【MtGモダン】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part19 2024年2月・3月の戦績編【青黒LO】

Re:Part1・前回の記事を読んでいない方は是非先にお読み下さい。

結局上旬投稿のサイクルは崩れました。
普通に考えて大会結果を1ヵ月ごとにまとめて書くより、大会出た時点で都度書いた方がライブ感が出る事に気づいたため(おそらく)今月で毎月上旬投稿シリーズはおしまいです。そもそもサボりすぎて前回も上旬ではないし中旬でもなく下旬。⇒なんと月末最終日になりました。

最近のLO事情を語ると、行き過ぎた続唱デッキメタの影響によりラフターを0枚採用にして『不可思の一瞥』を4枚採用したり、『罠師の引き込み』採用により『書庫の罠』をサーチできるようにしたり、『外科的摘出』『根絶』を各4枚の計8枚搭載したもの(俗に8摘出と呼ばれているリスト)が上位入賞し始めたりしました。

「罠カード」のサーチなので書庫の罠以外にも『貪欲な罠』などをサーチできる
イージーウィン製造機
邪魔されないイージーウィン製造機

個人的にはハンドを高速で消化し、爆速で削りにいく昔のリストのような懐かしさがあります。昔の3マナミルスペル枠と言えば1青黒の『精神の葬送』でしたが、青青青の『正気破砕』はトリプルシンボルで色拘束が強いものの「土地が4枚めくれるまで」の不安定な削り枚数に比べ14枚の確定枚数である点や、青青青が早期に揃わなさそうな時やどうしても選択肢を広げたい時は1青でサイクリングの選択肢を取れる点でかなりの強化でしょう。

めくれ方によってラフターと似た末路になる

禁止改定により『暴力的な突発』禁止の影響で8摘出は役目を終え…るかに思われましたが、摘出札がクリティカルなエスパー御霊や緑トロンがメタ上位に上がってきたり、カスクラは禁止改定前にも存在していた力線ドラコパッケージを組み込んだものに『献身的な嘆願』を代わりに採用したドメカスに姿を変えて生き残っていそうな感じなので、思っているよりもまだ味がするリストのように思います。

アクションがソーサリータイミングなのでまだマシ

また、エスパー御霊やドメインズーはデッキ内の総マナコストが120を超えるような構造であることを考えると、ラフターは絶対に4枚採用である必要はなく、実際の入賞リストでも2枚か3枚の採用に減少している傾向です。
鱗やハンマータイムのようなラフターがクリティカルになるデッキが存在する以上0枚にするのは勇気がいりそうですが、現時点でそこまで上位のメタにいるわけではないことや、コンボパーツを引かれる&出される前に摘出できる可能性を重視するのであれば0枚でも別にいいのかもしれません。多分個人の割り切りと好み。



そういうわけで2月分の戦績ですが…


なんと一度も大会に出ておりません!書くことないので終わり!



→Part20は未定です。

"【MtGモダン】ライブラリーアウトのちょっとした解説 Part19 2024年2月・3月の戦績編【青黒LO】はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC."


冗談です。実は1ヵ月に最低1回は大会に出る前提にしているのに2月中一度も対戦していないのはどうなのかということで、2/29に駆け込みも駆け込みでMOのリーグに参加していました。リストはこちら。


変更点はジェイス0、定業2、一瞥2、残響する真実1、諜報土地1

『残響する真実』は虹力線だったりその他諸々のパーマネントへのお守りとして採用しました。ジェイス0は4マナ払ってやることが大抵の場合奥義の15枚削りで、『ティシャーナの潮縛り』によって奥義をなかったことにされたり、水難を構えつつのバックアップをしにくい関係上打ち消されやすいビッグアクションを取るよりは定業によるドローの質向上や軽くてトップ勝負で引いてもうれしい一瞥を優先してそうなリストです。ぶっちゃけもう忘れた
土地は湿った墓が1枚青黒諜報土地に変わっています。あとサイドの『取り除き』が『長い別れ』にアップデートされています。

