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遊具の構造的完全性について、

おはようございます。本日も良い一日になりますことを願っております。

遊具の構造的完全性(Stractual Integrity)について記述いたします。

構造的完全性(Stractual Integrity)とは、設計時に想定される荷重によって破壊、変形​​、または疲労による破損が生じないように耐えうる構造の能力を指します。予定される製品寿命の間、意図されたその製品機能を損失することなく利用できる様に製造ためのエンジニアリングで使用される概念になります。

構造的完全性(Stractual Integrity)

遊具においては、意図した組み合わせの最悪の事態に対しての構造的完全性が証明されなければなりません。

遊具の安定性を含む構造的完全性は、次のいずれかによって評価されなければなりません。
a)附属書A及びBに準ずる算出
b)附属書Cに従った物理的試験
c)a)とb)の組み合わせ
附属書Bに基づいて計算を行う場合、B.2に規定する荷重の組合せにおいて、限界状態を超えないものとする。
附属書Cに従って試験した場合、遊具に亀裂や破損、過度の永久変形(C.1.2 参照)が見られないものとする。各構造物は、附属書Cに記載されているように、遊具や遊具部材に作用する永久荷重及び変動荷重の両方に耐えなければなりません。

遊具の安定性が1本の支柱に依存している場合は、以下を目的とした建築が行われる必要があります。
-       安定性に関わる部材の腐朽や腐食を最小限に抑える
-       劣化を制御することを可能にすると伴に必要な際の使用停止を可能にする
- 正しく維持管理された場合、予期された点検期間内は倒壊することなく使用される

注記1:遊具には偶発的な荷重、すなわち、火災、車両による衝突または地震によって生じる荷重を考慮する必要はありません。

注記2:疲労に関連する荷重は、一般に、B.2 に従って計算した場合、適切な荷重係数と組み合わせた荷重よりもはるかに小さなります。したがって、一般に遊具は疲労(度)を検証する必要はありません。

注記3:設置段階の単一支柱の遊具においては、腐朽や劣化を制御するために基礎へのアクセスを考慮することを勧めています。衝撃減衰(吸収)(地)表面材の材料選択が、基礎の点検に影響する可能性があるためです。
構造部品は最悪の場合の荷重条件に耐えなければなりません。

注記4:これを達成するには、図7に示す通り、都合の良い結果をもたらす利用者荷重の一部を取り除く必要がある場合もあります。

(附属書A・B・Cについては後日詳細を記述できる機会に説明させて頂ければと存じます。)

BSI EN-1176-1: 2017(17-18頁)より抜粋