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ぼっち・ざ・ろっく!を観た感想とか

今更ながら感想を書きたくなった。
(まだ観てない方は是非見てくれ~!!)

私はあまりバンドもの(音楽系)のアニメを観たりしたことがなく、そこまで興味もなかった。アニメ放映前からTwitterでの宣伝ツイートが流れていたため、存在は知っていた。
けれども、当時はあまり見る気がしなかった。流行り出した時も「本当に面白いの?」とか正直思ってしまった所があった。

そうこう言ったものの、Twitterのイラストとかトレンドがあまりにもぼっちざろっく関連で埋め尽くされていたものだから結局ちょっと気になって観たのだった。

1話の初めの1分くらいで「これは絶対面白いアニメだ」と直感。
まず後藤ひとりのキャラが面白すぎる(笑)。
ちょっとした事で超ポジティブになったり超ネガティブになったり、一々反応が面白いというか見応えがある。
3分にしてついこの間まで抱いていた先入観が全て吹き飛んだくらいだ。

一般に評判が良いアニメは2パターンあると思う。
一つは話数を重ねるごとに段々面白くなってくるアニメ、そしてもう一つは初めから最後まで飽きることなく話が進むアニメだ。
前者のアニメはそこそこあるが、逆に言うと序盤の展開が単調だったりゴタゴタだったりするので視聴者にちゃんと見て貰えていない感がある。(「〇〇話まで耐えれば面白くなるよ」みたいなコメントとかあるとちょっと悲しくなる。)
一方で後者のアニメは(人の感性はそれぞれなので一概には言えないが)そんなにない。最近で言えばリコリス・リコイルとかが当てはまると個人的に思っている。ぼっちざろっくは1話を観ただけでこちらの部類だと分かる、完成度の高いアニメだった。

まずギャグアニメとして純粋に面白い。
ぼっちの奇行だけでも十分アニメとして成立していたりする(笑)。
それに加えてライブでの各キャラのかっこよさが十分に描かれていたアニメだったと思う。特に演奏中のぼっちと喜多ちゃんがとても魅力的だったと感じている。普段はコミュ障で周りに気圧されているぼっちが真剣になって、真摯に演奏して場を圧倒しているというギャップが最高にカッコ良かった。

ぼっち以外の他のキャラクターについても、各々の魅力が溢れていた。
喜多ちゃんはとてもキラキラしているイマドキ女子という感じなのだけれども、潜在的に壊れてる所が好きだし、リョウについてはビジュアルのクールさと中身のオタク具合と何も考えてない能天気さとのギャップに惚れるし、虹夏ちゃんはバンドメンバーのツッコミ役として、常識人として振る舞う一方でたまに見せる子供っぽい所(これは店長も一緒)とか意外とキラキラしたものは苦手なあたりとかが新鮮だった。大人組の結束バンド(ぼっち)に対する思いとか内心とかも不足なく描写されていて、何度も見返したくなってしまう。そういうアニメだった。

色々語ったけど、とにかく見ればわかると思う。ハマらない人もいるし、面白いかどうかは個人の感性によりけりだろうけど、比較的万人受けするタイプのアニメだと私は思っている。

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