なぜか打ち消されなくなった

3/11の禁止改定前の環境ではありますが、お蔵入りさせるのももったいないので一応投稿。続唱デッキ以外の感触ならまだ価値がありそう。

R1 マーフォーク ×〇〇
メイン戦、良い感じに除去で耐えながら削っていくもフェッチを切ってくれない&廃墟の地を引けなかったことでハンドの書庫の罠2枚が腐り続けて削り切れずに負け。
サイド1戦目、カニpush水難ラフター水難ラフター正気破砕ハードキャストのパーフェクトムーブで勝ち。
サイド2戦目、ありったけの除去を中盤までに打ち込みライフをほぼ初期値に抑える。相手の4ターン目のエンド時、盤面にはロードが1体。うまぶって新メンバーの諜報土地を相手のエンド時にフェッチから持ってこようとするが、既に自分の墓地に3枚置かれている状況だったためおそらく正着は沼を持ってきて墓地を4枚にしつつ探査コストに当てて除去をするムーブっぽそう。罠の橋でフタしつつ途中で墓所乱で30点ゲインを挟んでカニの上陸とトップ正気破砕で削り切って勝ち。

42点ゲインくらいするとギャラリーが苦笑するカード



R2 赤黒想起 ×〇×
メイン戦、カニ一瞥土地5(フェッチ2殻船1沼2)でキープし、相手の先手1ターン目の地の墓所タップイン⇒2ターン目諜報土地タップインを見ているのに殻船⇒カニ+フェッチと手なりで進めたため3ターン目に悲嘆が飛んできて土地5のクソザコハンドにされてしまう。諜報土地を持ってきてドローの質を上げようにもトップが弱く、push対応にフェッチを切るのをスキップする凡ミスも相まって良い所なく負け。

出される側もまた悲嘆


サイド1戦目、土地が御心のみの初手はさすがにどうしようもないのでマリガン⇒島2大田原殻船廃墟に定業と罠の橋のハンデスされたら即死しそうなハンドをしぶしぶキープ。相手の1ターン目に無事思考囲いを食らって手札が終わる。2ターン目に土地を引いてしまい何もできないため定業で何か探しに行くも上2枚も土地、両方落として手に入れた『残忍な切断』も返しのターンに思考囲いで落とされてしまう(さらにハンデスが飛んでくる読みをするのであれば、上から3枚目にあった関係上山札に隠す方が良かった説もあったかもしれない)。
このまま負けるのか、と思っていると相手が3枚目の土地を置かずにエンドしたため、初手にあった『廃墟の地』で赤黒土地を割って赤マナを生めないようにする超絶プレイングを見せた…のように思われたが、既に着地していたラガバンが殴って来たため赤マナを生めるようになり、そのまま『砕骨の巨人』が着地する。直後に除去を引いたため4/3に撃ちたくなるが、せっかく土地事故を起こせたのにラガバンを残して赤マナを生みだされ続けても困るということでラガバンを除去。

エルドレインの良カード

砕骨に殴られつつも耐えているところに『滅び』をトップし、追加で出された生物を巻き込む全体除去に成功。さらにトップから『墓所への乱入』や『湖での水難』を引き込めたため、相手が諜報土地で積み込んだカードを『廃墟の地』の強制サーチ効果によるシャッフルでめちゃくちゃにしつつ実質ランデスをしたり27点ゲインを挟んで遅延しているうちに、後半で出されていた『血染めの月』を大田原でバウンスしながら1ターン目に置いていた殻船からラフターを撃ちこみ、トップした『正気破砕』で削り切って勝ち。

これにより特殊土地から赤マナを生まれさせてしまう


サイド2戦目、色々話し込みながらプレイしていた関係上で時間を使い過ぎたため、遅延による勝利は不可能と考え罠の橋をサイドボードに戻して速攻を仕掛けるプレイに変更。初手はカニ水難2ラフター滅び土地2の100点満点中700点のハンドをキープするも、悲嘆ブリンクでカニと滅びを落とされてしまう。水難で『悲嘆』を除去するも、その隙に寓話2連打でハンドの質をかなり上げられてしまうのを咎めることができず、トークンとキキジキ軍団によるアタックやクロクサの誘発3連打(クロクサ着地で3点ルーズ⇒『まだ死んでいない』によるブリンクで3点ルーズ×2+役割『呪い』トークンによる1点ルーズ×2)によるオーバーキルで負け。

