することは、非常に大変なことです。

まずは896匹もいるポケモンとその能力、使う技などを全てを覚えなければなりません。
ルールも把握する必要があります。
シリーズならではの技なんかもあったりします。

そして、自分のポケモンを6匹用意しなくてはなりません。
896匹もいるポケモン中から、自分の強いと思うポケモンを選んで、育てなければなりません。
今でこそ孵化厳選は簡略化されましたが、ぼくが『熱中』していたハートゴールドやブラックのときは、強いポケモン1匹を作るのに何時間も必要で、非常に根気を要求されるものでした。

そして、ポケモンのタイプや性格、覚えさせる技や持たせる道具、特性など全てを考慮して戦略を立てなければなりません。
加えて、流行っているポケモンや技セレクト、強いとされているポケモンとその対策などの情報に触れておく必要があります。
しかも、ここまでやっても勝てるかどうかはわからないんです。
対戦の数をこなした、経験値も必要になります。

前置きが長くなってしまいましたが…
ポケモンの数や覚えることのできる技などの限られた条件中で、いかに相手に勝利するか、ということを自然と繰り返すことができます。
つまり、現状分析から企画・戦略を立てて、最善策を発想することを自然と繰り返しています

また、1000匹近いポケモンの特徴を覚えることで、記憶力や暗記する方法などを自然と身につけることができます

そしてなにより、
好きなことに『熱中』した、という経験は、何物にも変えられません
好きなことに本気になった経験がないと、勉強にも本気になれません。

ぼくは、このゲームに『熱中』する、という生徒さんとの共通点を切り口に、その日の勉強への足掛かりにすることができました。

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