とあるビルでトイレを求めて，用事のない階に行ったら真っ暗で怖かった． 人影が！！！！！と思ったら，全身鏡に映った自分だったくらいに． 待たせている人のところに早く行きたいと思いつつ，下り階段は別の意味で怖いので慎重に降りて心の中で走った． 怖かったよって伝えようとして，その人を見たら忘れてしまった． 忘れてしまったことを，さっき思い出した． このことを忘れたくないなと思った． でも次はついてきてもらおう．
小学校から好きだった人がいた． とても仲が良かったけれど，そのままずっと続いていた． なんと大学まで． お互い別な人と付き合ったりなんだりしつつ． 大学のときは距離的に離れていて，帰省したときにしか会えなかった． だから普段は電話だったけれど「うざい」と思われるのが怖かった． 自分の本質はちょーうざいと自分でも知っていたので． 声が聞きたいなと思っても，決められていた電話の日まで我慢していた． 結果的にどうなったかというと ぐいぐいと部屋に突入した彼の後輩が彼と付き合うこ
人を喜ばせてしまうことが苦手になりつつある． もちろん好きな人たちがうれしそうにしてくれるのはうれしい． でも何となくコントロールしているような気になる． 的確に喜びビームを出してしまっているような． 喜びビームは好きな人たち限定で発射されるので，気にしなくていいのかもしれない．だけど本当に言いたいこととは似ていても違うことを言ったりすることもある． ニュアンスを変える程度だけど． そういうときに自分の作為というか，強い言葉を使うと媚を感じて，空っぽになっている． そもそ
今朝のメトロで，膝上30cmくらい（体感）のミニスカートの方が自分の前に立っていた． 銭湯でおじさんが腰にタオルを巻いている丈感だと思った． ごめんなさいね．わたしの精神状態が悪いのよ． 腰タオルスカートの隣には，大きい皮のトートの方がいて． 動物の皮……と思った． ごめんなさいね．わたしの精神（以下略）． pinkのユミちゃんは常にわたしといる． 今日はThe Birthdayのシングルが出て，車内でずっと聴いていた． 浦安で乗り換えを待つとき，泣き崩れそうになった．
歯科医院の定期検診． 大好きな歯科衛生士さんにクリーニングしてもらっている間 「もしここに宇宙人が攻めてきて滅ぼそうとしたら，この衛生士さんを守らなくては！」 と強く思って，守った結果で息絶えるときの一言は 「だってあなた（歯科衛生士さん）は母なのだから…パタリ．」 かなと考えていた． わたしでもそんなことを考えるのかと，自分でも少しびっくり． 歯科衛生士さん，産休育休で（わたしが）さびしかったことがあったから浮かんだのだろうか． 宇宙人にどうやったら勝てるのか．宇宙人に
何してるの？と聞かれたから 「足元が陽気だから撮っているんだよ．」 と答えたけど，不思議そうな顔をしていた． 陽気って，隣の部屋に住むタンクトップのお姉さんみたい．比喩です． 母には朝と晩に電話をする． 今日は春分の日についてレクチャーされた．テレビで観たようだった． 昼と夜が同じ長さなのよ，と言っていた． 最近はちょっとだけ長生きしたい． 以前はいつでもどうぞという感じだった． 神さまにしたら裏切りかもしれない． しばらく補欠要員辞めるっす．
悪意は鮮やかに記憶に残りやすいかもしれない． 中学三年になる前の春に引っ越したのだけれど，好きだけどずっと友達として仲が良かった子（Hとする）を好きな子（Kとする）がいた． 先生がわたしの引っ越しを告げたあとの休み時間に 「引っ越すの，すごくさびしいな！」 と満面の笑顔で言ってきたKさんの悪意の清々しさをけっこう思い出す． そして引っ越したあと，HさんとKさんがいい感じになったことにも諸行無常を感じた． 高校三年のときに恋のスーパー逆恨みで，階段の途中から突き落とされた．
・喫煙者だった時期を人に話すとき「（研究の）眠気覚ましで〜．」と説明していたけど，よく思い出したら，好きな人が喫煙者で喫煙所まで追いかけていきたいという欲が最初だった．愛のメモリー． ・敏感系短気マンなので人間関係がひそかに内心ウニになりやすい．でも昨日今日とウニのトゲがやわらかくなることがあった．諦めたくない相手には，勝手に諦めずにちゃんと伝えることが大事．多謝． ・ANARCHYの「チェインギャング」を最近よく聴いていて，マーシーの「チェインギャング」を聴いていた子供
