チャイコフスキー:くるみ割り人形 組曲 Op.71a

00:00 I. Overture
03:52 II. March
06:38 III. Dance of the Sugar-plum Fairy
08:25 IV. Russian Dance, "Trepak"
09:39 V. Arabian Dance
13:33 VI. Chinese Dance
14:41 VII. Danses de miritons
17:06 VIII. Waltz of the Flowers

演奏者ページ DuPage Symphony Orchestra (orchestra)
Barbara Schubert (conductor)
公開者情報 DuPage, IL: DuPage Symphony Orchestra
著作権 Creative Commons Attribution Non-commercial No Derivatives 3.0
備考 Performed 12 December 2010, Wentz Concert Hall, Naperville. From archive.org.

In this video, we are going to watch a performance of the ballet "The Nutcracker" choreographed by Marius Petipa and Lev Ivanov with a score by Pyotr Ilyich Tchaikovsky. This ballet is one of the most iconic and well-known works of Tchaikovsky, and it is sure to delight audiences of all ages.

If you're a fan of ballet and want to see a beautiful performance of one of Tchaikovsky's most iconic works, be sure to watch this video! We'll cover all the key aspects of this ballet, from the choreography to the music. So if you're ever in the mood for a beautiful ballet performance, be sure to watch

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『くるみ割り人形』(くるみわりにんぎょう、露: Щелкунчик, 仏: Casse-Noisette, 英: The Nutcracker)は、ピョートル・チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽(作品71)、およびそれを用いたバレエ作品である。チャイコフスキーが手掛けた最後のバレエ音楽であり、1892年にサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で初演された。

本作は、クリスマス・イヴにくるみ割り人形を贈られた少女が、人形と共に夢の世界を旅するという物語である。原作は、ドイツのE.T.A.ホフマンによる童話『くるみ割り人形とねずみの王様』を、アレクサンドル・デュマ・ペールがフランス語に翻案した『はしばみ割り物語』である。

クリスマスにちなんだ作品であることから毎年クリスマス・シーズンには世界中で盛んに上演される。クラシック・バレエを代表する作品の一つであり、同じくチャイコフスキーが作曲した『白鳥の湖』『眠れる森の美女』と共に「3大バレエ」とも呼ばれている。

物語
原作
バレエ『くるみ割り人形』の原作は、アレクサンドル・デュマ・ペールによる童話『はしばみ割り物語』(仏: Histoire d’un casse-noisette、1844年)である。この童話は、ドイツのE.T.A.ホフマンによる『くるみ割り人形とねずみの王様』(独: Nußknacker und Mausekönig、1816年)を、デュマがフランス語に翻案した作品であり、あらすじは以下の通りである。

舞台はドイツのニュルンベルク。7歳半の少女マリーは、クリスマス・プレゼントにくるみ割り人形をもらうが、兄のフリッツが人形の顎を壊してしまう。マリーはくるみ割り人形を優しく看病する。その夜、マリーの部屋にネズミの大群が現われ、人形たちと戦争を始める。マリーはくるみ割り人形に加勢するが、怪我をして気を失う。翌朝ベッドで目覚めたマリーは、昨晩の出来事を家族に話すが信じてもらえない。

そんなマリーに対し、伯父のドロッセルマイヤーは『堅いくるみとピルリパータ王女の物語』を話して聞かせる。美しい王女ピルリパータは、ネズミの呪いで醜い姿に変えられた。王に呪いを解くよう命じられた職人ドロッセルマイヤーは、甥のナタニエルが割った堅いくるみを王女に食べさせ、王女を元の姿に戻すことに成功するが、代わりにナタニエルが醜い姿になる。ナタニエルの呪いが解けるのは、彼がネズミの王様を倒した上で、美しい女性から愛されたときだけである。この話を聞いたマリーは、あのくるみ割り人形こそがナタニエルなのだと確信する。

その後、マリーの部屋に再びネズミが現れるようになる。するとくるみ割り人形は、自分に剣を授けてほしいとマリーに頼み、その剣でネズミの王様を倒す。くるみ割り人形は、自分が治めるおもちゃの国にマリーを招待する。2人は氷砂糖の野原やクリスマスの森、オレンジエードの川などを通り過ぎてケーキの宮殿へと辿り着き、くるみ割り人形の妹である王女たちの歓待を受けるが、それはマリーの見た夢にすぎなかった。現実の世界に戻ってしばらく経ったある時、マリーはくるみ割り人形に「あなたを心から愛している」と話しかける。その途端マリーは気を失い、目覚めると、ドロッセルマイヤーが甥の少年を連れてきていた。少年はマリーに対し、自分はナタニエルであり、マリーのおかげで呪いが解けたのだと告げて求婚する。2人は再びお菓子でできた国へと向かい、結婚式を挙げる。