この2戦で考えすぎた事もあり持ち時間をフルに使い、既に遅い時間になっていたためこの日は中断。


2/29 2日目…
1-1の状態から気を取り直して3戦目からスタート。

R3 ドメカス ×(時間切れにより×〇〇)
メイン戦、土地3カニ2pushサージカルのゴキゲンなハンドをキープするも、0ターン目に見えたのは『ギルドパクトの力線』。これは爆発的に流行っている力線Zooだと思い、出される前に『ドラコの末裔』をさっさと摘出しないといけないとすぐさまカニを場に出すと、返しのターンで相手から見えたのは『衝撃の足音』。2体目のカニを送り込みつつ最大火力で削っていくもめぼしい札は落ちず、最速で『ドラコの末裔』が着地する。それでもあきらめずにさらにトップで引いたカニを出しつつ土地でガンガン削っていき、4/4飛行その他諸々に殴られつつも合間に一瞥を打ち込んでいくが4/4その他諸々が付いたサイトークン×2などに殴られて負け。

フェッチからマナを出せてしまうのもつらい
あらゆる生物が諸々を持つ

サイド1戦目、カニ水難正気破砕根絶土地3の綺麗なハンドをキープするもまたもや虹力線⇒サイ待機のムーブをされてしまう。こちらも負けじと『否定の力』を摘出したり、その際に見えた『神秘の論争』を摘出しつつ罠の橋を通して耐えていると、お相手の回線不良か何かにより何度も数分間動きが止まってしまい持ち時間を使い切ったためマッチ勝ち。

R4 エスパーブリンク ××
メイン戦、カニが無いものの書庫の罠ラフター正気破砕土地4のハンドをキープ。相手の青黒諜報土地からほんの少しミラーを警戒するも最初に見えた札は『オークの弓使い』。『正気破砕』サイクリングに合わせられ、色々と辛くなる。その後『悲嘆』でラフターを落とされ、3テフェも着地したため心が闇に染まりつつ有効牌を引けず負け。

通すと色々つらい

サイド1戦目、定業2を含む良ハンドを悲嘆ブリンクでめちゃくちゃにされ、そのまま数回悲嘆に殴られ続ける。途中フルタップで3テフェで仕掛けてきたタイミングで水難で打消し、そのまま2枚目の水難で悲嘆を除去することに成功する。が、2枚目の3テフェが通った後は特に良い所もなく『ティシャーナの潮縛り』や『孤独』や『悲嘆』に殴られ続けて負け。

R5 ティムールモンキー ××
メイン戦、土地は朧宮と沼、カニ+定業正気破砕2のハンドをキープ。『面晶体のカニ』の返しにラガバン。『残響する真実』は打ち消され、そのまま除去を引けずに『タルモゴイフ』と『濁浪の執政』に殴られ続けて負け。

いつの間にか5/6くらいになってる

サイド1戦目、生物への対策札をきっちり打ち消されながら『ドラゴンの怒りの媒介者』数体と『濁浪の執政』に殴られ続ける。他に選択肢もないので『濁浪の執政』に除去を打ち込みつつ墓所乱で回復しようとするもこちらに打消しをもらい、そのまま返しのターンに稲妻とセットで殴られて負け。

いつの間にか3/3飛行になってる

結果は2-3。しばらくまともに触ってなかったにしてはギリギリセーフの戦績。諜報土地はかなり使い勝手が良かったため、『殻船着の島』や他のタップイン土地の枚数と相談にはなりますが2枚にしても良さげな感じでした。

