ACアダプタ・ケーブル・端子による充電速度の違い

近年、充電して使用する機器を持ち歩く人が多いのではないでしょうか。スマートフォンを筆頭とするポータブルデバイスは、充電方式を採用しているものがほとんどです。

僕自身も同じく携帯端末をいくつか持ち歩く毎日なのですが、端末を充電する際に「アダプタによって充電速度が違う気がする...」という疑問を持ちました。これに関して調べましたので、その結果をこのnoteに残します。


ACアダプタについて

日本のスマートフォンのシャア率はiPhoneがトップですが、iPhone付属のACアダプタ(電源に差し込むやつ)には、「Output: 5V == 1A」という記載があります。これは中学で勉強した電圧と電流についての記載です。

電圧 : 1クーロンの電荷の移動で1ジュールの仕事をする電位差を1ボルトと定義(単位はボルト[V])
電流 : 1秒間に1クーロンの電荷の移動を1アンペアと定義(単位はアンペア[A])

定義はこんな感じで堅苦しいものですが、電圧は「電気を流そうとする圧力」、電流は「流れる電気の量」みたいのなものです。この電圧や電流の値によって、デバイスの充電速度は異なります。ちなみに電圧×電流=電力でしたね(なつかしい...)

よってデバイスを早く充電したい場合は、これらが高い値のものを選べば良いということになります。


ケーブル・端子と充電速度

上ではACアダプタについて書きましたが、充電速度はもちろん仲介するケーブルについて異なります。電流を仲介しているのですから当然ですね。

また、端子によっても異なってきます。例えば広く普及しているUSB端子よりも、USB Type-Cの方が大きな電流を流せることが多いです。

電源 → ACアダプタ → ケーブル → (変換ケーブル) →デバイス

電流の流れはこのようになりますから、ケーブルはACアダプタ以上の電流は流せません。


ACアダプタとケーブル、端子による細かい電圧の数値やの違いについてはここでは割愛しますが、電源が同じでも使う充電器によって充電速度は異なるということを知っていただけましたら幸いです。

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