昨日は新宿ロフトに「ACTOR'S NIGHT」を見に行ってきました。
中村獅童さん主催のこのシリーズ、今回は田口トモロヲさん、浅野忠信さん、大森南朋さんがそれぞれフロントマンをつとめるバンド4組が出演しました。

まずは田口トモロヲさんのバンド「LASTORDERS」
パンクロックを主体としたバンド。
Men's5の淡谷三治さんやゴーバンズの森若香織さんなどもメンバーで、個人的に美味しいバンドでした。
パンキッシュなのはサウンドもですが、歌詞も結構楽しさと鋭さがあって面白かった。1曲として3分トークがあるなんてのも笑ってしまった。アルバムもリリースしてるそうなので聴きたいなぁ。

続いて大森南朋さんの「月に吠える。」が登場。俳優の前はミュージシャンになりたくて活動されていたという大森さんは本格的なサウンドに、声のいい大森さんならではの変幻自在なボーカルが耳に心地いいステージでした。
僕はこのバンド本命で見に行ったんですけど、世界観が完成されていて、他がほぼパンキッシュなので逆に異端だったんですけど、メロディアスでもあり、激しい衝動のなかにもどことなく憂いもあって、ますます惹かれていきました。
5月31日に同じく新宿ロフトでワンマンがあります。チケット売ってたので買いましたよ！あと今回から販売のカセットテープを入手しました！
音源はまたこれからも買っていきたいと思います。

ここで大森さんが退場時に「僕の好きな人がゲストに」と言い残し、会場はざわつきました（笑）

ゲストは銀杏BOYZの峯田さん。
2曲アコースティックで歌ったのですが、どちらも歌詞がシンプルでまっすぐで歌声がのると、まっすぐ突き刺さる。
彼の歌は決して最近で言う「上手い」類ではない。でも表情がすごくある。感情が溢れ出る。だからこそ響くんだなと思いましたね。

3組目は中村獅童さんの「高樹町ミサイルズ」これもバリバリパンキッシュ。獅童さんはブルースハープも鳴り響かせ、シャウトしまくる。でもうまく言えないけど、ほかのメンバーとの温度差があった。お疲れなのか？とも思ってしまった。初めてパフォーマンスを見たからなのか、メンバーとの差が感じられてしまった。それを除けば、バンドとしての作り込みが一番だった。演奏も衣装もパフォーマンスも自由さを感じながらもまとまりがあって、見応えがあったと思う。

そしてラストは浅野忠信さんの「SODA!」がトリ。神戸で映画の撮影をしている浅野さん、髪型は映画の時のままらしい（笑）。新幹線を乗り過ごし、中央線に乗りたかったのに山手線で来てしまうなどとMCで笑わせつつ、曲を畳み掛けてくるし、オーディエンスに歌わせていく。
浅野さんは個人的に昔苦手意識があったが、この日でガラッとファンになった。
楽器はシンプルな演奏ながら、歌がのると一気に分厚い印象に塗り替えられる。
簡単な言葉を繰り返す歌詞の歌が多いが、だからこそすぐにライブで一緒に歌え、またシンプルながらズッシリとしたメッセージになっていく。もう凄かった。笑ったり歌ったり、オーディエンスも忙しい（笑）。でも楽しい時間でした。

最後は全出演者で｢きめてやる今夜｣｢JOHNNY B. GOODE｣のセッションで、メインの一人一人がソロパートを歌うなどして、会場に一体感が出た。
峯田さんがステージにダイブするなどもあった。

あ、写真は浅野さんの時に撮っちゃって拡散して！と言われてからみんな撮り始めましたよ（笑）