不登校だったことがあるケース

コミュニケーションをテーマにやってきた方で、過去、不登校だったことがあるクライアントさんの割合は高いです。コミュニケーションがうまくいかないことによって、学校へ行くのが嫌になり、結果、不登校になるようです。

不登校だったことがある人の中で多くの人が、原始反射の統合がされていないということにセッションをやっていく中で気づきました。

原始反射というのは、赤ちゃんや幼児がある刺激に対して示す反射行動で、わかりやすい例では、足裏をペン先でさわるとくすぐったくて耐えられないとか、背中をさわられると嫌がるなどがあります。原始反射には恐怖麻痺反射、足底反射、モロ反射など数種類あり、何が残っているかは人それぞれですが、これが残ったまま成長すると、コミュニケーションがうまくいかないようです。

なぜ原始反射が統合されないまま大きくなったのは不明です。私はその原因を探るのが仕事ではないので、なぜそうなったかについては探求しません。運動、食べ物など、いろいろな説があるようですが、実際のところはわかりません。

セッションで原始反射を統合すると、今まで苦手だったことができるようになったり、楽に行動できるようになったります。コミュニケーション、集中力、運動など、できるようになる分野はさまざまです。

多くの原始反射が残っていると、学校生活が大変難しくなり、その多くは学習するのが苦痛か、もしくは非常に困難になるようです。ひとの二倍の努力をしないと、他人と同じような結果を出すことができない人もいます。

原始反射の統合の仕方はセッションのほかにも、簡単な運動を毎日するなど、動画を検索すると出てきます。子供のころからコミュニケーションが苦手、勉強が不得意だった人は、原始反射が統合できているかチェックしてみるといいと思います。

原始反射を統合することの重要性について、幼児教育の段階でもっとよく知れ渡っていれば、みんなもっと運動も勉強も楽にできるようになるのにな、といつも思います。本当にこれは残念なことです。

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