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GOTO待ち?

訪日ラボさんで興味深いアンケート結果が公開されたので、少し思ったことをまとめてみました。日本国内の観光業界・旅行業界のアンケート結果です。

コロナ禍の旅行・観光業界

冒頭から批判を承知で厳しめなコメントをしてしまうと、(良い悪いは別として)コロナ禍において、国内の旅行・観光業界は(平たく言えば)何もせずに耐え忍んでいた、というのが実情のようです。コロナ禍と言われて既に1年半以上が経過しています。ビジネスとは本来、止めてはならないもの。人間が血が止まったら死んでしまうのと同じ。会社は事業を継続して無ければ死んでしまいます。なので、1年半以上も経過しているので、(コロナで移動ができない、旅行ができないとなっていようが)何かしらやってないとならないわけです。でも、多くは「地方の観光産業は悲惨な状況です」とのこと。そうでなければ下のようなアンケート結果にはならないと思います。

政府へ要望

3つ目はわかります。「自分で生きるから好きにさせてくれ」です。でも、1つ目と2つ目は要するに「お客ちょうだい、お金ちょうだい」です。1年半の間に生きる術を見い出していなかった結果がここに現れている気がします。

GOTO再開希望

もちろん、旅行に行くことが悪いとは全く思ってないんですが、国(つまり税金の使い途)が特定の業界の支援に絞ってワイワイやるのは、健全ではないんですよね。民間事業者は陳情して補助金の恩恵に預かるビジネスモデルでなく、消費者のニーズやペインを掴んで、それに応えることで収益を得るのが本筋だと思ってます(今、時代は昭和でも平成でもなく令和です)。
このコロナ禍のタイミングこそが、従来のビジネスモデルから脱却して前進する絶好の機会なんだけど、既得権益ってのは持ってしまうと手放せないもので、結果として「元に戻ることを」待ってしまうんでしょうね。。

待つのが正解?

では、どうしていたのかと言うと、体力的に余裕があったので耐えていた、ということでしょう。これはある意味で素晴らしいとも思います。体力的な余裕がなく、常にギリギリのところでその日暮らしをしていたら、とっくに即死です。従業員を解雇してみたり、経費をとにかく節約して、耐えて耐えて、耐え忍んでいた、ということでしょう。
ですが、それで良かったのかと言うと、私はあえて「ダメでしょう」と提唱させていただきます。コロナ前にしっかりと体力を蓄えておいた(儲けまくっていた)ことは、それは素晴らしいことです。インバウンド需要の大波もあって、稼ぎに稼ぎまくっていただろうと思います。特に規制がかかる前は中国からのドラッグストア巡りツアーはスゴかった!日本の美容関連商品のクオリティが高いことを知らされましたね。

インバウンド

インバウンドはあまりに儲かったので、やはり復活を待つ声は大きいようです。

インバウンド復活希望

外国人観光客を接客するために、外国語を話せるスタッフを雇用したり、外国の方が読めるようにPOPは常に多言語で作ったり、店頭に(無いよりは良いだろ的に)ポケトークを置いてみたり、いろいろと準備をしてドンドン伸ばすぞ、と言ってる矢先のコロナでした。そしたら、ECに一気にシフトするのは当然の流れですよね。「商品を仕入れて売る」のがビジネスであれば、売る場所にお客さんが来なくなったら、場所を変えるのは当然です。「ECなんて」と10年以上言い続けてきた会社も、そんなこと言ってられなくなりました。店頭にお客さんは来ない(行きたくても自粛しろと言われて来れない)んですから。

インターネットって(えっ?)

そもそもですが、忘れてる人も知らない人もいないはずですが、インターネットって、距離や時間の制約を無くして世界が繋がる、画期的な技術です。登場して以降、既に誰もがその恩恵を受けています。誰もが手にすることができているサービスです。こんなに素晴らしい技術なのに、インターネットを使わない業種が存在していることの方が逆に不思議だったりします。我先にと、どの業種も取り組むかと思いきや、これも既にこの20年ぐらいの歴史で明らかになってますが、できるだけそうしたくない意向がホントに強いです。将来的にそうなることは分かっていても、「徐々に徐々に」を選択してきたのが実績です。ECが当たり前になるのに何年掛かったでしょうか。銀行口座を作るのに店頭に印鑑と身分証明書を持っていかないと作れない時代が終わるのに何年掛かったでしょうか。。でも、やってみたら「ネットで完結しないなんて不便だ!」って誰もが言い出すのが日本っぽかったりもします。そんな過去を振り返れば、且つ、コロナ禍で今まで通りにできない産業がデジタル化に振り切らないのは、正直、異様な光景にさえ見えていまいます。そんな産業の一つが旅行だと思っています。今さらですがインターネットを使って、時間や距離の壁を無くして、世界が繋がり、旅行というサービスがグレードアップするのに、最適なタイミングがこのコロナ禍でもあります。

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グローバル社会での観光業

旅行・観光という産業がコロナ禍という絶好のタイミングを逃して、上記のように「大変です!」と言い続けている現状に、ホントに嫌気が差していました。そして、言い方は悪いけれど、何もせずにただただコロナ収束を待ち、インバウンド復活を待ち、GOTOトラベル再開を待ち、、、あまりにも世界との差が大きくなりすぎたと思ってます。テクノロジーの進化を積極的に取り入れることから目を背けて、(実は既に来ている)これからのホントの意味でのグローバル社会に生き残っていくのは不可能だと思います。

【VRトリップ】と同じサービスが現在、弊社以外に、他には存在しないことに逆に不安を覚えます。インターネットが登場して20年以上が経った今、そのメリットを活かした、時間と距離の壁を無くしたサービスが旅行・観光の業界にも登場したことは遅すぎたかも知れませんが必然だったに違いありません。そういう意味でも、コロナ禍は絶好のタイミングを齎してくれたと思います。弊社グループが長年、得意としてきた翻訳の技術を導入して、時間・距離の壁だけでなく、言語の壁も取っ払ってしまったことは、数年後には大きなインパクトとして日本だけでなく世界から評価されることを確信しています。それぐらい、実は実は、衝撃的なサービスなのが【VRトリップ】なんです。VRが持つ「没入感」だけでもホントにスゴいことですが、上記のようないくつもの壁を無くしてしまったことは、後から評価されるに違いありません。まだまだ世間では知られていないですが、誕生のその瞬間に関われたことはホントに幸せです。

だから言いよる~

絶景2-1600-900

長々と書きましたが、GOTO待ちの雰囲気にホントに危機感を持っていて、私が今、個人で10億円ぐらいお金が余っていたら、全力で【VRトリップ】を日本だけでなく世界中でプロモーションして、一気に誰もが知る存在にすると思います。とにかく、コロナ以降、世の中の情報(特にネット上)が溢れすぎていて、ありきたりの広告やマーケティング手法が効かなくなっています。なかなか良いサービスが一般に目に触れる、耳にする、ということが難しい時代です。このように地道にSNSで発信することも大事ですし、何かのきっかけで火が付くこともあり得ると思っています。が、時間は有限で、できるだけ早いタイミングで認知されて、評価されて、改善を重ねて、更に評価されて、を一気に進めないと大資本に圧倒されてしまうのがここ10年ぐらいのスタートアップの常です。そんな状況に画期的なサービスが誕生したことをまずは一人でも多くの方に知っていただきたい。試していただきたい。評価していただきたい。そんな【VRトリップ】です。

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