COMPLEX，ライブするのか！BE MY BABY！！ というわけで，わたしの長年のコンプレックス． それは小さい頃から太っていることです． 小学校の教室で「肥満児ー！！」と叫んだ村山くん，お元気ですか． 現在は普通体重に何とか位置しているものの，脳内から聞こえてくる 「デブ，デブ，お前はデブ！」 というデブデブコール． 付きまとうデブデブコールはつらい． でもひとつ良いことがあることに気がつきました． 悲しいことに酒にもカロリーがあり，無限には飲めないのです． 太るか
空を見て春だったので，薄着で外出したら寒かった． コーヒー屋さんでおいしいコーヒーを飲み，あとはスーパーに寄って帰宅という流れのはずだった． 酒屋さんに行かなくては，と思った． 寒いのでセルフインタビューをしながら歩いた． インタビュアー俺「どうしてこんなに寒い中，反対方向の酒屋へ？」 インタビュイー俺「（沈黙）......自分を取り戻すためですね．」 酒屋に行ったら，自分もお金も失う可能性の方が高い． というか失うだろう． でも言い訳させてほしい．これには事情がある．
スーパーの『店長への手紙』の類のコーナーを読むのが好きだ．ときどきガチな苦情もあるが，大抵は「井村屋のピザまんも置いてください」だとか「店員の××さん（匿名）の笑顔がいい」とか，笑顔の方はちょっと怖い気もするけれど，平和だ． ある日，「レジの店員の⚪︎⚪︎（匿名）の体臭がくさい」という衝撃の内容が掲示されていた．店長は気をつけるように指導しますとか何とか答えていたと思う． 大きいスーパーではなく，ほぼ毎日行くので，もしかしてあの人かなという心あたりはあった．ただ清潔を心がけ
パチンコ屋さんのドアが開くたびに香水と煙草の匂いがして，しばらくぼんやり立っていた．とても正しい匂いだったから． 人の気持ちは見える場合もあって，ああそうかと思ったりする． わたしの感情は重油のように重いので，分離することは悲しいがどうしようもない． ピンクな感じの眉毛にしてみたら，やさしい人みたいになった． でも心からやさしい人には一生なれそうもない． 本当に簡単に死にたくなるので，いつか本当に簡単に死ぬだろう． 桜まつりの受け付けのアルバイトをしたとき「桜，散った
新しく処方された胃薬の香料にやられている．口の中に悪夢のコロンを落とされたようになるのだ．その薬を飲むと思うと胃が痛い． 家人に何気なく撮ってもらった写真，道路で家人を見てゲラゲラ笑っている写真の自分がひどく幸福だった．家人と生別か死別かわからないけど離れるときも，この写真のことは忘れたくないなと思った． 目頭切開ラインを生まれて初めて引いてみた． ニュアンス程度に目が大きくなった，気がする． まだやっていない，やらなくてもいいことっていっぱいある． 今日は死んだ友達の
家で飲酒するときに何も食べないことは問題だと思っていて，でもその時になるとすっぽーんと頭から抜けるので，問題だと思っていないことが露呈する．頑張って，胃袋． 利用されたとか利用したとか表裏一体だから風化を待つしかない． 第一，つまらないことだ． 短歌を毎日作るようになって5年経った． 連作とかも含めてならすと1日5首くらい． Appleのメモアプリにずっと書いているだけなので数えられない．やばい． 5年経ってどうかというと，どんどん深くなる海に潜っていくみたいだ． ぜん
可愛がってくれる叔母がいて 「恵ちゃんは天使みたいな子よ！」 と何度も言ってくれる．そして 「でもだから社会とは合わないのね……」 と悲しげに言う． 社会不適合天使，わりと気に入っている． ボトルコーヒーを飲むと，かなりの確率で体調が駄目になる． 数時間経つと回復する．今日もそう． 前は大丈夫だったような気がするけどな． 自分の中の虚ろをきっと満たせることはなくて． 欲しいもの全部放り込んでも，足りない． まあでも欲しいものは欲しいけど． 寒いと言われているなか言いずら
地震の多い地域で育った． 高校のときの釧路沖地震は特に大きかった． 父がわたしを抱きかかえるようにして守り，母は父とわたしにサイドボードが倒れないように必死で押さえていた．今から考えると小柄な母の役目ではないのだけれど． 今も守られていた記憶として刻まれているのは，みんな無事に生きたから． 同じように守られて悲しい記憶を抱えている方はたくさんいるだろう． 地質学専攻で地震学も少しだけ学んでいて，大きな地震が絶対起こらない場所なんてないことはわかっている．それでもやっぱり
