たびたび巻き起こる頭の悪い男女論争
男が奢るのが当たり前でしょwww
サイゼで本当に喜ぶ女なんかいないからwww
初デートすっぴんジャージで行こうかwww
メイクや化粧代に金掛かってることが理由なら車代や学歴代の方が掛かってるんだからお前が奢れよwww
初デートすっぴんの方がいいんだがwww
上記のような頭の悪い会話がたびたび世間の暇人を相手に繰り広げられる。
まんまと釣られている自分も充分暇人なのだろう。
結論
感想として、どちら側の意見も理解出来るが、どちらも前提を間違えている。
結論からいうと
「恋愛は面接」
なのだ。
少し端折った。
正確には、
「人間関係が始まるタイミングは面接と置換して考える」事が重要なのだ。
簡単に恋愛におけるパートナー探しについて考えると、要は「条件に合う人間を探している」のだ。
考え方の具体例
マッチングアプリ
↓
メッセージでのやり取り
↓
電話
↓
初デート
↓
メッセージや電話でのやり取り
↓
二度目のデート
↓
付き合うかの判断
このような工程が現代の恋愛では一般的なのかなと思う。
勿論そこにプラスaとして、夜の相性を確かめることが含まれる場合も多分にあるだろう。
これを面接に置き換えると下記になる。
マッチングアプリ
(就活サイト:相手の情報を見てマッチするかの判断)
↓
メッセージでのやり取り
(書類選考後のやり取り&性格診断、適性検査)
↓
電話
(会社説明、面談)
↓
初デート
(一次面接)
↓
メッセージや電話でのやり取り
(一次通過後、二次面接に向けてのやり取り)
↓
二度目のデート
(二次面接)
↓
付き合うかの判断
(合否決定)
プラスa 夜の相性確認
(特殊技能検査)
と、このようになる。
求人側も自身の会社に会う人材や長く働いてくれる存在を探しているし、
求職者も条件に合う会社や長く働ける会社を探している。
この面接作業が面倒くさいし、手っ取り早く相手を探したい人は条件面を下げるか待遇を良くすることも出来る。
これも企業と個人に例えてみると
会社→給料を上げる、応募条件の大卒以上を外し、未経験歓迎をする。
個人→給料や福利厚生、休日日数などを妥協する。
(共通→その場しのぎ的にアルバイトや非正規雇用)
これを置き換えると、
年齢制限の幅を広くし、顔やスタイル、年収や職種の希望ランクを下げる。
(その場しのぎ的に一夜の関係やセフレ関係を作る)
と、なる。
デートの回数や電話の頻度、連絡の内容や頻度を落とすと関係が出来たあとに、整合が取れない確率が上がる。
ここまで話した上で、SNS上で度々話題になる話を考えると
初デート、つまり一次面接での事や
どちらが企業側でどちらが個人側かなどを必死に話し合っているのだ。
結論
まず前提として、間違っているのがどちらが企業側でどちらが個人側かについてなのかがハッキリしないままこの論争を行うこと自体がナンセンスなのだと思う。
そうでなければ話の前提がぐちゃぐちゃで話にならない。
そして、どちらがどちらなのかについてはケースバイケースである。
どちらも企業側であり個人側なのだ。
状況や背景によっても企業側寄りか個人側寄りかは変わる。
一般的に女性側は恋愛市場において有利なので選ぶ側である求人側に回ることが多いが、
結婚適齢期を過ぎていたり、パートナーを渇望しているタイミング、相手への条件が高い場合などは求職者側に回ることも少なくない。
男性側も同様に、容姿に優れていたり、金銭的余裕があることや立場がある事で恋愛市場において求人側に回ることも多分にある。
要は需要と供給の話である。
割合が高いであろうと思うケースでいうと、
女性側が求人者、男性が求職者に回る率が高いのだろう。
以上を踏まえた上で具体的に、SNS上での議論の話をする。
まず
男女奢り奢られ論争
ひとつのポストから話題に上がった深田えいみさんの場合、年収や立場、用紙にスタイルも揃っているので間違いなく求人側だろう。
その事を踏まえると一次面接である初デートで求職者側である男性は少しでも自分が優秀な人間である事をアピールしないといけないので、奢る事になるし、そもそも釣り合うレベルまで自身を引き上げるか深田えいみさんに特殊な条件があり、それをたまたまクリアしている事に掛けるしかない。
深田えいみさん側からすると山程くる求人に対し、容姿や立場、奢る人など条件を設定して絞る作業、足切り作業を行うのは極々自然なのだ。
そして、一般的な話をすると
男性側が求職者側になる為、奢るのが一般的になると思う。
しかし、求職者側にも会社を選ぶ権利があるので、女性への条件として割り勘がある場合もあるだろうし、そもそも立場が逆で男性側が求人側で女性が奢る場合もあるだろう。
早く恋人が欲しい場合条件を下げるしかないが、焦っていない場合はゆっくりマッチングする相手を探せばいいと思う。
その時のタイミングも運命。
サイゼデートで喜ぶ彼女
サイゼリヤで喜ぶ彼女というのは、基本的に関係構築後の話で今回の題材からは少し外れているのだが、外野からの意見は落とし込める。
要は男性側視点だとお金がかからないし、それでも喜んでくれて嬉しい。
女性側視点だと安く済まされて可哀想という話。
これを会社に置き換えると
低賃金でも仕事に注力してくれる人材嬉しい側と、ブラック企業への就職可哀想だし私だったら働きたくない。
という風に置き換えられる。
どちらの意見も分かるが、そこにどう判断を下すかは他の条件や背景が分からないと何とも言えない。
その他、福利厚生ややりがい(家事全般を男性側が担当など)がある事もあるだろうし、二人で目標の為に貯金している可能性もある。
例えばこれが初デートサイゼで喜ぶ彼女というテーマだとしたら、話は変わってくるが、食指が動かないので例え話は割愛する。
初デートでノーメイク、ジャージ
これは最近流れてきたポストで少し話題になっていたが、これを置き換えると
一次面接ですっぴんに上下ジャージで行こうかなと揶揄しているような内容になる
男性側の意見としては、
それでいいよ
そっちの方が騙されないし
奢る必要もなくなるでしょ
という意見だった。
どちらも理解出来る。
入社前は真面目で努力家な所が強みと言っていたのに、実際入社したら遅刻魔だった場合
やられた……と思う気持ちも理解出来る。
それが怖いからインターンで様子を見たい気持ちも最初から本性を見せてくれという気持ちも納得出来る。
だが、実際すっぴんジャージ姿で面接を受けたら条件が悪い会社か特殊な会社にしか受からないのだ。
またそれを試す様な会社には、入社希望者は集まらないし辞退されてしまうか、優秀では無い人材しか登用出来ない。
これは男性側の意見は理解出来るが、市場原理を理解出来ていないパターンだと推察出来る。
感想
恋愛という市場において、原理原則やどちらの立場かを理解していないとズレた論点で議論する事になるので阿呆らしい。
ちなみに、前段で人間関係が始まるタイミングを、面接と置換していると言ったが、
パートナーとの関係維持については共同経営者
友人関係の維持については、会社の取引先
に置換して考える事が多い。
よく齟齬が起きるのは
関係の始まりは面接の場だが、少し経つと共同経営が始まるので互いの条件面の食い違いが起きることだと思う。
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