こんにちは！
島根大学2年生の天坂真衣です。

　先日、私は、島根大学のキャリアデザインプログラム（通称：CDP）というプログラム生の1人として、島根県立横田高校独自の「キミチャレ」というイベントに参加してきました！

今回は、その「キミチャレ2021」についてレポートします。

　その前に、初投稿ということで、私について自己紹介させていただきたいと思います。

　天坂真衣
2001年生まれ、広島県広島市出身
島根大学　生物資源科学部　生命科学科・食生命科学コース所属2年生
教員になりたいという夢を叶えたい、でも、もっと理科について専門的に学びたいという思いから島根大学のこの学科に進学。
島根大学キャリアデザインプログラム生。
今まで部活と勉強しかしてこなかった分、大学では自分の知らなかった世界を知りたい、いろいろな人と関わっていろいろなことを学びたいと思いながら大学生活を満喫中。

キミチャレとは

　キミチャレとは、高校1年生が来年度のコース選択や、卒業後の進路イメージを考える際の参考にするため、奥出雲町をはじめ島根県内で活躍する社会人の方を講師として招き、「自身の進路選択の時、何を考えたか、どう行動したか」や「高校時代の経験」などについてお話を聞くというイベントです。私は、その大学生枠として、お話させていただきました。

　当日は、生徒は講師を3人選択し、その講師のところにいってお話を聞くといった小グループごとに分けて行う形態で行われました。全部で3回のグループトークがあり、1回当たりの時間は25分、講師側の私は、うまくお話ができるかとても不安でした。

いざ、本番・・・

　高校生が集まってくると、私の緊張は最高潮に達しました。しかし、高校生の方から、明るく「こんにちは～！」と挨拶してくれて緊張が一気にほぐれました。私は、「私の高校生活と進路選択」というテーマで、パワーポイントを作ってそれをもとにお話ししました。

話した内容
・自己紹介
・高校生の頃の一日の過ごし方
・進路決定までの心の中
・進路選択の時に大事にしたこと

　上記の内容を話し、その後質問タイムを取ると、さまざまな質問をしてくれました。大学の学科の詳しい内容についての質問、大学生活の楽しみ、高校生の間にしておけばよかったこと、一人暮らしは楽しいかなど、話した内容以外の事も質問してくれて興味を持って聞いてくれていたんだなと感じることができました。また、お話を聞いている最中、生徒さんたちはメモを取りながら真剣に聞いてくれていて、とてもうれしく準備してきてよかったと思えました。

振り返り

　正直、イベントが終わった直後は、やり切った！という達成感より、高校1年生に2年後の進路選択の話をどこまでしてよかったのか、今日聞きに来てくれている生徒はこの内容の話を求めていたのか、聞きに来てくれた生徒の役に立っただろうかというような気持ちが大きかったです。私の高校時代の環境や心境と今日話した生徒の環境や今の心境は違うのに、本当にこれでよかったのかと、とても考えました。なぜ、このモヤモヤするような気持ちになったのか、私にもはっきりとはわかりません。しかし、自分はこのキミチャレで生徒たちに何かを伝えることをメインとしたのか、生徒たちの疑問や不安解消をメインとしたのかということを考えたときに、私はその両方だと思いました。そう考えると、伝えたいことは伝えられたと思うし、質問もあったし、今できることはできたのではないかなと振り返ることができました。

生徒たちのお礼メッセージ・感想を読んで

　後日、お話を聞きに来てくれた生徒たちからお礼メッセージとキミチャレに参加した感想をいただき、読ませていただきました。勉強のやる気が上がったという内容や、いろいろな職種の人たちのお話を聞けていい経験になった、いろいろなことに挑戦してみようと思うというような感想をたくさんいただいてとてもうれしかったです。
　その中でも、勉強のやる気アップにつながったことや、文武両道を頑張ろうと思った、将来に向けて調べてみようと思ったという内容が書かれていて、イベントが終わった直後のこれでよかったのかなというモヤモヤが解消され、イベントに参加してよかったと思いました。

このイベントを通して学んだこと

　私がこのイベントに参加して学んだことは主に2つあります。
　1つ目は、学んだことというより思い切ってこのイベントに参加してよかったと思うことなのですが、自分を見つめなおすきっかけになったことです。資料を作ったり実際に話していて、自分の高校時代を振り返り、自分がどうして今の進路を選んだのかということを再確認できました。また、高校生たちの感想を読んで、私も将来に向かってもっと積極的に行動しよう、あっという間の大学生の時間を大切にしようと思うようになりました。

　2つ目は、他の講師の方々や横田高校の先生と出会っていろいろな人がいて、いろいろな環境があるということを学びました。横田高校の先生から、うちの生徒はこんな環境で育っているということをお聞きした時に、自分の中で当たり前に思っていたことが当たり前ではないんだなと思いました。また、他の講師の方々と直接お話することはあまりなかったですが、島根を出たけど帰ってきたというお話を聞いたり、仕事の話を聞いたりして、知らない世界がたくさんあるなと感じました。
　これからの大学生活で将来についていろいろ調べてみたり、もっといろいろな人と自分から関わりを持って、自分の知らない世界を知っていきたいと思います。

　今回「キミチャレ」に参加して学んだことがたくさんあり、何よりもっといろいろなことに挑戦してみようという気持ちになりました。とても緊張したけど思い切って参加して本当によかったです。また、このようなイベントがあれば参加したいです！