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Animatsuri2023参加記録

準備

2023年12月2日と3日、エストニアはタルトゥのAnimatsuriに参加してきました。
こっち来てかなり最初の方から存在は知っていたものの、スケジュールが合わなかったりコロナになったりで在住5年…6年目にしてやっとの参加。

開催前の平日、突然の仕事の忙しさに前日までまじでなんの準備もできなかったのですがギリギリこんなものを作ったりもしました。
イベントマスコットキャラクターのアキちゃん、我々は初めての参加なので「1」です。
結構いい感じにプリントできたのでお気に入りです。無料配布のステッカーもついでに作りました。

厚紙プリントみたいな感じ

今年はカラープリンターを導入したのでこんな感じでイベントギリギリでもなんとか新作をひねり出せるようになりました。次はカッティングマシンほしいとか言い出す(言ってる)

あとはコピ本中心に少し増刷して、一番の目玉??であるJPEE最新刊を引っ提げて夜の電車で雪の降る金曜の夜、タリンからタルトゥに向かいます。

旅立ちの前のバーキン

別に前日入りしなくても頑張って早起きすれば間に合うレベルだったのですが典型的な体力ゼロ・オタクなので自然派ホステルでぬくぬくしてました。

TURARA

タルトゥはタリンより雪が深く…っていうか雪もっっさもっさ。
つい数週間前にも日帰りで来ていて、そのときはまだうっすら積もっている程度だったのにもう一面真っ白でした。
ホステルと会場が徒歩5分とかいうイージーモードだったので、のんびりスーパー行ったりしながら向かいます。

日本語のカラオケが遠くで聞こえる

会場が現地の中学校(学校でオタクイベントやってると思うとなんかすごい気がしますが、多分文化イベントのくくり)なのでなんか文化祭感がすごい。
とはいえ文化祭なんて記憶の彼方すぎる上にうちの学校はただの展示か体育館でちょっと演奏とかレベルのくそつまらんタイプだったのでもはやアニメとか漫画からのイメージです。
あれに比べればまだこっちのほうが盛り上がっている…と思いたいのですがいかんせん冬なのですぐ暗くなる。文化祭前日夜まで残って作業してるとかそんな感覚のほうが近いかもしれない。知らんけど。

学校の机と椅子と同人ブース

タリンよりもこっちのほうが歴史もあるし盛り上がると複数人から聞いていたのですが、まだコロナ前スタイルに完全に回復していないのか今年はFood系も一切なしだったし、12月開催だし(通常は10月)、人出も思っていたより全体的には少なかったなという印象です。

所感

まずタリンのこの手のイベントはそこそこ日本人も参加してる印象だったけど、全然日本人見ませんでした。せっかくJPEEの日本語版1〜4まで勢ぞろいしていたのに残念です。日本語勉強中と思しきエストニア人が買って行ってくれました。

とはいえANIME~と銘打っている割りに結構真面目に日本文化イベントだったような印象です。タリンのイベントは基本K-popと抱合せでコスプレコンペとK-popダンスコンペが爆盛り上がりして、ついでに中国茶とか韓国のなんかもやってて大体東アジア一括り状態なのですが。。。プログラムも結構真面目な感じがする…??大学街だからやっぱり客層的に色々学びたい学生学者タイプの人が多いのかもしれないです。

スケジュールの一部(公式サイトより)

客層も学生さん!って感じで英語率めちゃくちゃ高かったです。留学生、こういうイベントに餓えているのでとりあえず顔だしてくれるイメージ(笑)

参加者側としてはコミッションがほぼ出なかったので売上的にはちょっと渋い感じでした。お客さん的にも多分そんなに長居したり2日連続で参加したりする雰囲気ではなかったかも。やっぱりフード系がないのはイベントとしてしんどい感じがします。持ち込んだ冷たいご飯食堂で食べる感じになるし…(デリバリーも頼めますが基本到着したら冷めてるのではないか)

そして出店者と参加者にも顔見知りがちょいちょいいる…エストニア・ジャパンカルチャー界隈の狭、あいやアットホームさが感じられますね。
JPEE本とかDoujin本とか、もはやお友達連れてきてくれた人がおそらくエストニア語でどういう本なのか說明してくれたりもしていたので、地元イベント、地味にでも出続けることが大事なんじゃないかなと思いました。

タルトゥだからちょっと申し訳ない気もしたけど

ハロウィンイベント用に作ったこのタリン有名どころ擬人化ステッカーもちょいちょい有志の方が說明してくれていました。私はニコニコして聞いているだけ…

2日目は結構出店側も帰っちゃって、やや閑散とした教室で勝手に机継ぎ足して自由に過ごす残りアーティスト。ただし教室の中にあるピアノ(オルガン?)に手を触れるなものを置くなとめちゃくちゃ注意される。
そんな…意図はわかるがむしろ中学校の教室にそんなものを置いといちゃあかんのでは…?それともエストニアの中学生はちゃんと言う事聞くのかしら笑

一日目は机ミチミチだったんですよ

とはいえ歴代イベント公式グッズとかもあったし、スタッフさんの感じは確かに慣れている感あったし、来年以降の盛り上がりに期待してまた参加したいと思います。というかのんびりしているのでイベント後疲れ果てるということもないし、何なら諸々作業環境としてかなり落ち着く部類…時々お客さんが来てくれておしゃべりして…これ理想の古書店の店番的ポジションですよ。作業用としてのイベント参加、推して行きたい。

2024に期待だぜ

お客さんからのタレコミでリガのイベント情報をゲットしたので、次はJPEE編集部ラトビア出張かな〜!相変わらず”同人誌”を出しているアーティストが我々以外皆無だったので、バルト三国で同人誌の布教をがんばりたいと思います。

Joonistusvõistlus

ちなみになんですが公式イラコンにこっそり応募してきました。投票制なんですがあまりにひっそりとしか展示されてないし(めっちゃ探した)無記名投票制なんですが用紙がペロッと置いてあるだけで不正仕放題(笑)で逆にこれ複数(身内票)投票入ってると怪しくない?!という謎の遠慮が発生してしまい投票せずに帰ってしまいました。というか結果発表どうなったの…??SNSにもあがってなかったしこっそり立ち消えたのでは説。

私のイラストはどれでしょう

こう並べられると私のイラスト、いわゆる「日本のイラスト」っぽさが全然ある…。しかしそれが具体的にどこから出てくるのかがわかりません。色とか平面ぽさなのか…?教えて目の良い人。

【宣 伝】

というわけで毎年有志と刊行しているJPEEエストニア・アンソロジーが4年目を迎えました。普段年末に出しているのですが今年はこのAnimatsuriに間に合わせるため前倒しで刊行しました。

サンプルやウェブサイト更新がまだ間に合っていないのですが、BOOTHでPDF版頒布と製本版の予約、Kindle版が上がっています。

タリンでのイベントの様子なんかも(私が)描いているので是非ご覧ください。Vol01はなんと!今だけPDF版が無料で読めます。

Vol04でタリンでのイベント活動レポなんかを描きました

ドイツやフランスのイベント参加録もあるので私のBOOTHもよろしくです。


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