ホペイロを目指すと決めたあの日
始まりは9年前21歳頃の話だったと思う。フットサル場でバイトしながら大学生活を送っていて、そろそろ就活が始まるという時期。
誰もがみな卒業後の進路を考える時だ。しかし自分にはどうしても一生を捧げるだけの仕事を選択することができないでいた。
ある日バイト先の師匠にいつものように食事をご馳走になり、帰路につく帰りの車の中で心躍る話を聞いたのだ。
師匠は元マリノス、元日本代表という経歴を持つお方で、到底自分のような半端者が気軽に話してはいけないお方なのだけれど…
そんな師匠が現役の時の話。
普段自分で磨いている靴をたまたまホペイロ(当時マリノスの主務)に靴を磨いてもらって、その主務の人の気持ちまで背負って試合に臨んだんだと。
自分が憧れていたプロの世界で活躍する選手をサポートできる仕事があって、そんな風に思ってもらえる存在になりたくて、これしかないと思ったことを今でもはっきり覚えている。
でもなりかたがわからない…師匠どうやったらホペイロになれるんですか?
師匠……ブラジルに行け!!
俺…‥
次回に続く
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