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西洋風美女にトイレを貸した話

チェンマイでノマド生活を初めてはや14日。
現地での生活もなれてきて、お気に入りのお店を見つけた頃。

普通に生活していても海外ならではのワクワクやドキドキ体験があったりする。

クレジットカードが吸い込まれないかソワソワした話

海外で生活をしていると、問題になるのがお金をどこで換金するか。
一応日本円の現金を持って来ているので換金所でタイ・バーツを入手することもできるが、どうやらクレジットカードのキャッシングのほうがレートが良いらしい。
多分、数百円の世界なのだろうが、海外ATMを使えるようになっておきたい自分がいた。

あと、2,3日は現金は持つかなと昨日から思いつつ、ATMの下調べとして、昨日からATMを見つけたらボタンを押してみて操作性を確認していた。
本当は週末にでもゆっくり時間をかけてATMでキャッシングすればいいかなと思っていたところだったが、昼食後の足取りは軽く、ATMめがけて歩いていた。

最悪、現金は下ろせなくても、「クレジットカードだけは返してくれよ。」そんな自分の心の声とは裏腹に足取りは軽かった。
事前にググった情報によると、まずクレジットカードを入れること。現金のあとにカードが返ってくるので、カードを取り忘れるとよく聞く、クレジットカードが吸い込まれるということが起こるらしいので、そこだけ注意した。

いざ、クレジットカードを入れて操作を始めると、クレジットカードが機械にある時間をいかに短くするかという謎のプレッシャーと戦いながら操作を続け、見事3,000バーツを財布に加えることができた。

チェンマイに来たときから、換金問題は頭の片隅にあったので、思わず喜びの声が出た。
日本でお金を下ろすときにこのスリルは味わえない、最悪カードが吸い込まれてもなんとかなると思っているからであろう。
海外で吸い込まれたら色々と面倒極まりないことが目に見えている。

西洋風美女にトイレを貸した話

平日のルーティンで、いつも通り仕事後にご飯を食べに行こうと部屋を出た。
Airbで利用している簡易ホテルで珍しく、西洋風美女とすれ違った。ぎこちなく会釈をして、足早にいつものカオマンガイ屋に向けて階段を駆け下りようとしたその時だった。
その西洋風美女が言葉を発した。
多分、自分に声をかけたのだろうと思い振り返ると、トイレを探していると言っていた。
多分ここの住人ではないが、トイレを探して入ってきたのだろう。
ここに来て2週間になるが、自室以外のトイレを見かけていない。おそらく共用トイレはないのだろう。
何を思ったか、次の瞬間、自室のトイレを貸す提案をしていた。
よっぽど探し回ったのか、彼女はその提案を飲み込んだ。
2,3会話をしながら部屋に向かいトイレを貸し、また会話をしながら一緒に外に出た。

こういうときにもっと英語が使えたらと思うのだ。
彼女はドイツから来ていて、SNSのマーケティングをしているらしい。そして、カフェで作業をしていたが、そのカフェにトイレがなく、探していたらワシと出会ったみたいだ。日本に来たことはないが行ってみたいと行っていた。大体の外国人は日本に興味を持ってくれていてありがたい。
もう少し気の利いた話ができるようになりたいなと、現地人以外の人と話すたびに思う次第である。

タイ人店主に覚えられた話

ドイツ人と別れ、ワシはいつものタイレストランに向かった。水曜日(昨日)が定休日だったのでより一層楽しみだった。いつものと言いつつ、今日で3回目。入店するや否や、カオマンガイを着席前に注文。
そうしたら「大きいサイズだろ?」と言われた。
もちろんYESだ。
おそらく、これまでの2回で「カオマンガイ大」でと言って来たからだろう。
思い返すと、入店前からワシの顔を見た店主はまたコイツかという顔をしていた気がしてきた。
いつものようにお金を払って、店を出るときに「また会おう」と言ってやった。

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