公園にて

4〜5歳くらいの子どもが一人、公園の滑り台で遊んでいた。周りには他に誰もいない。保護者らしき人もいない。

その子どもは、滑り降りてはまた登り、登ってはまた滑り降りた。朝から滑り続け、日が暮れるまで延々と繰り返した。

滑る度に滑り台の滑る部分は伸びていった。朝には2メートル程だったのが、今では優に100メートルを超えている。

子どもがもう一度滑り降りていると、50メートル程滑ったところで何かにぶつかった。何にぶつかったのかは分からなかったが、衝撃で飛ばされ、数メートル離れた地面に叩きつけられた。

子どもが落下した場所にはちょうど子猫がいて、子猫は子どもに潰されて死んだ。近くでそれを見ていた親猫が、狂ったようにその子どもに襲いかかった。どこからともなく仲間の猫が集まってきた。10分もすると猫の数は100匹を越えた。それらの猫が一斉に子どもに襲いかかった。

子どもは落下した衝撃で気絶していたが、気絶したまま猫の群れに全身を噛みちぎられた。


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キンメペンギン
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谷入 春夢(たにいり はるむ)

不条理なショートショートのようなものを書いてます。文章も私もフィクションです。

ありふれた日常

ほのぼのとした日常の風景を切り取ります。
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