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LOVE IS [NOT] DEAD.

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千葉市にある某BARのマスターをモデルにした小説です。よって実在の人物や場所などとは多少関係あるかもしれません。 【追記】 2019/09/03完結しました!
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2019年7月の記事一覧

おやじパンクス、恋をする。#186

「失礼しました、自分は寺坂と言います。この度はご愁傷様で……」  ……いいかい、最初に自…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#187

 だが……佐島さんはブチ切れなかった。  俺の目を数秒間じっと見つめた後、「そうですか」…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#188

 俺は聞いた。何にせよ、確かめたいのはそこだ。 「ええ、大丈夫よ。お通夜でもしっかりして…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#189

 涼介が答えると、「ああ、そうかお前は会ってるんだもんな」とボンが言って、「もしかしてそ…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#190

 俺は言いながら歩き出した。でたらめ言っただけだが、マジで死んでたらえらいことだ。父親の…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#191

 舐めた口調は相変わらず、だが俺はむしろそれに安心した。 「あ? ねえよ。ねえけど、それ…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#192

 そういえば、彼女は喪主ってやつなのかもしれない。最近は葬式自体に縁がねえから(幸せなことだ)忘れちまったが、喪主ってのはいそいろ忙しいんだろうな。  彼女はどこか嬉しそうにも見える顔をして、俺と雄大をその場に残し、カツカツカツと気持ちのよい足音を立てて戻っていった。  俺はそれを見送りながら助手席側に移動し、特に何も考えずにドアを開け、乗り込んだ。さっきも嗅いだ年寄りの臭いが、それこそ葬式の線香みたいにツンと香った。 「タバコ、吸っていい?」 「ダメです。禁煙なんで

おやじパンクス、恋をする。#193

「へえ。どうせならもう少し新しいやつもらえよ」俺は開いてる十センチを目指して煙を吐く。 …

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#194

「はああ? 原始時代だあ? 何の話だよ」 「いや、だから原始時代は大変だっただろうなって…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#195

 親に棄てられ、自分で生きていくしかなかった雄大。どうしていいかわからず、どうしようもな…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#196

「さあ、行きましょうよ。式が終わっちまう」  雄大の方から言われて、何だとバカ、そりゃこ…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#197

 梶さんの葬式は、別段変わったところのない、普通の葬式だった。  いやまあ、普通の葬式っ…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#198

 式が終わり、出棺となって、いかつい霊柩車がビヤーっと汽笛みてえなクラクションを残して消…

rou kodama
4年前
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おやじパンクス、恋をする。#199

「私らは、会社を維持して、食べていくことで精一杯ですわ。突っ張って生きる元気も、なくしちゃってね」  佐島さんの言葉にどう反応していいのか分からず、俺は黙った。 「時代は変わりましたなあ。私には分からんことばかりですが、社員たちの生活がありますからな、好き嫌いは言ってられやしない」  よくわからないが、なんとなくそれは、以前彼女から聞いた例のビジネス、嵯峨野っつう出目金野郎が始めたっていう、ネットワークビジネスとかいうやつのことを言ってんのかな、とふと思う。  そして