[その2]ユナイテッドアローズ名誉会長の重松氏からセレクトしてもらったが、2年たってまだ納められていないお話

前回とりあえず、少しうざめ自己紹介をしたので、タイトルの通りの話をまず進めないとですね。

重松さんとの出会いは、いつ、どこでか、という話です。

さて、その前に、私たちのポジションをもう一回かきます。
地方の中小零細の工場です。
工場?といっても色いろ、もの作っていれば皆工場です。

ですので、私たちのポジションを説明します。
きものでも、洋服でも、流通するときにはこんな感じと思います。

1. 生地をつくる工場があり、
2. それを取り扱う生地の仲介業者があり、
3. 生地全般を扱う問屋があり、
4. 生地を仕入れれ、商品(服やきもの)を作るメーカーがあり、
5. 商品を扱う総合問屋なのかメーカーがあります。
地方の小売店や呉服店に商品が届くには、
6. 地方の問屋にいき、
7. 小売店にいき

こんな感じの構造だと思います。(すみません、断定できませんが)

そして、各番号の間や同列にはまたさらに色いろあると思います。メーカーの代理でデザインする個人の方しかり、加工業者しかり。
で、、、1番の方を川上、小売店側を川下と言いますよね。


私たちはどこかというと1の生地をつくる工場です。
厳密にいうと、生地をつくるためには糸が必要でもっと上流に糸を作る、などもありますが、説明の分かりやすさから省略しました。


2の業者からまとまった注文を受けて、同じものを量産している受注生産工場です。営業もそんなにしませんし、自分たちの生地がどこに行っているかも良く分かりません。というか分かろうとしても分からないでしょう、笑。

ですので、何を使命としているかというと、「流通とか気にせず、よい生地をつくることだけに、命をかけてきた」といえばよいでしょう。それが工場の使命です。

では、重松さんのポジションはどこか。
7の小売店のポジションですよね。

重松さんのような業界でも重鎮の方が、川上の工場と知り合うことはまずないでしょう。川上の工場が、川下の小売店を意識しないと同様に、川下の小売店が川上の工場を選んだりするわけではないですから。それにセレクトショップは商品をセレクトするのが主で(今は自社製造もあるようですが)すから、生地の工場がどうのこうのなんて言いません。

通常、接する業者の生地見本やサンプルから選び、それがどこの工場で作られているかは分からない。工場を抱え込み、ライバルメーカーや問屋に手の内を見せないのが普通だと思います。

では、どこで出会ったか。

それは、東京で開かれるPremium Textile Japan (プレミアムテキスタイルジャパン)という生地の商談会でした。
生地メーカーが(上記でいうと3あたり)が出展する商談会に、なぜか私たちが1のポジションで出展しました。(これは別途)

そこで重松さんとお会いしました。別に重松さんはその会場に生地を見に来ていたわけでなく、知人が審査員をされているということで一緒に来ていたようです。

その知人の方が当社のブース前を通ったとき、私たちがお世話になっていた女性デザイナーとその重松さんの知人が知り合いで少し立ち話をし始め、その際、重松さんが少し時間ができ、当社のところにかけてあった黒のストールをふと眺め、気にかけて頂いたのです。

それが、出会い。2016年5月25日です。


その時に、何をみて、気にかけてくれたのか!!!!

これが大事で、これです!! と言いたいですが、もう実物がありませんでした。。。どうしたのだろう。。なので、当時の写真の外観から。これです。


アップしたくても、実物が見つからないので、類似品の写真を。

目をとめたものは、きものの衿や衿裏でつかう絽の生地。それを黒く染めたものでした。

反物の状態がこれ。


広げるとこんな感じ。真ん中にカットラインがあります。これは一度に右と左で2枚取れ効率が良いからです。2枚どりしないものもあります。


その絽の生地を真っ黒にしたものが、あそこに!!かけてあったのです。でも実物がないので類似品の写真でごまかさせてください、。黒の絽のストールです。


きものの衿の生地と同じだったでもう少し重量感がありました。そして真ん中にカットラインが入ったまま。テキスタイルの展示会だから真ん中にスリットみたいなのが入っていた方が意外と面白いんじゃないか、と作ったのです。

それをじっと見られて、「このラインを3本入ったものにできますか?」と。

あと塩瀬という別の厚手のシルクの生地のサンプルを要望されました。


「キター!」

と言いたいところですが、私は何かの用事で離籍していて、その時に重松さんにはお会いしていません。社長が接客していました。

そんな感じで声をかけて頂いたのがきっかけです。


それからすぐに御礼のメールを出しつつ、重松さんとメールのやり取りがはじまりました。


横正機業場 私たちの会社。着物の染める前の白い反物を作っています。



絽紗(ROSHA) 工場発のシルクストールのブランドです。(是非しって、眺めて、買って、肌触りまで確かめてくださいね!笑)









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感謝。工場ご案内します!五泉よいとこいちどはおいで。
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横野弘征

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