見出し画像

長年の悩みが深くなる日2~だから「空間」って

仕事外では「何も悩んでない、脳天気な人」と見えてますが、仕事ではいつも何か考えて悩んで手を動かしてみて、の繰り返しです。下記でも書きました、ここ1~2年(通称:長年)の悩み事シリーズ第2弾です。

わかりやすく例をあげます。あなたがとある駅前にいたとします。そこではいろいろな人が行き交います。どこの誰だかわかりませんが、その時、その場所にいたことは誰にでも共有されています。なぜなら「空間」は誰のものでも無いからです。たまたま、その空間に知り合いがいることもあるでしょう。それは単なる偶然で、それも含めた日常の空間です。あなたに対して、「私の方を見ないでください、なぜなら私には肖像権があります」とか言う人はいないですよね。なぜならこれは日常で、普通のことだからです。
その空間に、姿カタチは見えない人がいる。それが、【どこでもドア】が提供している空間で、その場所・その時刻にいる人です。その人も、空間内に存在する数多の人と同じです。リアルの空間内に存在している数多の人物に、一人、姿カタチは見えない人が増えるだけのことです。「空間を共有する」ってそういうことです。
ところが、それを従来の「撮影⇒映像配信」という考えだけで判断してしまうと、「撮影禁止」ということが起こります。何なんでしょう、この「撮影禁止」ってヤツ。。

お手上げ状態

これまで数え切れないほど、この「撮影禁止」という、昔の慣習が理由で拒まれてきました。「そこで見る分には構わないが、撮影はダメ」という、私からすると謎の理屈なんです。。
一番多かったケースは、飲食店、特に夜のお店です。オーナーや店長からPRに撮影したいと相談を受けるケースです。そこで働いている人の多くは内緒で働いています(そもそも内緒にしないといけない仕事ではないのに、世間の偏見がいまだに残っていて…という問題は別の機会に)。だから、撮影はNGとなります。いいお店なのに。。
でも、そこには多くのお客さんが来ます。そのお客さんには働いている人の顔はほとんど見ることができます。つまり、内緒と言っても事実上は内緒ではありません。写真を撮らないことで「広まりにくい」とは思いますが、多くの方が実際に見れば、積み重なって、そこで働いていることは自然と広まり、気付けば周知の事実となります。そんなもんです。
まぁ、このケースのように明確に「そこにいることを明確に知られたくない人」がいる場合は、百歩譲ってそれを尊重するのは理解しています。一方で理解ができないのは、公園や公共施設等の撮影禁止です。その空間を共有することになる入場者は制限なし、でも撮影はNG。入場無料の空間でも撮影禁止は多々あります。これは早く解決してほしい問題だけれど、前日のnoteで書いたのと同じ文脈で「空間」って理解をしてもらわないと難しそうです。

「空間」と言われても、私も専門家でも学者でもないので難しい話をするつもりは全くありませんが、誰もが日常で接しているのに、その言葉自体はほとんど使うこともないですね(そこが、私が「Vision Pro」で「空間コンピューティング」という言葉を使い始めたAppleに期待しているところ)。
このnoteや各種SNSでも盛んに私一人で愚痴っているメタバースのことを「3D仮想」空間ではなく3D仮想「空間」だ、ってことも同じ文脈です。あくまでもメタバース時代はみんなに提供するのは「空間」であって、映像ではないってことです。なので、「配信」って言葉も使わないです。(物理的に平面しか提供できない)PCやスマホの画面では(よほど優れた空間認知能力を持つ特集人以外は)空間を認識することは難しいので、メタバースを楽しむならHMD(VRゴーグル)ということも同じ文脈です。

行ってみたい場所をVRで気軽に下見

「空間」を理解してもらうのに、なにか良い言葉があればぜひ教えてほしいなと思う一方で、Appleさんには非常に期待をしているのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?