定義することの大切さ
さて、二日目は「定義することの大切さ」についてです。
一日目よりもボリュームはかなり少ないです。
定義することのメリット
「定義する=概念や用語の意味や内容を正確に限定し区別する」です。
これによって、大きく下記三つのメリットが考えられます。
白と黒をはっきりすることができる
チーム内での共通言語ができる
言葉にインパクトが生まれる
1.に関して、本当に最近は「白なの?黒なの?」
という場面をたくさん見かけます。
ここで様々な言葉に対して定義をしておくことで、
その定義を理解し、それを軸に議論をするだけになるので、
白と黒を判断しやすくなります。
チームにおいてはこの判断スピードが上がれば上がるほど
良くなっていきますね。
2.もチームにおいて重要なポイントです。
共通言語ができるということは、その言葉に隠された意味が存在します。
それによって、まず言葉が短くなって集約されているので、
会話の質が上がります。
そして、その共通言語がチーム内で育っていき、
やがてカルチャーとしての言葉になります。
これはやればやるほどチームが良くなっていくことが理解できると思います。
3.はチーム等々ではなく、
定義されることによって言葉が育つということです。
様々な人が様々な場面でこの言葉を使うことによって、
その言葉がパワーを持ち始めます。
まさに流行語大賞に選ばれる言葉のように、
万人に影響を与える言葉となっていきます。
定義することは難しいことでもある
そもそも、言葉を定義することはそう簡単ではないでしょう。
なぜなら、一度決めたら責任を持ってその言葉を使用しなければいけなくなるからです。定義した言葉を放っておくことは、その人やチームが赤ちゃんを放棄しているのと同じくらいの感覚でOUTです。
チーム内やそのチームに関わっている人が「あの言葉を定義していたのに、もう意味がなくなってるね」言葉には力があるからこそ、それだけで信頼を失うことにもなりかねません。
結局定義はしたほうがいいの?
結論、言葉を定義し続けた方が良いと思います。それだけ、言葉を大切に扱って欲しいからです。自分が発する言葉に対しても同様に、言葉を大事にしてほしいし、大切にしたいと思います。
だからといって言葉を発しなくなるのではなく、トライし続けてみることが大切だと思います。たくさん失敗を繰り返して、素敵な言葉を定義し続けられるようになるだけで、人としての成長ができるのではないかと思います。
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