コラム-5

手取り15万円の壁とは?

Twitter上で話題となった手取り15万円の議論。これが死なないギリギリのラインであるとか、15万円あれば生きてはいける等の意見が様々出てきて話題となった。また、12年間同じ職場で働き続けて手取り14万円しかもらっていない人に関してもニュースサイトで取り上げられ、賛否両論の議論が起こっている。
日本企業の現状を考えると手取り15万円であれば額面20万円程度。大企業の大卒新卒求人で初任給が20万円程度が多い為、中小企業であればそれ以下の場合も多くある。また、高卒であればさらに下がる為、確かに手取り15万円というのは現実問題として存在しているのは容易に想像ができるだろう。
もちろん、日本企業は長らく終身雇用制度に伴い、年功序列型の賃金体系が取られてきた。そのためトータルの生涯賃金が保証されていることにより、ある意味モチベーションが保たれ、幻想に夢を持ち我慢を強いられてきた。しかし、この終身雇用制度の崩壊によりこの幻想や夢も崩れたが、年功序列型の賃金体系は維持されている企業が大多数である為今回の手取り15万円が話題に上がったともいえるだろう。

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