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<おすすめ書籍紹介>〜労働問題について考える2019/04〜

現代の労働問題にズバリと切り込んだ書籍を厳選しております。労働問題について知ることは自己防衛にもつながると考える。今、無知であることはリスクでしかない時代。情報弱者にならないために必要な知識を得ておこう。

①「ブラック職場があなたを殺す」ジェフリー・フェファー (著)

不幸にも現代の多くの職場では、長時間労働を始めとする苛酷な労働条件が規範と化している。そういう職場に直面しても別に異常とは思わなくなってしまう。むしろ愚痴をこぼす人や文句を言う人、病気になる人、果ては辞めていく人を見ると、そちらを「おかしい」と感じるようになる。
大勢があたりまえと思っている仕事をなぜ辞めるのか、というわけだ。
労働者は文字通り、給料のために死ぬ。あなたもその一人にならないように。

②「ブラック企業から身を守る!会社員のための「使える」労働法」今野晴貴 (著)

ベストセラー『ブラック企業』の著者が教える、パワハラ・セクハラ、サービス残業、休暇取得、解雇、転職・副業…etc.「労働法」で仕事の悩みを解決する方法!
はっきり言おう。あなたたちは会社の奴隷じゃない。
会社が違法行為をしたら、それは会社に責任を取らせるべきなのだ。

③「まんがでゼロからわかる ブラック企業とのたたかい方」佐々木 亮 (著), 大久保 修一 (著)

世間を騒がせた「アリさんマークの引越社事件」をモチーフに、オリジナルストーリーまんが&実用解説で、ブラック企業のさまざまな手口と、それに立ち向かうための知識(ワークルール)と手法をゼロから教えます。

④「産業医が見る過労自殺企業の内側」大室正志 (著)

人類は今、史上最も脳が疲れる生活を送っている。そこに長時間労働や会社の人間関係・トラブルなどでストレスが加わると、「コップから水があふれるように」人はうつ状態になり、最悪、自殺に追い込まれる。自殺する社員とはどんなタイプか、社員を自殺させる会社の問題点は何か? 約30社の産業医を務め、のべ数万人の社員を診てきた著者が、過労自殺の原因と対処法を教える現代人必読の1冊。

⑤「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」藤田孝典 (著)

若者は弱者だとは認められず、社会福祉の対象者として扱われなかった。本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けて生きる30代女性、脱法ハウスで暮らさざるを得なくなった20代男性などの事例から、若者の貧困を分析する。

⑥「アンダークラス ──新たな下層階級の出現」橋本健二 (著)

いじめや不登校といった暗い子ども時代を送った人が多く、健康状態がよくないと自覚する人は四人に一人の割合である。これら「アンダークラス」に属する人びとを、若者・中年、女性、高齢者と、それぞれのケースにわけ、調査データをもとにその実態を明らかにする。今後の日本を見据えるうえで、避けては通れない現実がそこにある。

⑦「アベノミクスによろしく」明石順平 (著)

アベノミクス以降の実質GDPは、民主党政権時代の3分の1しか伸びていなかった! しかも、2014年度の国内実質消費は、戦後最大の下落率を記録。さらにGDPの数値も、算出基準改定のどさくさに紛れて異常なかさ上げが行われていた。アベノミクスが大失敗しているという事実を、多くの人は知らない。日本にとって最大のリスクであるアベノミクスの「中身」と「結果」を、政府や国際機関による公式発表データを駆使して徹底検証する。

⑧「最低賃金1500円がつくる仕事と暮らし 「雇用崩壊」を乗り超える」

年功賃金の崩壊と労働市場の激変、非正規雇用だけでなく正社員にも低所得層が増加するなかで、〈最賃1500円運動〉への期待が広がっている。
最賃引き上げで地域経済を元気にする戦略など最低賃金1500円が切り開く社会への展望を示す。

⑨「コンビニオーナーになってはいけない 便利さの裏側に隠された不都合な真実」

これは現代の奴隷制度なのか?なぜかYou Tubeからすぐに削除される動画『衝撃!コンビニの現場』をもとに、その苛酷な実態を取材。絶対に知られたくない、現代ニッポンのリアルがここにある!
●目次
第一章 私たちは、加盟店オーナーという奴隷になりました
第二章 二四時間三六五日「開いててよかった」の裏側で
第三章 衝撃! コンビニの現場
第四章 契約更新拒否という脅しの果てに
第五章 諸悪の根源? コンビニ会計を読む
第六章 オーナーと本部――共存共栄のモデルを探して

⑩「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~」ジェームズ・ブラッドワース (著)

私たちの何気ないワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場から見えてきた、資本主義、管理社会の極地。グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は、我が国でも始まっている現実だ。

お読みいただきありがとうございます。あくまでも個人的な紹介となっておりますので、ご参照いただければと思います。

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