ジャニーズに入れば良かった。
ジャニーズに入れば大西流星くんに会えた。
大西流星くんとご飯に行けた。
吉本だからご飯に行くのは天津の向になってしまった。
ジャニーズに入れば良かった。
ジャニーズに入れば大西流星くんと温泉に旅行に行けた。
吉本だから温泉に行くのは天津の向になってしまった。
ジャニーズならば天津の向のノーマッスルボディーをみることはなかったのに。
しかもこちらが全てお金をだすハメになってしまった。
吉本の慣習である。
ジャニーズならば良い。
大西流星くんには奢る。
switchの本体をまるでソフトのように何個も買ってあげたのに。
誰が悪いのか。
天津の向ではない。
もちろん大西流星くんではない。
宇治原史規である。
こいつのせいだ。
こいつのせいで吉本になってしまった。
宇治原さんと一緒に仕事をすることは決めていた。
ただどの仕事をするかは決めていなかった。
宇治原さんに言った。
18歳。
宇治原さんに熱い想いを伝えた。
『将来。一緒に仕事しようぜ！』
宇治原さんはクシャクシャの笑みを浮かべこう言った。
『いいよ！』
宇治原さんのクシャクシャの笑みを見てこう思ったんだ。
【ジャニーズは無理やな】