前述のリストはもう用済み役目を終えたので現環境用のリストの話をすることにします。

現時点で考えているリストは大きく分けて2つあり、1つは8摘出を改良したもの(特にサイドボード)、もう1つはpushの代わりに『流刑への道』、『滅び』の代わりに『至高の評決』を採用したエスパーLOです。
8摘出型は除去を採用していない関係上、軽い生物で殴り切るタイプのデッキにかなりきつく、あたり運に左右されやすさがあります。今だと罠師くらいは除去にしても良さそう(実際に少し除去の入ったリストも入賞していたりする)。
エスパー型に関しては、従来の青黒型でも追加の除去として『シェオルドレッドの勅令』を採用することで呪禁その他諸々のついた『ドラコの末裔』などを対処することは可能ですが、4枚採用している主力除去のpush自体が『濁浪の執政』などの5マナ以上の生物には無力であることや、3,4マナであっても紛争が達成できない状況では除去できないことを考えると、白を足してマナベースが今以上にきつくなるデメリットを抱えていてもパスは強力なように思います。

ついでに書庫の罠チャンスにもなる(土地のアドバンテージは考えないものとする)


また、『否定の力』を持たれている場合や、事前に『頑固な否認』などの打消し呪文を摘出できていない場合の大振りなアクションは打ち消されることが多く、その点で「打ち消されない」全体除去である『至高の評決』には魅力があります(これらはプレイングでカバーできる場合ももちろんありますが、毎回プレイングでどうにかなるゲームでもないので構築段階でなんとかしたい)。

打ち消されない。


ここまで書いておきながらなんですが、どちらのリストも満足に完成させられなさそうなので従来のものを微調整したリストを軽く解説して終わりにしたいと思います。特にパスと水難と至高の評決を同居させつつ廃墟の地もある程度の枚数を確保しながらのエスパーカラーだとマナベースがとんでもないことになりそうなうえ、先駆者のリストを探しても至高の評決が入ったもの自体があまり見つからないので既に試されて不要と判断されていたのかもしれない。


今『突然の布告』がアツい

調整内容としては、虹力線+『ドラコの末裔』に対応できる手段を持つために何かしらの対象を取らない除去を採用する必要がありました。そのため、最初は『シェオルドレッドの勅令』を採用したのですが、これだと打消しされた時に泣いて暴れる必要がありました。

PWもいける布告系除去

そのため、「刹那」持ちの『突然の布告』を採用することで泣いて暴れなくてもよくなりました。もし1ターン目にラガバンやナカティルを出された場合は初手で引いて事前にpushしてください。無理なら最悪そいつらに対する除去になるので、2枚目を引けるように祈りましょう。いずれにせよ頼りになります(多分)。

「刹那」付きなので『根絶』のような安心感

また、場を一掃したい場面が増えたように思ったので、『滅び』をメイン採用しました。元々2枚の採用でしたが、後述の『瞬唱の魔道士』の枠のために1枚に調整しました。でも2枚にしたさはあるので今後要調整。

黒いすべそれ

少ないながらも一瞥の採用や軽い除去を追加したことに加え、小粒のクリーチャーに対してブロッカーにもなれる『瞬唱の魔道士』を試験的に採用しています。『任務説明』と違って書庫の罠を0マナで使いまわすことは不可能ですが、最悪2/1の肉として使えるのは結構良さそう。

現代ではあまり見なくなった

サイドボードに関してはまだあまり練れていないですが、最近罠の橋に対する信頼感が若干薄れてきているため0にするかありったけ詰め込んで4にするか検討中です。元から既に着地しているパーマネントに対応できる対策札が多かったのもありますが、最近だと『毒を選べ』の採用率が高くなったことも理由のひとつです。

これのために緑をタッチすることもあるくらい環境にマッチしている

あと新セットの「サンダー・ジャンクションの無法者」からは『保安官を撃て』が『喉首狙い』との入れ替えor追加の除去枠として濃厚です。

当たらないのはラガバンとダウスィーくらい


こんなところで今回はここまで。タイトルに2月・3月の戦績編とありますが、2月は前述のリーグ1回、3月は諸事情で紙もリーグも出る事はなかったので4月以降に期待しましょう。4/20にMMMがあるらしいので投稿タイミングがあるとしたらここらへんかなと。それではまた次回。

→Part20は大会に出たら書きます。


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