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エビングハウスの忘却曲線 学級通信『Sagittarius』vol.6 2021.4.16発行

エビングハウスの忘却曲線

 今日のテーマは“エビングハウスの忘却曲線”です。めちゃくちゃ難しそうでしょ?でも大丈夫。スーパーかみ砕いて説明しますね。この“エビングハウスの忘却曲線”はスーパー要約すると,「人は覚えたことをすぐ忘れちゃうよ~」ってお話なんです。人が何かを学んだ時,
  20分後に42%忘れる   1時間後に56%忘れる
  1日後に67%忘れる    2日後に72%忘れる
  6日後に75%忘れる    31日後に79%忘れる
というデータが出ているんです。なんだか勉強することに絶望しちゃいますよね。
 これを言い換えると“短期記憶”は一瞬で抜けちゃうってことです。キミたちの入試本番は冬なわけですから,覚えた知識を1年弱ほど残さなきゃいけないわけです。つまり“短期記憶”じゃなくて,“長期記憶”にしようぜって話。そこで,“エビングハウスの忘却曲線”の活用です。

 まずは上の図を見てみましょう。濃く太い線はキミたちの記憶です。まず,単語帳を開いて単語を覚えます。その時点は記憶が100%のところにあります。このまま復習せずにいると,黒の線通りドンドコ忘れちゃいます。これこそが“エビングハウスの忘却曲線”です。じゃあどうするか。
 まず,学習した後,24時間以内に10分復習をすると,記憶は100%に戻ります。さらに素晴らしいことに,次回の復習は1週間以内に,たった5分するだけで記憶がよみがえるのです。さらに1ヶ月以内に2~4分復習すると,記憶はまた復活します。
 すごくないすか?タイミングさえ間違えなければ,数分の復習だけで1ヶ月後まで忘れずにいられるんです。エビング的には79%も忘れるはずだったのに!5分の復習と2~4分の復習なんて,電車でもいいし,昼休みでもいいんだから,ユー隙間時間にやっちゃいなよ!
 てことなんで,これから単語やイディオムの暗記はテストの1週間前にやりましょう。簡単な単語テストなら,直前に覚えるだけで,追試とはおさらばできますが,それじゃあ意味なくないってことなんです。ではまとめておきましょう!
 ①テスト1週間前に覚える。
 ②覚えた24時間以内に10分復習
 ③テスト当日に5分復習

 このステップを踏むだけで,確実に成績が上がります!絶対です!ぜっっっっっった~~~~~い!!!
 ここからが,キミたちの学びです。キミたちの苦手は,“新しい方法を試すこと”です。
 「絶対無理やって~」「私には合わへんて~」「私なりのやり方があるし~」「それな~」
 ここから卒業しましょう。厳しい言い方ですが,自分なりのやり方で成績が上がらんかったんじゃないですか?それなのに新しいやり方を否定しますか?何か根拠がありますか?
 新しいことにトライするのは誰だって怖いです。私だって初めての一般入試クラスで怖くて怖くて仕方ありません。でも,新しい環境で新しいトライをしてみましょうよ!キミたちなら絶対できますって!ぜっっっっっった~~~~~い!!! 


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