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『周りの人と比べがちな人へ』ひょっとして自己肯定感が関係してるかも#後編

☑️はじめに

前回の記事では、自己肯定感のについて私見を交えながら説明してきました。

特に、自己肯定感が低いままだと、
・行動できなくなる
・素直に喜べなくなる
・自分の人生に悪影響が出る


といったデメリットがあることがわかりました。

前回までの記事をまだお読みでない方はコチラから飛べます。

『周りの人と比べがちな人へ』ひょっとして自己肯定感が関係してるかも#前編

https://note.com/roots_lst/n/na211d2623d9d



今回は、具体的に自己肯定感を高めていく方法をご紹介していきます。

☑️自己肯定感を高めるメリット

それではまず、そもそも自己肯定感が高いと私たちにどのようなメリットがあるのでしょうか。

✔️自己肯定感のメリット・効果とは
 ・何事にもポジティブになれる
 ・夢や目標を達成できる
 ・人生を豊かにすることができる

自己肯定感が高い人の傾向として、考え方がとてもポジティブだと言えます。

ソフトバンクグループの社長である孫正義氏も創業当時のことをインタビュー受けた時に「最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった。」とポジティブな発言をして周囲を驚かせました。

そのできごとから時間を経て、いまではソフトバンクグループは、日本企業トップの純利益を叩き出す集団になりました。

自己肯定感が高い人は、どんなことも明るい方向になると考えられるため、自分で物事を解決しようとする努力、自らの道を切り開こうとする努力を日頃から惜しまない結果、
どんな状況でも自分を一番に信じてあげることができるのです。

☑️自己肯定感の仕組み

心理カウンセラーである中嶋輝氏によると、 自己肯定感は育ってきた環境によって(あるいはその場の状況によって)高くもなれば、低くもなるといいます。

しかし、すでに見たきたように私たち日本人の特徴としてどうしても自己肯定感が低い傾向があるといわれています。
 
その理由の1つは、経験が増えるからです。特に失敗体験は記憶に深く残り、消極的になります。

もう1つは、大人になるにつれ比較対象が増えることから、学歴や容姿・年収など、他人と比較をすることで自己否定してしまうことが原因と言われています。

☑️自己否定の正体

すでに見てきた通り、自己肯定感を邪魔している正体は、自己否定です。

特に自己否定に繋がりやすい要因としては『自らの過去』と『他人との比較』であると中嶋氏は指摘しています。

『過去』
トラウマや心の傷が蘇る原因であり、自己否定につながってしまいます。

「ダイエットで前も失敗したから今回も...」

「過去の出来事のせいで私はダメなんだ」


『比較』
他の人と比べることは、自己否定につながってしまいます。

「あの人と比べると私なんか...」

「自分より良い成績を出している人はたくさんいる...」


このように自己否定につながる過去と比較は、自己肯定感を高めていく上で、障害になります。

しかし両者をうまくコントロールすることさえできれば、自己肯定感を高めることができるのではないでしょうか。

☑️自己肯定感を高める2種類の方法

自己否定を乗り越え、自己肯定感を高めるには、2つのアプローチがあります。

・「行動型」…過去の経験を上書きする方法

・「評価型」…過去の自分と比較する方法

☑️自己肯定感を高める具体的な方法

■行動型〜スモールステップを利用する〜
自己肯定感には、過去の経験が影響を受けていることは述べてきた通りです。

そこでその"過去の経験"を"現在〜未来の経験"で上書きしましょう。

人間の脳には、報酬系と呼ばれる脳の回路があります。

報酬系を満たしやすい条件は、
・達成できそうな課題にとり組むこと
・課題を達成したという成功体験を得ること

1つの小さなステップを踏めたと感じたとき、脳は自分に「よくやった」と"ご褒美"をくれるのです。

大事なことは他人の行動と比べるのではなく、自分の中で決めたことができたかどうかです。

具体例
・毎朝5分だけ早く起きてみる
・玄関前を毎朝掃除する
・人にあったら笑顔で挨拶する


まさに、『過去は変えられないけど、未来は変えていける』に尽きます。



■評価型〜自分同士で比較する〜
また自己肯定感には、比較というフィードバックが必要です。

脳の構造上、比較することは正常な機能です。比較することで、自分の行動を改善し、社会化されていくといいます。

しかし、他人と比較してしまうと自己否定に繋がりかねないので、その対象を"過去の自分"と比較してあげます。

比較対象を過去の自分にすることで、自己否定を避けることはもちろんのこと、自身の成長が見られたり、できることが増やすことができます。

大事なことは、過去の自分からどう成長できたかです。

具体例
・毎日の3行日記
・定期的な振り返り(週、月、年毎に一回)
・できるようになったことを書き出す


☑️最後に

私は雑誌の『number』が好きなのですが、現メジャーリーガーダルビッシュ・有投手(現サンディエゴ・パドレス)がインタビューの中で、

「僕が栄養学を学ぶ理由は、昨日よりも今日。今日よりも明日より良いパフォーマンスを出す為にちょっとずつ学び続けます。」

といった内容を話していたのを覚えています。

自分の人生を良くする為には、やはり毎日の小さな積み重ねが必要だと感じた一面でした。

自分の人生を一歩ずつ前に進めることができるよう今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てると嬉しいです。

最後に、「自分はこんなことしてるよ!」っていうのがありましたら、気軽にコメントください。

それではまた!

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