主な登場人物

くるみ割り人形
クララ(またはマーシャ、マリー)- 主人公の少女。
ドロッセルマイヤー - クララの名付け親。
くるみ割り人形 - ドロッセルマイヤーがクララに贈った人形。
金平糖の精(またはドラジェの精、シュガープラムの精) - お菓子の国の女王。
あらすじ
演出によって物語の展開に相違があるが、あらすじは概ね次のような内容である。

第1幕第1場

第1幕第1場 ねずみと兵隊人形の戦い
主人公クララのいるシュタールバウム家では、友人たちを招いてクリスマス・イヴのパーティーが開かれている。招待客の中には、クララの名付け親のドロッセルマイヤーもいる。ドロッセルマイヤーは、子供たちに手品や人形芝居を見せて驚かせた後、不格好なくるみ割り人形を取り出す。クララはなぜかその人形が気に入り、ドロッセルマイヤーに頼んでプレゼントしてもらう。クララの弟(兄)のフリッツが人形を横取りして壊してしまうが、ドロッセルマイヤーが修理する。やがてパーティーは終わりとなり、客たちは家路につく。

真夜中、くるみ割り人形のことが気になったクララは、人形が置かれている大広間のクリスマスツリーの元へと降りていく。その時、時計が12時を打ち、クララの体がみるみる縮んでいく(舞台ではクリスマスツリーが大きくなることで表現される)。そこへねずみの大群が押し寄せ、くるみ割り人形の指揮する兵隊人形たちと戦争を始める。戦いはくるみ割り人形とねずみの王様の一騎討ちとなり、くるみ割り人形は窮地に陥るが、クララがとっさに投げつけたスリッパがねずみの王様に命中する。その隙にくるみ割り人形はねずみの王様を倒し、ねずみ軍は退散する。クララは倒れたくるみ割り人形を心配するが、起き上がったくるみ割り人形は、凛々しい王子の姿に変わっていた。

第1幕第2場

第1幕第2場 雪片の群舞
くるみ割り人形は自分を救ってくれたクララに感謝し、その礼にお菓子の国へと招待する。2人は雪が舞う森を抜けて、お菓子の国へと向かう。

第2幕

第2幕 グラン・パ・ド・ドゥ
お菓子の国に到着した2人は、女王である金平糖の精に迎えられる。クララを歓迎するため、チョコレート、コーヒー、お茶、キャンディなどのお菓子の精たちが次々と踊りを繰り広げ、最後は金平糖の精と王子がグラン・パ・ド・ドゥを披露する。しかし、楽しい夢はやがて終わりを迎える。朝が訪れ、自分の家で目を覚ましたクララは、傍らのくるみ割り人形を優しく抱きしめる。

作品構成

全曲の演奏時間は約1時間25分(第1幕約45分、第2幕約40分)である。以下、譜面に明記された各曲のフランス語名称[37]の日本語訳と、【 】内に音盤などで慣例的に用いられている名称、[ ]内に説明を記す。

序曲 (Ouverture)
第1幕
第1曲 情景 (Scène) 【クリスマスツリー】
第2曲 行進曲 (Marche)
第3曲 子供たちの小ギャロップと両親の登場 (Petit galop des enfants et entrée des parents)
第4曲 踊りの情景 (Scène dansante) 【ドロッセルマイヤーの贈り物】(Distribution des cadeaux)
第5曲 情景と祖父の踊り (Scène et danse du grand-père)
第6曲 情景 (Scène) 【招待客の帰宅、そして夜】(Départ des invités - Nuit)
第7曲 情景 (Scène) 【くるみ割り人形とねずみの王様の戦い】(La Bataille)
第8曲 情景 (Scène) 【松林の踊り】(Une forêt de sapins en hiver)
第9曲 雪片のワルツ (Valse des flocons de neige)
第2幕
第10曲 情景 (Scène) 【お菓子の国の魔法の城】(Le Palais enchanté du Royaume des Délices)
第11曲 情景 (Scène) 【クララと王子の登場】(L'Arrivée de Casse-noisette et de Clara)
第12曲 ディヴェルティスマン (Divertissement) [登場人物たちの踊り]
チョコレート (Le Chocolat - Danse espagnole) 【スペインの踊り】 [ボレロ]
コーヒー (Le Café - Danse arabe) 【アラビアの踊り】
お茶 (Le Thé - Danse chinoise) 【中国の踊り】
トレパック (Trépak - Danse russe) 【ロシアの踊り】
葦笛 (Les Mirlitons) 【フランスの踊り】
ジゴーニュ小母さんと道化たち (La Mère Gigogne et les Polichinelles)
第13曲 花のワルツ (Valse des fleurs)
第14曲 パ・ド・ドゥ (Pas de deux) 【金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ】
【アダージョ】
ヴァリアシオン I (Var. I)[タランテラ]
ヴァリアシオン II 金平糖の精の踊り (Var.II Danse de la Fée-Dragée)
コーダ (Coda)
第15曲 終幕のワルツとアポテオーズ (Valse finale et apothéose)
#チャイコフスキー ,#くるみ割り人形,#tchaikovsky,#Op71a

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