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LOVE IS [NOT] DEAD.

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千葉市にある某BARのマスターをモデルにした小説です。よって実在の人物や場所などとは多少関係あるかもしれません。 【追記】 2019/09/03完結しました!
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2019年3月の記事一覧

おやじパンクス、恋をする。#064

「自社ビル……社長さん……」  頭の中に、革張りの椅子にふんぞり返る脂ぎったジジイのイメ…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#065

「いや、いつの間にか疎遠になった。親父と梶さんとの親交がなくなったとかじゃないんだろうけ…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#066

「勿体つけんなよ」 「いやよ、お前の言うように、確かにガキの頃はそういう感じ、父親みたい…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#067

 そんな俺の内側を知ってるだろうカズは、残っていたザーサイをボリボリ齧り、それをビールで…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#068

「なあ、無理かな。梶さんって人、会ってくれねえかな」 「お前……」カズは呆れたように言っ…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#069

 カズが俺の店に現れたのはそれから一週間後だった。  まだ客が来ないような早い時間。カズ…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#070

「だから何だっててめえらが一緒にいるのか、それを説明しろよ」  俺が言うとカズはチラッと後ろを振り返ってから、話し始めた。 「だから、例の話だよ。俺は社長の――つまり俺の親父だけど、社長の秘書のおじさんに、梶さんの状況を調べてもらったわけ。ほら、お前も会ったことあるだろ、美樹本さんって、あの白髪の」 「ああ、あのダンディな人な。執事みてえな」 「そうそう。美樹本さんは昔っからウチで働いてるから、なんだって知ってんだよ。もちろん梶さんのことも、倫ちゃんのこともな」  

おやじパンクス、恋をする。#071

「で、今回お前から頼まれて俺が聞いただろ? 美樹本さんがあらためて梶商事のことを調べてみ…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#072

 ジャカジャーン、カズの弾く下手くそなフレーズ。しかもアンプを通してねえからすげえ貧弱に…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#073

「なんだよ、どういうことだって言うから、要約してやったのに」 「ああ、もう、バカ。そうい…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#074

「マジかよ、やっぱそうなのかよ」と俺。 「へええ、梶さん、鬼畜だなー」言葉と裏腹に感心し…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#075

「か、彼女はその気なのか?」思わず聞く俺。  雄大はパッと顔を上げて、「そんなわけないで…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#076

 そう言ってカズは雄大の方を見た。  雄大はギクリとして、ひきつった笑い顔になった。なる…

rou kodama
5年前
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おやじパンクス、恋をする。#077

 カズと雄大が店に来てから数日。何をどうすればいいのか分かんねえまま、時間は過ぎていった。  だんだんとあの話にリアリティがなくなっていくっつうか……いや、そもそもリアリティなんて最初からなかったんだよな。  俺の生活には今まで、彼女も、雄大も、ましてや梶商事なんて入ってなかった。後ろのふたつに関しちゃその存在すら知らなかったし。  いや、彼女のことだって同じようなもんだ。  俺の現実はずっと、カズ涼介タカボン、そして店に来るイカれた野郎たちとの時間で占められていたわ