鬼ヶ島を征圧した桃太郎一行は、周辺諸国にも侵略の歩を進めた。

列島のほぼ全域を支配下に収めた桃太郎は、自ら皇帝と称し、桃帝国初代皇帝として都で戴冠した。

国内基盤を安定させた桃太郎は大陸にも触手を伸ばし、着実に帝国の領土を拡大していった。

破竹の勢いを見せる桃帝国軍であったが、魯西亜国への遠征失敗をきっかけに国内での支配力も弱まり、クーデターにより桃太郎は失脚した。

隠岐に追放された桃太郎であったが、翌年島を脱出し、都に戻り復位を遂げる。しかし結局、桃太郎の天下は百日ほどで幕を閉じることとなる。

その後桃太郎は、流刑島となっていた鬼ヶ島に幽閉され、生涯をそこで過ごした。