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観光DXはどこへ向かいますか?

日本有数の観光地「日光」が修学旅行の事前学習にメタバースを活用したニュース。

私は東京の公立小学校卒なので、修学旅行は当然、日光。東照宮や華厳の滝です。事前学習は、極めて不真面目だったのでやった記憶すら無いけれど、今、客観的に大人として思うと、修学旅行とは言え、コツコツ積み立てた費用を掛けて行われる貴重な機会なので、生徒たちにも有意義に参加してもらいたい。(私のような不真面目な生徒もいれば、歴史や伝統に関心がある生徒もいるので)それぞれ、求めることは違うけれど、「実際の旅行に向けて期待を高める」って効果は事前学習に必要なことだと思います。

コロナ禍からやってました

観光旅行でも下調べは一定、必要ですし、修学旅行ともなれば、なおさら事前の学習・情報は重要です。テクノロジーの進化を受けて、メタバースとやらを活用してみよう、という発想は間違ってないと思います。↑の写真のように、コロナ禍においても、弊社では学校や、修学旅行を取り扱う旅行会社などにVR修学旅行を提案していた経緯もあります。コロナ禍においては「やらない」という信じられない選択をする学校もあり、先生方からの熱い要望はあったのですが、実現には至らず。。その後、コロナ対策が必要なくなり、今までと同じスタイルに戻ってしまいましたので、VR活用は、旅行そのものではなく下見・事前準備に活用する提案をしてきました。

旅行の下見はVRで

何が言いたいのかと言うと、自治体や業者目線でなく、生徒目線で考えてみてくださいと思います。記事にあるようなCG空間にパソコンやスマホで入って、情報をクリックして画像や動画を見る。これは、通常のWEBサイトでやれることと何も変わりなく、今まででもできてることだし、学校が事前学習と言わなくても誰でも普通にできること。そうではなく、実際に足を運ぶことが決まっているのですから、せっかくの修学旅行に向けての事前学習で期待を高める体験を提供して、現地に行った際に五感をフルに使ってMAX体験が実現する。そんな事前学習でないと、意味がないと思ってしまいます。。

どこでもドアで旅行体験のイメージ

視覚と聴覚を独占して、(個人の印象では)8割程度までの体験ができます(WEBサイトで30~40%、YOUTUBE動画で50%程度)。期待度を高めて、あとは現地の空気や雰囲気、匂いなどで五感をフル活用したら修学旅行が最高の思い出となって生徒たちの印象にも残り続けます。そんな修学旅行にするために、実写映像の中に入る体験を提供してあげたいな、CG空間に入っても新たに何も得られないだろうな、と思ったニュースでした。


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