おすすめ最新刊情報_小説編_

<おすすめ最新刊情報>〜10月小説編③〜

個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「どうしても生きてる」朝井リョウ (著)

死んでしまいたい、と思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。『健やかな論理』
家庭、仕事、夢、過去、現在、未来。どこに向かって立てば、生きることに対して後ろめたくなくいられるのだろう。『流転』
あなたが見下してバカにしているものが、私の命を引き延ばしている。『七分二十四秒目へ』

「小箱」小川洋子 (著)

『ことり』につぐ7年ぶりの書き下ろし長編。小さなガラスの箱には亡くなった子どもの魂が、ひっそり生きて成長している。箱の番人、息子を亡くした従姉、歌声でしか会話できないバリトンさん、竪琴をつくる歯科医……「おくりびと」たちの喪失世界を静謐に愛おしく描く傑作。

「犬」赤松利市 (著)

大阪でニューハーフ店「さくら」を営む桜は63歳のトランスジェンダーだ。23歳で同じくトランスジェンダーの沙希を店員として雇い、慎ましくも豊かな日々を送っていた。そんなある日、桜の昔の男・安藤勝が現れる。今さらと思いながらも、女の幸せを忘れられない桜は、安藤の儲け話に乗ることを決意。老後のためにコツコツと貯めた、なけなしの1千万円を用意する。老人、トランスジェンダー、女、男……。愛とは何かを注目の俊英が問う。

「極上の罠をあなたに」深木 章子 (著)

背徳の町で繰り広げられる悪事の数々。悪知恵を働かす悪徳人にするりと近づく新キャラクター・便利屋。政治家、葬儀屋、医師、捜査一課の刑事を華麗に知力で騙す。大どんでん返しの本格ミステリー!

「もういない君と話したかった7つのこと 孤独と自由のレッスン」海猫沢 めろん (著)

「不自由さ」を感じているあなたに。劇的に変わらなくてもいいんです。今のままの自分で大丈夫。読めば必ず前を向ける「生きづらさ」を感じているすべての人に読んでほしい「自由の書」

「バック・ステージ」芦沢 央 (著)

パワハラ上司の不正の証拠を掴みたい先輩社員康子とその片棒を担ぐハメになってしまった新入社員の松尾。2人は紆余曲折の末、自社がプロモーションする開演直前の舞台に辿り着く。劇場周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーや役者に届いた脅迫状など、4つの事件が起きていた。それぞれ全く無関係のはずなのに、康子たちの行動で少しずつ繋がって…!?バラバラのピースが予測不能のラストに導く、驚嘆の痛快ミステリ。

「夜行」森見登美彦 (著)

十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨とともに更けてゆき、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語り始める。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。僕たちは、全員が道中で岸田道生という銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。その絵は、永遠に続く夜を思わせた―。果たして、長谷川さんに再会できるだろうか。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品。

「ESP」矢月秀作 (著)

国家が存在を秘匿する超能力者養成機関・ 悠世学園。全国から集められた子どもたちが 日々訓練していた。ある日、一人の平凡な男子 生徒・左木陽佑が瞬間移動の実技訓練中〈あ る力〉を暴発、ペアを組んだ女子・高馬さくらと ともに行方不明に。だが、これは国家を揺るがす 大事件の前兆にすぎなかった。抑え込まれた 〝何か〟が二人の行く先々で動き出す。

「潔白」青木俊 (著)

30年前に小樽で発生した母娘惨殺事件。死刑がすでに執行済みにもかかわらず、被告の娘が再審を請求した。娘の主張が認められれば、国家は無実の人間を死刑台に追いやったことになる。司法の威信を賭けて再審潰しにかかる検察と、ただひとつの真実を証明しようと奔走する娘と弁護団。「権力vs.個人」の攻防を迫真のリアリティで描く骨太ミステリ小説。

「君は空のかなた」葉山透 (著)

憧れのファッション誌からオカルト誌へと異動させられた雛子の初仕事は、宇宙オタクの高校生・二宮竜胆への取材だった。彼は並外れた頭脳と洞察力、さらには見目麗しい容姿を持ちながら極度の人間嫌い。超高層マンションの最上階に引きこもりながら、十年前にたった一度声を聞いただけの、“あの人”との再会を待ち望んでいた。青春ミステリー。

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